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Apple Music、集中/リラックス/睡眠を助ける「サウンドセラピー」コンテンツを新導入
アップルは、ユニバーサルミュージックグループ(以下、UMG)との連携によって、同社の音楽ストリーミングサービスApple Musicに、新しいオーディオウェルネスコレクション「サウンドセラピー」を導入する。
サウンドセラピーは音波、音響心理学、認知科学などの研究と、UMG独自のオーディオ技術を活用したApple Musicの新しいオーディオコンテンツ。すでにアプリ内で配信されている楽曲に対して、アーティスト独自のビジョンを保ちながら、脳の特定の反応を促す音波をブレンドすることで、リスナーのリラックスや心の集中を補助する効果を付与しているという。
楽曲は「フォーカス」「リラックス」「スリープ」の3つのカテゴリーに分類して用意。フォーカスカテゴリーの楽曲は、ガンマ波のオーディトリービートを利用してリスナーが最適に集中できる状態になるよう補助、ホワイトノイズによって気の散るサウンドを隠すことで、認知力や集中力の向上をサポートするためにデザインしている。
リラックスカテゴリーの楽曲は、シータ波のオーディトリービートをブレンドしたり加えたりすることで、「気分を解放、究極のリラクゼーションを達成できる」とアピールする。
スリープカテゴリーの楽曲は、デルタ波のオーディトリービートまたはピンクノイズを加えることで、より深い睡眠を促すようにデザイン。ピンクノイズには、降雨や海の波のような自然音を利用している。
例として、睡眠導入の補助として、ケイティ・ペリーの『Double Rainbow』を夢見るような曲調にしたバージョン、集中力を高め作業効率をサポートするとしてイマジン・ドラゴンズの楽曲を挙げている。なお、Apple Musicでは、ゼイン・ロウによるサウンドセラピーコレクションの魅力と聴き方のドキュメンタリーが公開されている。
今回の連携について、UMGのエグゼクティブバイスプレジデント兼最高デジタル責任者のマイケル・ナッシュ氏は「UMGは長年にわたり、健康やウェルビーイングにおける音楽の役割を高めることに取り組んできた。音楽の力を活用してユーザーのウェルネスを向上させていく」とコメントを寄せた。































