HOME > ニュース > フォステクス、リスニング向けに最適化したセミオープン型平面駆動ヘッドホン「T60RPmk2」

ハウジングは天然の黒胡桃無垢材を採用

フォステクス、リスニング向けに最適化したセミオープン型平面駆動ヘッドホン「T60RPmk2」

公開日 2025/04/18 13:50 編集部:松原ひな子
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

フォステクスカンパニーは、黒胡桃無垢材のハウジングに独自の平面振動板ドライバーを搭載したヘッドホン「T60RPmk2」を4月下旬に発売する。価格はオープンだが、市場では税込64,350円前後での実売が予想される。

「T60RPmk2」


T60RPmk2は、プロ用のモニターヘッドホンとして世界の音楽スタジオに採用される “RPシリーズ” において、リスニング向けにチューニングを施した「T60RP」の後継モデル。独自の全面駆動型平面振動板を備える「RPドライバー」の第4世代を搭載し、ハウジングデザインも一新。緻密な音響調整を施した、リスニング用平面振動板ヘッドホンの次世代モデルとアピールする。

第4世代のRPドライバーは、平面振動板の振動領域の拡大と均一化のため、振動板を挟み込むマグネットを増量、プリンテッドコイルのパターン形状を新設計した。さらに磁気回路の構成部品も一新して磁束分布を最適化。振動板の不要共振を抑えることで、鋭いレスポンスでの音の立ち上がり/立ち下がりを実現しているという。

感度を向上させ、モニタリングしやすい滑らかな周波数特性、優れた過渡特性も達成。重低音域から高音域まで正確かつ繊細な再生を可能とし、正確な定位感と音場の再現能力を高めたとする。また、従来同様に自社工場での一貫製造を行い、安定した品質を確保している。

ハウジングはセミオープン型。美しい木目で天然の質感を楽しめる黒胡桃無垢材を採用し、削り出しで成型している。装着感を追求した低反発のアラウンドイヤー型イヤーパッドを備え、長時間にわたるリスニングでも快適に使用できるとしている。

左右のハウジングにコネクターを装備し、付属ケーブルは高音質OFC導体を用いた新開発のYケーブルを採用。コネクター形状は3.5mm 2極プラグとなる。長さは約2m。

左右のハウジングに3.5mm 2極コネクターを装備

 

再生周波数帯域は10Hz - 40kHz、インピーダンスは28Ω、感度は96dB/mW、最大入力は3,000mW。上述のケーブルに加え、3.5mm to 6.3mmステレオフォーン変換アダプターが付属する。

このほか別売のオプションとして、4.4mmバランスケーブル「ET-RP4.4BL2Y」をラインナップ。また東レ製Ultrasuedeを採用した交換用イヤーパッド「EX-EP-RP-SUEDE」に対応する。

・「ET-RP4.4BL2Y」(4.4mmバランスケーブル):税込11,880円前後
・「EX-EP-RP-SUEDE」(イヤーパッド):税込13,200円前後

「ET-RP4.4BL2Y」

 

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック