• ブランド
    特設サイト
公開日 2014/10/16 23:03

ヘッドホン開発40周年、「高音質」を軸にしたものづくり − オーディオテクニカ発表会詳報

ファイル・ウェブ編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
オーディオテクニカは本日、東京・JPタワーホール“KITTE”にて、新製品発表会を開催した(新製品一覧はこちら)。発表会では、同社の代表取締役社長である松下和雄氏が挨拶を行い、各製品の紹介も行った。

オーディオテクニカ 松下和雄社長

同社は今年で創業52年目。そして初のヘッドホンの発売からちょうど40周年という節目を迎える。「オーディオテクニカは1962年にカートリッジメーカーとして創業しましたが、1974年に第1号ヘッドホン『AT-700』を発売しました。これは、それまで培ってきたカートリッジの音づくりや精密技術を使えば世界に通用するヘッドホンが作れる、という思いからでした」と当時の状況を回想。そして現在では、オーディオテクニカが日本のヘッドホン市場で5年連続シェアNo.1を獲得していることを改めてアピールした。

ヘッドホン初代モデルの発売から今年で40年という節目の年を迎える。


当時のポスターや歴代モデルも展示されていた
「40年前を振り返れば、当時はアナログレコード再生で音楽を聴くのが一般的であり、ヘッドホンはステレオセットの“付属品”という位置づけでした。そして音楽は家で聴くものであり、ポータブルオーディオという概念がそもそもありませんでした。しかし現在では、24時間どこでも好きな音楽が聴けるようになりました。音楽はより身近で不可欠なものになり、多様な楽しみ方が生まれてきました」(松下氏)。

松下氏は現在を代表する音楽の試聴スタイルとして、「ワイヤレス」と「ハイレゾ」を例示。「通勤時や街中で使用するにはケーブルが煩わしいし、ランニングブームもワイヤレスモデルの流行を加速させるきっかけのひとつになりました。当初ワイヤレスは音が悪いと言われていましたが、技術によりこの点もカバーされてきています」

「そしてハイレゾは、ポータブルの対応製品も増えて気軽に楽しめるようになってきました。この流れは喜ばしいこと。というのは、ユーザーが高音質志向に戻ってきたということだからです。オーディオテクニカのものづくりの志向は『高音質』であることは、創業以来変わっていません。当社もハイレゾに対応した製品を多数取り揃えて行きます」と続けた。

最新モデル「ATH-MSR7」が生まれるまでの歴史や、搭載された技術を解説するイメージビデオも上映された

ポータブルヘッドホンとして、着けやすさに配慮したEAR SUITシリーズや、低音再生に注力したSOLID BASSシリーズ、スタイルと音質の両立を目指すSonic Fuelシリーズなど、多様化するリスニングスタイルに対応した製品をリリースしてきた同社。松下社長は、そのどれもが「スタイルはもちろん、音質も良いもの」だったことを改めてアピールする。「今回の新製品として、音質に注力したポータブルヘッドホン『ATH-MSR7』を用意しました。これは今後間違いなくオーディオテクニカヘッドホンのスタンダードモデルになると確信しています」と、製品の出来映えに自信を見せていた。

松下社長も出来映えに自信を見せた最新モデル「ATH-MSR7」


この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 女子プロゴルフ「パナソニックオープンレディースゴルフトーナメント」、4/26からの放送・配信予定
2 売価アップも品薄も問題にしないアキュフェーズの強さに感服 <販売店の声・売れ筋ランキング3月>
3 ソナスの新製品スピーカー「Lumina II Amator」が鋭い立ち上がり <ハイファイオーディオ売れ筋ランキング3月>
4 Prime Video、『ゴジラ-1.0』ほかゴジラ邦画実写全30作品や、Prime独占EP配信の『岸辺露伴は動かない』第4期など5月配信
5 ゲオ、43V型で4万円を切る狭額縁デザインの4K液晶テレビ
6 Anker、最大半額セールを楽天で実施中。完全ワイヤレスイヤホンは割引でさらにポイントアップも
7 『鬼滅テレビ -柱稽古編放送直前SP-』5/4 13時25分から無料配信。公開生放送の観覧受付開始
8 KEF、「LS60 Wireless」など一部スピーカー製品を値下げ。4月25日より
9 スカパー!、スティック型ストリーミング端末「スカパー!+(プラス)ネットスティック」を新開発
10 Netflixで「ご利用世帯の登録」画面が表示された場合の対処法は?
4/26 10:36 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー192号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.192
オーディオアクセサリー大全2024~2025
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2024~2025
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.21 2023 WINTER
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.21
プレミアムヘッドホンガイド Vol.31 2024 SPRING
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.31(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2023受賞製品お買い物ガイド(2023年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2023年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX