パナソニック、DTS Headphone:X対応ヘッドホン/イヤホン4機種

パナソニックは、ヘッドホンの2chだけで最大11.1chのサラウンドを楽しめる音響技術「DTS Headphone:X」に対応したイヤホン「RP-HJX20」「RP-HJX10」「RP-HJX5」3モデルと、ヘッドホン「RP-HXS400」の計4モデルを10月17日より発売する。

・RP-HJX20　￥OPEN（予想実売価格10,000円前後）
・RP-HJX10　￥OPEN（予想実売価格7,000円前後）
・RP-HJX5　￥OPEN（予想実売価格4,000円前後）
・RP-HXS400　￥OPEN（予想実売価格4,000円前後）

「DTS Headphone:X」は通常の2chイヤホン／ヘッドホンを使用して対応コンテンツを再生した際、最大11.1chのバーチャルサラウンドを体験できるサラウンド技術。今回発表された製品は、同技術によるサラウンドをより効果的に楽しめるようチューニングされた点が特徴となる。なお同技術対応コンテンツは専用アプリ「Music Live Powered by DTS Headphone:X」をインストールしたスマートフォンやタブレットで再生できる。アプリはAndroid 4.1以降およびiOS 7/7.1に対応している。

■RP-HJX20/HJX10は世界初の「アキシャルデュアルドライバー」搭載

RP-HJX20とRP-HJX10は、カナル型イヤホンとして世界で初めて「アキシャルデュアルドライバー」を搭載。振動板の背面にボイスコイルとマグネットを1組配置する従来の構造に対し、背面だけでなく前面にもう1組のボイスコイルとマグネットを配置することによって、振動板を精密かつ強力にドライブするという。

両機の違いはドライバー径で、HJX20が13.5mm、HJX10が12.5mのドライバーを採用している。

残るRP-HJX5は、「エキストラコントロール・マグネット」を追加した12mmドライバーを採用。振動板の前面にエキストラコントロール・マグネットを追加することで、磁気回路内の磁束洩れを防ぎ、歪みの少ないパワフルなサウンドを実現するとしている。

そして3モデルとも、再生音の通り道を同軸（アキシャル）に設計。これらのドライバーの能力を最大限に引き出し、高音質サウンドが鼓膜にダイレクトに伝わるよう配慮した。

HJX20はハウジング、HJX10はオーナメント、そしてHJX5はリング部にアルミ素材を採用して制振に配慮。また、大容量の空気室（チャンバー）を設けることによって低音再生能力の強化も図っている。

HJX20は再生周波数帯域が4Hz〜35kHz、インピーダンスが26Ω、音圧感度が103dB/mW、最大入力は150mW。ゴールド/ブラックの2色で展開する。

HJX10は再生周波数帯域が4Hz〜30kHz、インピーダンスが26Ω、音圧感度が104dB/mW、最大入力は150mW。ブラック/シルバー/フルブラックの3色を用意する。

HJX5は再生周波数帯域が5Hz〜25kHz、インピーダンスが16Ω、音圧感度が103dB/mW、最大入力は100mW。レッド/グリーン/ブルー/シルバー/ブラックの5色をラインナップしている。

■ヘッドホンはイヤーパッド内側まで色が違うデザインも特徴

ヘッドホンのRP-HXS400は、高磁力マグネットを採用した直径40mmのドライバーユニットを搭載。全帯域でレスポンスの良いクリアな音質を実現するとしているほか、肉厚イヤーパッドにより高い密閉性を確保している。

ハウジング部分に、サーキュラデザインを施した光沢感のあるフラットメタルパーツを採用。カラーバリエーションはオレンジ/ブラック/ホワイト/ブルーの4色を用意し、ハウジングやヘッドバンド部だけでなくイヤーパッド内側も色を揃えている。

本体はスイーベルにも対応し、ケーブルは片出しのフラットコードを採用。再生周波数帯域は9Hz〜26kHz、インピーダンスが32Ω、音圧感度が110dB/mW、最大入力は1,000mW。