• ブランド
    特設サイト
公開日 2016/01/06 01:58

<CES>LG、ハイエンド4K有機ELテレビ「LG SIGNATURE」発表

HDR/ドルビービジョン対応
一条真人
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
LG電子は米現地時間1月5日朝、2016 International CESのプレスカンファレンスを実施。テレビの新モデルとして、4K有機ELテレビ「LG SIGNATURE」を発表した。

4K有機ELテレビ「LG SIGNATURE」

同社はテレビだけでなく、白物家電などを含めて、ハイエンド製品“LG SIGNATURE”シリーズをCESで発表すると昨年12月にアナウンスしていた。今回の発表はその一環。

画面部の厚みは2.57mmしかなく、これはクレジットカード4枚ぶんの厚さと同様、と同社ではアピールしている。デザインについても「余計なものをすべて取り去った」とし、ミニマルデザインを採用している。

また画質については、HDRへの対応を強化。業界標準の「HDR 10」に対応しているだけではなく、ドルビービジョンにも対応した。「地球上で最も進んだHDR技術を搭載している」と同社ではアピールしている。

なお本機は、昨日発表されたUHDAの規格「ULTRA HD PREMIUM」が求める性能もクリアし、同認証を取得している。

■2016年は「よりよい生活のための革新」

プレスカンファレンスの冒頭では、LG電子アメリカのCEO ウィリアム・チョウ氏が登場。プレゼンテーション画面には、テレビ・洗濯機などの同社を代表する製品と共に、「よりよい生活のための革新」という文字が表示された。これが2016のCESにおけるLG電子のメッセージであるようだ。

LG電子アメリカのCEO ウィリアム・チョウ氏

プレゼンテーション画面には「よりよい生活のための革新」という文字が

次に、話のバトンは同社CTO スコット・アーン博士に移った。スコット氏は「IoTと自動車とプレミアムプロダクト」について語り、全方位の窓に情報を表示する技術や、自動的な安全走行技術など、次世代の自動車に使われる技術を紹介した。「ディスプレイ、カメラ、センサー、コミュニケーションをどう統合していくか?」が課題だという。

同社CTO スコット・アーン博士


IoTと自動車とプレミアムプロダクト」について語られた





■超プレミアムブランド“LG SIGNATURE”


続いて、スコット氏は“LG SIGNATURE”を発表した。これは、LGが超プレミアムマーケットに対してアプローチする新しい商品群のブランド名だ。

舞台上には、実際のLG SIGNATURE商品群が登場。デザイナーのトーステン・バレアー氏がLG SIGNATUREのデザインについて語った。

デザイナーのトーステン・バレアー氏を紹介

■LG SIGNATUREのテレビとは?

バイスプレジデントのデヴィッド・ダンダーウォール氏は、上述のLG SIGNATUREブランドのテレビについて紹介した。言うまでもなく、LG得意の有機EL技術を採用している。既述の通り、そのディスプレイ部分の厚みはわずか2.57mmに過ぎない。

バイスプレジデントのデヴィッド・ダンダーウォール氏も登壇。LG SIGNATUREのテレビを紹介した

スピーカーはディスプレイ部分ではなくボディの底部に装備。ウーファーユニットも搭載しており、テレビ単体でもある程度の音質を確保できるように工夫している。

ボディの底部に装備されたウーファーのイメージ

この有機ELテレビのポイントは表現力であり、特に「黒」の表現力が重要だとし「黒をはっきり表示することで、すべての色が生きてくる」と同氏は語った。なお、本機はDCI99%の発色をカバーし、HDRにも対応している。



■ULTRA HD プレミアムロゴ認証も取得/ドルビービジョンにも対応

カンファレンスでは、続いてUHD Allianceのプレジデント&CEO ハンノ・バッセ氏が登場。UHD Allianceを構成するコンテンツパートナーを紹介し、さらにULTRA HD プレミアムのロゴを紹介した。これは、UHD Allianceが規定した4K/HDRテレビなどの要求仕様について、そのテストをクリアした製品に与えられる認証ロゴ(関連ニュース)。LG SIGNATUREブランドのテレビは、この認証を得る画質を持っていることが強くアピールされた形だ。

ULTRA HD プレミアムのロゴ

続いては、有機EL技術による「黒」の表現力の高さが、液晶と比較する形で紹介された。同じ黒でも、有機ELの方が液晶と比較してより多くの階調で表現でき、コントラストも高いことが訴求された。

なお、LG SIGNATUREのELテレビは業界標準の「HDR 10」に対応しているだけではなく、ドルビーのHDR技術を含む技術「ドルビービジョン」に対応していることも特徴だ。今回のカンファレンスではドルビーのシニア・バイスプレジデント ギルス・ベーカー氏が登場し、ドルビービジョンについても説明した。

「HDR 10」に加え「ドルビービジョン」にも対応する

なお、今回発表されたLG SIGNATUREのテレビ製品は全部で4機種。最上位機種のUH98は8K解像度で、残りの3機種は4K解像度だ。最上位である98型8Kテレビについては、2016年下半期に発売することが明かされている(関連ニュース)。

8Kが1機種、4Kが3機種の計4機種をラインナップする

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 『ゴジラ-1.0』だけじゃない! GWに観たい「最近サブスク解禁された話題作」まとめ
2 レコード再生のワンモア・ステップ(6):MC型カートリッジ選びの楽しみ
3 Apple Musicも聴ける高コスパ ネットワークプレーヤーeversolo「DMP-A8」。音質と使いこなしを徹底検証
4 Amazon、最大85%オフの電子書籍セール中/最大30%オフのマンガ全巻まとめ買いセールも
5 ディズニープラスを楽しむGW、家族・親子で楽しめるおすすめ映画5選
6 吸音材に反射材…オーディオ用ルームチューニング材の効果・選び方を解説!
7 Netflixで「ご利用世帯の登録」画面が表示された場合の対処法は?
8 夢の環境を作り上げろ!「マイクスタンド」で作る、僕の考えた最強のオーディオ設置システム
9 「スター・ウォーズ」初心者必見!2024年はシリーズデビューするチャンス
10 英・コード製プリメインアンプの実力恐るべし!「Ultima Integrated」をB&W「800 D4シリーズ」で徹底検証
5/7 10:53 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー192号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.192
オーディオアクセサリー大全2024~2025
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2024~2025
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.21 2023 WINTER
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.21
プレミアムヘッドホンガイド Vol.31 2024 SPRING
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.31(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2023受賞製品お買い物ガイド(2023年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2023年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX