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公開日 2012/05/30 16:13

【情報追加】三菱、レーザー光源搭載の液晶テレビ“REAL LASERVUE” − 赤色レーザーで色域拡大

音質にもこだわり
ファイル・ウェブ編集部
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三菱電機(株)は、バックライトに赤色レーザー光源を使った55V型液晶テレビ“REAL LASERVUE”「LCD-55LSR3」を6月29日に発売する。価格はオープンだが、38万円前後での実売が予想される。カラーはブロンズ。

“REAL LASERVUE”「LCD-55LSR3」

「家庭で味わえる映画館の臨場感と感動」をキーワードとしたモデルで、赤色レーザー光源を使用した新開発パネルを採用して画質を向上させたほか、5.1chサラウンド音声を実現する「DIATONE NCVスピーカー」を搭載し音の臨場感にもこだわっている。

デジタルチューナーは地上/BS/110度CSを3基ずつ搭載し、さらにBDレコーダーと1TBのHDDを両方内蔵して録画ニーズにも対応。ホームネットワーク機能も搭載する。

以下、詳細を見ていこう。

■赤色レーザー光源とシアン色LEDを組み合わせた新開発パネル「LASERVUE Panel」

バックライトの光源に赤色レーザーとシアン色LEDを使用した新開発の液晶パネル「LASERVUE Panel」を搭載している。パネルの解像度は1,920×1,080のフルHD。3D表示にも対応する。

新開発の液晶パネル「LASERVUE Panel」を搭載

パネルの構成

液晶内部の左右それぞれに、レーザー光源とシアンLEDを向かい合わせで配置している。レーザー光源は左右あわせて16個を搭載。直進性の高いレーザー光を補助導光板で広げ、プリズムで反射させるシステムとしている。左右あわせて160個搭載するシアンLEDは、青色LEDと緑色蛍光体を組み合わせてシアン色を発行する仕組み。レーザー用とLED用に2枚の導光板を採用している。

パネルをはずしたところ。左右に赤色レーザー光源とシアンLEDを配置している

レーザー用とLED用に2枚の導光板を採用。導光板の左右にレーザー光源とシアンLEDを縦に配置している


真ん中の丸い部分が赤色レーザー光源部

縦に並んでいるシアンLEDユニット
高画質回路「DIAMOND 3D Engine PRO」を搭載する。新機能「Laser Backlight スキャニング 8」を採用し、画像の倍速補間と同時に赤色レーザーとLEDバックライトユニットを画像の表示に同期して順次点灯させ、動画の残像感を低減する。インパルス型発光制御により、間欠点灯技術で動画の再現性も向上させた。

さらに、高コントラストでメリハリある映像へ補正を行うエリアバックライト補正機能や、ぼやけた画像を高精細な映像に修正する超解像技術「DIAMOND HD」にも対応する。放送波等により圧縮された色再現範囲を推定して色彩を補正する「ナチュラルカラーマトリックス」も備えている。

赤色のほか、緑や青などの他の色も再現性が高まった

赤色の再現性や階調表現が向上し、深紅から桃色、紫などの色調を鮮やかに表現できるようになった。さらに、緑と赤の光波長がきれいに分離することで、緑や青といったほかの色再現性も向上。白色LEDバックライトを使用した同社液晶テレビ「LCD-55MDR2」に比べ、表現できる色の範囲が1.29倍に拡大した。

白色LEDバックライトを使用した同社液晶テレビ「LCD-55MDR2」に比べ、表現できる色の範囲が1.29倍に拡大した


■「DIATONE NCVスピーカー」で音の臨場感にもこだわった

本体には「DIATONE NCVスピーカー」を搭載し、音の臨場感にもこだわった。センタースピーカーを4基、左右サイドスピーカーを各2基、左右ウーファーを各1基という計10基のスピーカーをバスレフ式のスピーカーボックスに内蔵している。従来モデルではセンターとサイドに採用してきたカーボンナノチューブ素材を、ウーファーにも採用した。

本体に搭載する「DIATONE NCVスピーカー」

「DIATONE NCVスピーカー」を搭載

最大出力は合計50W。搭載デコーダーは、ドルビーデジタルプラス/DTS Digital Surround/AAC 5.1chなどのオーディオデコードに対応する。

音場は設定メニューから「標準」「映画」「音楽」の3モードを選択することができる。また、設定メニューの「ジャンル適応」をONにしておくと、ニュース番組では「標準」、音楽番組では「音楽」といった具合に、視聴コンテンツの内容にあわせて自動で最適な音場モードに切り替えを行う。

設定メニューから「標準」「音楽」「映画」の3モードの音場を選べる

「DIATONE サラウンド」機能も搭載しており、テレビ内蔵スピーカーだけで5.1chサラウンド感のある音場を再現する「DIATONE サラウンド 5.1」や、手持ちのヘッドホン/イヤホンを接続するとサラウンドヘッドホンを使用したときのように音声がサラウンド再生される「DIATONE サラウンド HEADPHONE」などの機能を備えている。

サラウンド機能も各種搭載

そのほか、放送番組の圧縮音源を原音に近い音に補正する「DIATONE HD」や、放送番組とCMなど放送コンテンツごとに異なる音量を補正する音量補正機能などにも対応している。


■3波トリプルチューナー搭載でBDレコーダーと1TBのHDDを搭載

上述の通り、デジタルチューナーは地上/BS/110度CSを3基ずつ搭載しており、2番組同時録画中でも別番組を視聴できる。BDレコーダーと1TBのHDDを両方を内蔵することで録画ニーズにも対応。AVCRECにも対応している。なお、外付けUSB-HDDへの録画には対応していない。

本体下部にBDレコーダーを搭載している

本体を横から見たところ

ホームネットワーク機能にも対応しており、DLNAサーバー機能のみを備えている。iPhone/iPad用の専用アプリ「REAL Remote」からの操作も可能。なお、アプリの配布は6月上旬を予定している。VODは「GIGA.TV」「アクトビラ」「TSUTAYA TV」に対応する。

本体には、大きな文字でわかりやすい操作が行えるシートボタンの「グット楽リモコン」を付属。初期設定をわかりやすくガイドする「らくらく設定」のほか、音で操作を行える「しゃべるテレビ」や「報知音」などの「らく楽アシスト」機能にも対応している。3Dの奥行き感や飛び出し感を好みに調整できる「奥行きアジャスター」や、ユーザーの好みの番組を自動検出して録画する「おすすめ自動録画」などの機能も搭載する。また、豊富な省エネ機能を簡単に設定できる「節電アシスト」にも対応する。

「らく楽アシスト」機能にも対応

3Dやネットワーク機能なども

HDMI入力は3系統を備えており、HDMI1のみARCに対応している。そのほか、D端子/ミニD-sub15ピン/D4/S2/アナログ音声出力/デジタル音声出力/ヘッドホン出力/USB/iLINK/SDカードスロットを各1系統備えている。

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製品スペックを見る
  • ジャンル液晶テレビ(ディスプレイ)
  • ブランドMITSUBISHI
  • 型番LCD-55LSR3
  • 発売日2012年6月29日
  • 価格¥OPEN(予想実売価格380,000円前後)
【SPEC】 ●画面サイズ:55V型 ●解像度:1,920×1,080 ●搭載チューナー:地上/BS/110度CS×各3 ●搭載スピーカー:センタースピーカー×4、左右サイドスピーカー×各2、左右ウーファー×各1 ●搭載端子:HDMI×3、D端子/ミニD-sub15ピン/D4/S2/アナログ音声出力/デジタル音声出力/ヘッドホン出力/USB/iLINK/SDカードスロット×各1
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