公開日 2020/02/08 21:53

<ポタ研>JVCが新「スパイラルドット」を開発中/頭外定位イヤーピース「JIJU」に注目集まる

イベント会場ならではの高級ケーブル試聴も
編集部:成藤 正宣
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本日、東京・中野サンプラザにて開催されたポータブルオーディオイベント「ポタ研2020冬」。「ポータブルオーディオの楽しみ方を徹底的に追求する」本イベントでは、数々の新製品、発売前製品、試作機が集結した。

本稿では、JVC/ディーアンドエムホールディングス/WAGNUS./LIZER LABブースの模様をお届けする。

●JVCケンウッド

JVCケンウッドは、同社イヤホン向けに開発中のイヤーピース/ケーブルの試作機を出展。ユーザーからの意見を募集していた。

イヤーピース「スパイラルドット」の試作モデルや、イヤホン用バランスケーブルを参考出展した

イヤーピースは同社「スパイラルドット」シリーズの新製品として開発中のもので、スタンダードモデルより柔らかい素材を採用。形状も従来とは異なる傘の小さなシルエットで、装着感を重視しているという。ユーザーからの反応に応じて、素材や硬さ、形状を調節していくとしていた。

ケーブルは同社のフラグシップイヤホン「HA-FW10000」、および高級モデル「FDシリーズ」に採用されているケーブルと同じ導体でそれぞれ製作した、バランスケーブル2種を展示。プラグもそれぞれ3.5mm×2と4.4mm 5極の2種類が用意されていた。

●ディーアンドエムホールディングス

ディーアンドエムホールディングスは、同社の取り扱うデノン/B&W/DALI/KIMBER CABLEブランドの製品を出展。それぞれを組み合わせて試聴することができた。

デノン、B&W、DALIなどのヘッドホンがラインナップ

木製ハウジングを採用した、デノンのプレミアムヘッドホン“REAL WOODシリーズ”「AH-D9200」「AH-D7200」「AH-D5200」と、導体や長さのオーダーメイドにより10万円前後から80万円前後までのバリエーションを取り揃えるKIMBER CABLEのヘッドホンケーブル“AXIOSシリーズ”を自由に組み合わせて試聴できるのは、こうしたイベントの場ならでは。

クアルコムの最新Bluetoothコーデック・aptX Adaptiveに対応したB&Wのヘッドホン「PX7」「PX5」とイヤホン「PI4」「PI3」、およびDALI初のヘッドホン「IO6」「IO4」など、ノイズキャンセリング搭載/Bluetooth製品も充実。DALIのIOシリーズは、同ブランドのスピーカー中核モデル“OBERONシリーズ”などに通じる音質で、ブランドファンからも好評とのことだ。

DALIの「IOシリーズ」はスピーカーの雰囲気を引き継いだ音質が好評

●WAGNUS.

WAGNUS.は、同社が製作したイヤホンケーブルや取り扱うNoble Audio製カスタムIEMなどを出展した。

手に入りにくい素材で製作したケーブルや、Noble AudioのカスタムIEMを展示

2月20日より発売する新製品として先行展示されていたのが、1970年代のすずメッキ線を導体に採用した「Olivarum」。アナログオーディオを思わせる、いわゆる温かみのある音質傾向が特徴で、数量は限られるが店舗でも一般販売を行う予定としていた。価格は50,000円前後。

1970年代のすずメッキ線で製作したというケーブル「Olivarum」

●LIZER LAB

イベントには初出展となるLIZER LABは、スピーカーリスニングのように音が前方から聴こえてくる“頭外定位”を、イヤホンで実現するというイヤーピース「JIJU」を出展した。

イヤホンで頭外定位を再現するというイヤーピース「JIJU」

一般的なイヤーピースとは逆向きに、傘のすぼまっている方をイヤホンに取り付け、広がっている方を耳に入れるという独特な形状/装着方法を採用しているイヤーピース。中央の金属製プラグ「フェーズプラグ」や、傘に開けたごく小さな穴などによって音の反射を制御することで、音楽の距離感を再現できるという。価格は1ペアで4,280円(税込)。

現在ECサイトのみで取り扱っている、店頭で試聴できない製品ということもあり、イヤーピースの効果や自分のイヤホンとの相性を確かめようと、多くの来場者が長蛇の列を作っていた。

イヤーピースを試そうと、多くの来場者が列を成していた

また今後、傘に穴を開けない「JIJU-ZERO」というタイプも発売予定とのこと。頭外定位の再現力が落ちた代わりに遮音性が向上し、音場を拡大する効果を得られるモデルとなる。価格も通常のJIJUより1,000円安価な3,480円程度になるという。

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