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公開日 2011/05/31 20:37

「iVDR EXPO 2011」が開催 - バーベイタムが参入、「iVDRは“最強のメディア”」

様々な将来展望を発表
ファイル・ウェブ編集部
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iVDRコンソーシアムは、「iVDR EXPO 2011」を本日都内で開催し、iVDRに関する最新動向を発表した。

■バーベイタムがiVDRメディアに参入 − 会場には日立“Wooo”やマクセルのレコーダーなど対応製品がズラリ

イベント会場は、各社からのiVDR対応製品が並ぶ展示会場と、関係者が講演を行うセミナー会場という構成。展示会場には日立“Wooo”や、日立マクセルのiVレコーダー「VDR-R2000」を始めとした各種製品が並ぶ。

“Wooo”「XP07シリーズ」

VDR-R2000


アイ・オー・データ“RECBOX”の姿も

開場には“モモーイ”こと桃井はるこさんのサイン入りiVDR-Sメディアも

その一角には、Verbatim(バーベイタム)がiVDR-Sメディア「Verbatim iVDR-S 500GB」を参考展示。日立マクセル、アイ・オー・データ、そして4月に「iS500」を投入した日立グローバルストレージテクノロジーズに続く第4番目のメーカーとしてiVDR市場に参入することが明らかになった。

バーベイタムもiVDRSメディアへ参入

同製品は、ドイツの有名プロダクトデザイナーであるARMAN ENAMIとコラボレーションしてシャープでモダンなデザインを採用。透明なケースには背の部分に内容を手書きできるラベルを付けるなど、使い勝手にも配慮している。同社スタッフによれば「後発なので差異化のためにデザインへこだわった」という。6月中の発売を予定しており、「価格は調整中だが、かなり“アグレッシブな”値付けにできるのではないか」とのことだった。

ケースの背にはラベルが付いている

■「iVDRは“最強のメディア”」

セミナーの最初に登壇したiVDRコンソーシアム代表の日置敏昭氏は、「大容量性でHDDに勝るメディアはない。そこへ、これまでHDDが苦手としていたポータブル性を持たせたのがiVDR。これによってiVDRは最強のメディアになったと思っている」と、ポータブル性と大容量性を併せ持つiVDRの魅力を改めてアピール。

日置敏昭氏

また、各種メディアを考える上の指標として、記録容量とデータ転送速度の2軸を基にした“インテリジェント性”を提案。「なぜiVDRがインテリジェントなのか。それはiVDRの中には全ての部品が入っている。このインテリジェント性をいかに実現していくかが大きなポイントだと考えている」と語った。

“インテリジェント性”においてBDやSDよりも優位性があるとした

続けて、iVポケットを備えた日立“Wooo”や、そしてiVDR以外でもHDD録画対応テレビが増えてきている状況にも言及。マルチチャンネル記録や同時記録再生、高速ダビングなどHDDメディアの優位性に触れる。その上で、「外付けHDDに録画したコンテンツは、基本的に録画したテレビでしか見られない。しかしiVDRでは対応ハード同士であれば録画を行ったもの以外でも再生できる」と、iVDRの特徴を改めて説明した。

録画テレビマーケットが伸張している

そして、iVDR対応製品がこれまでに累計750万台を出荷したことも紹介。さらに、容量1TBのiVDRメディアが来年くらいに登場しそうなことや、今年の第三四半期にはアイ・オー・データよりDLNAホームサーバが登場予定であることなども明らかにした。

容量や転送速度は順調に向上してきた

将来への展望については、「コンテンツを蓄積して収めるだけでなく、インターネット上に送って色々な場所でシンクロナイズするような使い方があってもいいのではないか」と、クラウド化も構想していることもアナウンス。今後もiVDRの世界をさらに拡張していく意向を示した。

将来はクラウドへの対応も視野に

■iVDRは「まさにユーザーが欲しかったメディアの形」

iVDRの特徴については、日立マクセル(株)商品開発本部 本部長の松岡健志氏も言及。「マクセルとしては、これまでどちらかというとカセットテープや光ディスクなどパッケージメディアをやってきたが、現代はウェブからコンテンツをダウンロードするようになってきている。こうした時代において我々も新しいメディアを探しており、そこでiVDRと出会った」と、同社がiVDRに関わるようになった経緯を振り返る。

松岡健志氏

次ページ顔認証や音声認証による検索性向上も視野に

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