Woooを例に取り解説

折原一也が指南! 録画テレビの選び方(1) − 最新トレンドを理解しよう

折原一也
2010年10月15日
薄型テレビのなかでも急成長しているカテゴリーが「録画テレビ」。録画テレビの元祖は日立“Wooo”ですが、ここ最近は様々なメーカーが参入し、いまでは家電量販店の店頭に、多種多様な録画テレビが所狭しと並んでいます。

頻繁に新製品が発売され、ハイペースで進化を続けている録画テレビ。せっかく購入するなら一番いいものを選びたいものです。どこに注目して選べばいいのでしょうか。

今回は、日立“Wooo”最新モデルに搭載されているスペックと録画機能を取り上げながら、録画テレビ選びのポイントと最新トレンドを解説していきましょう。なお、今回のテストはXP05シリーズで行いました。

日立“Wooo”の最新モデル、ZP05シリーズ。XP05シリーズもほぼ同等の録画機能を備えている

●録画機能はHDD容量とAVC長時間録画に注目

録画テレビの機能を語る上で、録画の基本性能は、やはり最も注目したいポイントです。録画テレビでも、単体のレコーダーなどと同じように録画性能の競争が激しくなっています。

録画の基本性能の注目ポイントは、大きく4つあります。

1つ目のポイントは、搭載するチューナー数です。テレビとレコーダーを一体化した録画テレビでは、普段のテレビ視聴はもちろん、裏番組録画やタイマー録画などにチューナーがフル稼働します。

“Wooo”ZP05/XP05シリーズはデジタル放送チューナーを3基も搭載しています。チューナーの数が増えれば、それだけ同時にこなせることも増えます。ZP05/XP05シリーズなら、同じ時間帯の番組を2番組同時に録画しながら、ほかのチャンネルの地デジ放送を観るなどという芸当も朝飯前です。

“Wooo”XP05シリーズなら、2番組同時録画中に別の地デジチャンネルを視聴できます

2つ目のポイントは内蔵HDDの容量です。外付けHDDなどに録画する機器でない限り、録画テレビは本体に録画用のHDDを内蔵していますが、その容量の大きさが番組の録画時間を決める第一条件です。ちなみに“Wooo”ZP05シリーズは500GBのHDDを内蔵しています。

3つ目のポイントは、MPEG-4 AVC/H.264による長時間録画への対応です。録画できる時間の長さは、内蔵HDDの容量とイコールではありません。同じHDDのスペースをどれだけ効率よく使いこなせるかという性能が第2の条件として問われます。

MPEG-4 AVC/H.264は、画質をそれほど損なわずに映像のデータを少なくする圧縮技術で、最近の単体レコーダーにはほぼ例外なく採用されています。同じ録画テレビでも、中には放送されてきたデータをそのまま記録することしかできず、長時間録画が行えない機種もありますので、これは重要なチェックポイントと言えるでしょう。

なお、日立の“Wooo”ZP05/XP05/HP05シリーズは独自の長時間録画技術”XcodeHD”の搭載により、HD画質のままで約8倍の長時間録画が行えます。

MPEG-4 AVC/H.264による長時間モードに対応し、HD画質で最大8倍のTSX8モードも選べます

4つ目のポイントは、HDDの増設や、リムーバブルメディアへの保存が可能かどうかです。録画テレビを使えば使うほど、「もっと録画時間が欲しい」という要望が出てくるもの。また、どうしても消すに消せない番組が増えて、次第に容量を圧迫することもありがちで、これらは録画テレビにつきものの悩みです。

録画対応の“Wooo”なら、こういった悩みとは無縁です。交換できるカセットHDD「iVDR-S」(別売)に対応しているので、録画時間をいくらでも増やすことができます。家族それぞれのiVDR-Sを持って録画番組を管理するといった使い方も考えられます。

WoooはiVDR-Sに対応。録画番組の長期保存や録画容量の増設も可能です

●簡単・快適な録画機能を搭載

録画テレビが人気を博している背景には、オールインワンだからリモコンも一つで済み、誰でも簡単に扱えることが挙げられる。しかし、録画テレビを簡単に操作できるのはある意味で当然の話です。製品選びの際にはもう一歩進んで、どれだけ便利に使えるかに着目しましょう。

“Wooo”シリーズの分かりやすさは、番組表のデザインを見ただけで一目瞭然です。ZP05/XP05シリーズに搭載されている最新の画面デザインでは、録画予約した番組に大きな赤丸でチェックが付くので、ほかの家族が録画予約した番組なども、すぐに確認できます。

番組表に大きな赤マルが付けられ、予約済みの番組が直感的に分かります

“Wooo”ZP05/XP05シリーズは、録画した番組を確認する際の使い勝手にも気を配っています。単純な録画番組の管理はもちろんのこと、録画番組は全自動でジャンルやフォルダに分類してくれる親切設計です。

録画済みの番組は”ワケ録”により自動的に分類して表示できます

さらに、録画番組を視聴するときにも「ひと工夫」があります。テレビ番組の本編とCMの境目を自動で検出してくれるので、ボタン一押しでスキップすることもできるのです。

●ネットワーク対応で最強なのは実はWooo?

ネットワークへの対応も重視したいポイントの一つです。テレビのネットワーク機能は大きく分けて、映像配信サービスやウェブ閲覧機能、つまりインターネットを介したサービスへの対応と、家庭内で録画番組を共有するホームネットワークに分けることができます。

映像配信サービスでは、Woooの主要モデルは、独自のネットポータルサイト「Wooonet」を窓口として、「アクトビラ」などの映像配信サービスに対応しています。「TSUTAYA TV」の手がける高画質なダウンロード型サービスに対応している数少ない製品の一つでもあります。

日立独自の「Wooonet」から映像配信サービスなどにアクセスできます

ホームネットワークへの対応では、家庭内のホームネットワークにあるDLNA対応PC、BDレコーダーの録画番組を再生するDLNAクライアント機能をしっかりとサポートしています。

さらに他社に例のない機能として、“Wooo”ZP05/XP05/HP05シリーズでは、録画した番組を他のDLNA対応機器で再生できるように共有する、DLNAサーバーにも対応しています。

例えば、2台のDLNAサーバー対応“Wooo”を持っていて、リビングと寝室にそれぞれ設置したとしましょう。そうすれば、家庭内LANを通して、互いの録画番組を、もう片方の機器で自由自在に再生できます。数ある録画テレビのなかでも、こうしたクライアント/サーバーに両対応した製品は他に例がありません。

DLNAサーバー機能にも対応しているのでホームネットワークによる連携も強力です

“Wooo”が、基本性能、機能、ネットワークと、録画テレビのあらゆる側面で大きなアドバンテージを持っていることがお分かりいただけたでしょうか。

次回以降はそれぞれの側面をさらに掘り下げ、最新の録画テレビならではの楽しみ方に挑戦していきましょう。

(折原一也)

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