公開日 2023/09/15 15:19

米ボーズ、空間オーディオ対応NCヘッドホン「QuietComfort Ultra Headphones」。“これまでで最も静か”

コンテンツ問わず空間化する「Bose Immersive Audio」
編集部:川田菜月
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米ボーズは、独自の空間オーディオに対応した新たなノイズキャンセリング対応ワイヤレスヘッドホン「QuietComfort Ultra Headphones」を発表した。カラーはBlackとWhite Smokeの2色。現在本国では予約注文を受け付けており、販売価格は429ドル。10月上旬発送予定としている。

「QuietComfort Ultra Headphones」Black

White Smokeもラインナップ

独自の空間オーディオ技術「Bose Immersive Audio」を搭載した点が大きな特長。コンテンツやソースに関係なくスピーカーで聴くような空間サウンドを実現し、自然かつ豊かで、広々とした臨場感あるサウンドを楽しめるとしている。

独自の空間オーディオ「Bose Immersive Audio」を搭載

さらに “世界最高クラス” とするノイズキャンセリング機能を搭載。「これまでのボーズ オーバーイヤーヘッドホンの中で最も静か」とアピールする。

ノイズキャンセリング技術には、高いフィット感によるパッシブな遮音性能と、アクティブノイズキャンセリング技術を活用。イヤーカップの内外のマイクが周囲の騒音を検知して、瞬時にノイズ低減することができる。

音楽再生モードには、上述の空間サウンドとノイズキャンセリング機能を活用した「Immersive Audio」と、高いノイズキャンセリングで音楽に没入できる「Quiet mode」、周囲の音を取り込みながら音楽再生できる「Aware mode」を用意する。

Immersive AudioとQuiet modeはいずれも、最大のノイズ低減効果を発揮する。Aware modeでは大きな音を検知するとノイズキャンセリングが機能するActiveSenseテクノロジーも備える。

完全ワイヤレスイヤホン「QuietComfort Earbuds II」で用いられた、パーソナライズ機能「CustomTune テクノロジー」を搭載。ユーザーの耳に合わせて形状を分析し、サウンドパフォーマンスを自動調整して最適な音質を提供するという。

また、独自のTriPortアコースティック ヘッドフォン構造を採用。外部ポートを利用してイヤーカップの空気の流れを最適化し、コンパクトサイズながらも音響ボリュームを効果的に拡大できるとする。

右側のイヤーカップに、Bluetooth/電源ボタン、多機能ボタン、そして音質調整が可能なボリュームトリップを用意。着脱検知機能も備える。

本体にはアダプティブ マイク システムを搭載。同マイクシステムが環境に応じて、背景音や風切り音などの騒音とユーザーの声を分離し、クリアな通話を実現する。さらにセルフボイス機能を使用することで、自分の声も自然な状態で聞くことができる。

デザイン面ではモダンかつ洗練された仕上がりに。高級感のある素材が用いられたとしており、フィット感も向上。「最高の快適さ」を提供するとしている。

折りたたみ機構を備え、コンパクトにケースへ収納可能

Bluetoothはバージョン5.3。連続再生時間はBose Immersive Audio使用時で最大18時間、通常再生では最大24時間に対応。Bose Musicアプリに対応し、EQやモードなどカスタマイズも可能となる。

ヘッドホン製品として他に、「QuietComfort Headphones」も登場。既存モデル「QuietComfort Headphones 45」の後継機で、価格は349ドル、9月21日より発送としている。カラーは3色で、Black/White Smokeに、Cypress Greenが加わった。

「QuietComfort Headphones」も登場。空間オーディオは非対応。写真のカラーはCypress Green

アクティブノイズキャンセリング機能を備え、Quiet modeと外音を取り込めるAware modeを搭載する。なお空間オーディオは非対応となる。

TriPort アコースティック ヘッドホン構造を採用。パワフルで忠実度の高いオーディオ再生を実現するとしている。本機もまたBose Musicアプリに対応、EQ機能などが利用できる。

アダプティブマイクシステム搭載でクリアな通話も可能。Bluetoothはバージョン5.1。マルチポイント機能やSpotify Tapなどに対応する。連続再生時間は最大24時間。

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