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公開日 2023/07/20 14:00

ヤマハ、Dolby Atmos対応のスタンダードサウンドバー。ワンボディの「SR-B30A」とサブウーファー付き「SR-B40A」

イコライザー機能「Tone Control」を新搭載
編集部:長濱行太朗
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ヤマハは、3DオーディオのDolby Atmosに対応したスタンダードクラスのサウンドバー「SR-B30A」と「SR-B40A」の2機種を発売する。サブウーファーを内蔵したワンボディタイプのSR-B30Aは9月上旬に、サブウーファーが付属する2ユニットタイプのSR-B40Aは8月上旬に発売を予定している。また、価格はオープンだが、市場ではどちらも税込の想定価格で、SR-B30Aが33,000円前後、SR-B40Aが50,600円前後での発売が予想される。なお、サウンドバー「SRシリーズ」にラインナップが追加されるのは、エントリークラスの「SR-C20A」の登場から約3年振り。

「SR-B30A」 ¥OPEN(予想実勢価格33,000円前後) 9月上旬発売予定

「SR-B40A」 ¥OPEN(予想実勢価格50,600円前後) 8月上旬発売予定

スタンダードクラスのサウンドバーながら、楽器や声を鳴らしきる「TONAL BALANCE(音色)」、静と動の対比によって明瞭な躍動感を表現する「DYNAMICS」、作品のニュアンスやムードを含めた空気感を表現する「SOUND IMAGE」、この3つの要素から成る、同社のホームオーディオ製品において一貫した音のフィロソフィーとして掲げる「TRUE SOUND」の思想を受け継いでいる。

SR-B30Aは筐体にサブウーファーも内蔵したワンボディタイプ、SR-B40Aはセンターユニット部とサブウーファーが分かれた2ユニットタイプとなるが、搭載機能は統一されている。

搭載しているアンプ部、スピーカーユニットについては、SR-B30AはフロントL/Rが30W×2、ビルトインサブウーファーが60W、ドーム防磁型・25mm トゥイーター×2基、コーン非防磁型・46mmウーファー×4基、コーン非防磁型・75mmビルトインサブウーファー×2基を搭載。

SR-B40Aは、フロントL/Rが50W×2、サブウーファーが100W、ドーム防磁型・25mm トゥイーター×2基、コーン非防磁型・46mmウーファー×4基、コーン非防磁型・160mmサブウーファー×1基を搭載する。

ヤマハのスタンダードクラスのサウンドバーとしては初めて3DオーディオフォーマットのDolby Atmosに対応したが、同社ならではのDolby Atmosの空間表現を突き詰めていったという。デコーダー機能は、Dolby Atmosの他にDolby TrueHD、Dolby Digital Plus、PCM(最大7.1ch)などに対応。DTSフォーマットのデコードには非対応としている。

入出力端子には、HDMI出力端子、光デジタル音声入力、アップデート専用のUSB入力を1基ずつ搭載。SR-B30Aのみサブウーファー出力を1基導入されている。HDMI端子は、eARC対応しているため、同じくeARC対応の4Kテレビなどと接続すれば、HDMIケーブルを1本接続するだけで、テレビなどの音声をサウンドバーから出力できる。また、HDMIケーブルもeARC対応している必要があるが、今回のサウンドバーには、eARC対応のHDMIケーブル(1.5m)が同梱されている。

SR-B30Aの背面端子部

SR-B40Aの背面端子部

従来モデルから搭載されている、声をクリアにリスナーに届ける「Clear Voice」、ベースブースター機能の「Bass Extension」といった2つの機能もブラッシュアップ。両機能とも「Dolby Audio Processor」による音声処理が採用された。

Clear Voiceは、小音量で声が聴き取りにくい場合でも声がクリアできるように調整でき、中域の音を持ち上げることで、前面に声が届くとしている。Bass Extensionは、同社のサウンドフィロソフィーである「TRUE SOUND」を軸とした音のバランスを崩すことなく、低域の調整を可能とした。リモコンには、「CLEAR VOICE」と「BASS EXT」のボタンが用意されており、オン/オフの切り替えられる。

SR-B30AとSR-B40Aのリモコン部

今回から新たにイコライザー機能「Tone Control」を導入。専用のコントロールアプリ「Sound Bar Remote」から、コンテンツ再生時の高音と低音に対してイコライザー操作ができ、高音と低音ともに±6の範囲で調整が可能となっている。また音声機能として、ムービー/ステレオ/スタンダード/ゲームの4種類から選べるサウンドモードも搭載する。

「Clear Voice」と「Bass Extension」は、アプリ「Sound Bar Remote」からもオン/オフの切り替えが可能

イコライザー機能の「Tone Control」は、専用コントロールアプリから調整できる

同社はスタンダードクラスの音質について、「現代のテレビは、放送番組やディスクメディアだけでなく、動画配信サービスに対応しているため、視聴される映像コンテンツのジャンルも幅広くなってきた。そういった市場の中、新モデル群では、例えばYouTuberの声をはっきりと聴きたい、音楽のライブ配信もしっかり楽しみたいユーザーの声に応えられる音質改善を行っている」とアピールする。

ワイヤレス機能では、Bluetooth接続に対応。バージョンはBluetooth Ver 5.1、音声コーデックはSBCとAACに対応する。Wi-FiやAlexa Voice Serviceなどの機能は非搭載。

ボディデザインも一新。前面に広がるようなデザインにすることで、サウンドバーからの音がユーザーの耳へとスムーズに届くように設計したとのこと。また背面部分をスリムにすることで、テレビの脚元に置きやすくし、壁掛けの場合では底面の汚れなどを目立ちにくくしているという。

Dolby Atmosの再生中、Bluetooth接続中などが、フロントパネルのインジゲーターのライトで確認可能

筐体の天面部には、入力切替とボリューム調整のボタンが設置されている

サブウーファーには、バスレフポート部分に曲線的な形状を施す「ラウンドフロントフェイス」という、同社の伝統を受け継いだデザインを導入している。

SR-B30Aはサブウーファー一体型のため、筐体側面にバスレフポートを備えている

SR-B40Aのサブウーファーは「ラウンドフロントフェイス」を採用。写真はハヤミ工産の壁寄せスタンド「KF-2900M」と組み合わせたイメージ

SR-B30Aは、消費電力が23WでHDMIコントロール+Bluetoothスタンバイオフ時の待機時消費電力が0.3W、外径寸法が910W×68H×133Dmm、質量が3.9kg。

SR-B40Aは、センターユニットの消費電力が25WでHDMIコントロール+Bluetoothスタンバイオフ時の待機時消費電力が0.3W、外形寸法が910W×68H×133Dmm、質量が2.9kg。サブウーファーは消費電力が20Wで待機時が0.8W、外径寸法が194W×419H×407Dmm、質量が8.1kg。

壁掛け取付用のプレートも同梱している

電源ケーブルの着脱に対応しており、メガネ型の端子を備える

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