HOME > ニュース > AV&ホームシアターニュース
水月雨、フラグシップクラスのインナーイヤー型イヤホン「PAVANE」。5.5万円
水月雨(MOONDROP)は、フラグシップクラスのインナーイヤー型イヤホン「PAVANE」、およびカナル型イヤホン「Aria 2 真紅」を8月29日に発売する。価格はオープンだが、PAVANEは55,000円前後、Aria 2 真紅は17,000円前後での実売が予想される。価格は全て税込。
PAVANEは、新設計の13.5mm外磁式ダイナミック型ドライバーを搭載。超高磁束密度のN55マグネットを使用した外磁式構造の採用により、優れたエネルギー変換効率を実現している。また従来モデルで採用してきたダイナミック型ドライバーのノウハウを活かしながらも、大型有限要素解析システムを用いることで完成度を高めている。
ダイナミック型ドライバーには、高剛性/高ダンピング/超軽量という特性を持ったDLCを含む第3世代の「DLCポリマードーム複合振動板」が投入されており、従来のベリリウム振動板よりもディテール/解像度/ダイナミックレンジ/高域の伸びといった面で、高い音響特性を叶えている。再生周波数帯域は20Hz – 20kHz、感度は177dB、インピーダンスは26Ω、全高調波歪率は0.05%。
音質チューニングでは、音響測定システム「B&K 5128」を導入し、実際の耳道と耳介構造を模倣した性能検証を実施。その効果もあって、PAVANEでは豊かで優雅な音色とディテールの表現、心地よい音の柔らかさを確立できたとアピールする。
ケーブルは、銀メッキ単結晶銅ケーブルを付属しており、3.5mm(アンバランス)/4.4mm(バランス)の精密交換プラグも同梱する。
Aria 2 真紅は、同ブランドのラインナップの中でもコストパフォーマンスの高さから人気を博すカナル型イヤホン「Aria 2」に、“真紅” カラーを纏わせた特別仕様モデル。表面には最新のメッキ加工処理技術が施されており、質感ならびに耐久性を向上させている。
特許を取得した、独自開発の内外複合磁気回路+複合独立真鍮チャンバー構造のダイナミック型ドライバーを継承することで、優れた音響性能を保持。特殊なワイドダイナミックレンジ・ロングストローク・低歪み対象磁気回路とキャビティ共振制御システムが組み合わさっている。
振動板に次世代型「TiNセラミックドーム複合振動板」を搭載しており、従来の金属コーティング振動板を比較して、フラットかつ伸びのある高域特性、低歪みで滑らかなサウンドを実現。再生周波数帯域は16Hz – 22kHz、感度は122dB、インピーダンスは33Ω、全高調波歪率は0.05%としている。
筐体は、高精度な合金鋳造によって成形、CNC加工による精密な彫刻仕上げを施している。さらにカスタムネジでの固定、接着剤不使用の構造にすることで経年劣化や衝撃による破損リスクを大幅に軽減させたという。高精度CNC加工による削り出し真鍮製パーツは剛性が高く、不要な共振を抑制するため、クリアな音質に繋がっているという。
金メッキ真鍮製音響ノズルの先端には、工具不要で取り外せる新世代の交換式音響フィルターを採用する。音質チューニングは「VDSF Target Response」と基に実施している。
イヤホン側のコネクター部は2Pin、プレーヤー型のプラグ部は3.5mm(アンバランス)仕様となっており、同社がラインナップする「Little White Bluetoothネックバンド型リケーブル」や “FreeDSPシリーズ” のUSB-DACリケーブルにも対応。別売のリケーブルを使用してBluetooth接続している場合は、コントロールアプリ「MOONDROP」によって、パラメトリックEQの設定で音質調整にも対応する。






























