公開日 2011/05/17 18:48

KDDIの2011年夏スマホは「選べる/充実/とびっきり」− 田中社長が強調するauの“ワクワク感”

クラウド型LISMOやFacebookとのサービス連携を発表
ファイル・ウェブ編集部
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既報の通り、DLNA対応“AQUOS Phone”や、iidaブランドのスマートフォンなど2011年夏モデルの発表を行ったKDDI(株)。本日開催された記者発表会では、同社代表取締役社長 田中孝司氏が登壇し、「スマートフォンの拡充」を目標に掲げた新製品ラインナップと新サービスの概要、および戦略について説明を行った。


代表取締役社長 田中孝司氏
様々なユーザーニーズに対応する新スマートフォン

「“auらしさ”、ずっとこの言葉を大事にしてきた」と語る田中氏。「それは“ワクワク感”だと考えている。国内の3キャリアの中で、auの携帯電話は“良いね”“面白いね”と言ってもらえる端末でありたい。加えてスマートフォンについては、“Androidならau”と思ってもらえるよう取り組んでいる」と述べ、今回発表された6機種のスマートフォンが「みんなの選べるスマートフォン」をコンセプトとしていることを説明した。


田中氏は「ずっとこの言葉を大事にしてきた」と語る

「auの携帯電話は“良いね”“面白いね”と言ってもらえる端末でありたい」とコメント
まず田中氏は、「3D×スマホ」「10キー×スマホ」の“AQUOS Phone”2機種、「タフネス×スマホ」の“G'zOne”、「フルキーボード×スマホ」の“REGZA Phone”と、各機種ごとのテーマを提示。10キーを備える“AQUOS Phone”「IS11SH」については、「これからスマートフォンがミッドレンジのユーザーに広がることを想定し、これまで通り10キーを使用したいといったニーズに合わせた。また、オープン通話機能などフィーチャーフォンでお馴染みの機能も搭載している」と説明。“REGZA Phone”「IS11T」については、「フルキーボードが意外に使えることをアピールしたい」とした。


2011夏モデルのスマホは「みんなの選べるスマートフォン」がコンセプト

10キーを備える“AQUOS Phone”「IS11SH」
また「ファンの皆様お待たせしました」と言って説明を開始したソニーエリクソン「Xperia acro」については、「かつては“ソニーエリクソンと言えばau”と思われたこともあったが、スマートフォンについてはやや出遅れた」とし、「時間をかけたが、Xperiaにもフィーチャーフォンの機能を搭載したかった」と説明した。



「Xperia acro」32GBのmicroSDHCカードが付属する
またiidaブランドの「INFOBAR A01」については、「2001年の発足から携帯電話の可能性を模索してきた」と、iidaブランドの前身であるau design projectからの開発の流れを振り返った。田中氏は「“デザインのau”がスマホを作るとこうなるんだと伝えたい」とアピール。「私も実際に使用してみたが、“なかなかイケてる”と思う」と、UIもフォントを含めiidaのデザイナーによるオリジナルであることや、アクセサリーの充実についても併せ、「iidaの“ワクワク感”で“ちょっと違う世界”を実現できた」と述べた。

「INFOBAR A01」


デザイナーは従来の「INFOBARシリーズ」から引き続き深澤直人氏

独自UIのデザインは、iidaブランドのデザインを手がけてきた中村勇吾氏によるもの
また、田中氏はスマートフォンのさらなる拡充に向け「これからはグローバルフォンとガラスマの境を無くしていく」と強調。今秋以降に、同社ガラスマの定番機能「Eメール」「Cメール」「au かんたん決済」「au one Market」の4つが同社が取り扱いのスマホ端末で対応することを発表した。同機能はHTC製の「EVO」も対応するほか、Xperiaも9月下旬のアップデートで対応予定という。


ガラスマの定番機能「Eメール」「Cメール」「au かんたん決済」「au one Market」を搭載
フィーチャーフォンについても、スマートフォンと同様に「選べるラインナップ」の6機種を揃え、うち5機種はSkypeのEZアプリに対応することを発表。また、緊急地震速報に対応したデジタルフォトフレーム「PHOTO-U2」やWi-Fiモバイルルーター「Wi-Fi WALKER」「DATA07」についても紹介。Wi-Fi WALKERはマルチSSIDに対応し、DATA07はUSB型で端子部分を本体に収納することができる。

フィーチャーフォンでもSkypeのEZアプリに対応

公衆無線LANサービス「au Wi-Fi SPOT」を開始

続いて田中氏は、「充実のネットワーク」をコンセプトとしたネットワークの新サービスについて発表。「ネットワークについては、常に高速で気持ちいいサービスを提供したいと思ってる」とし、auスマートフォン向けの公衆無線LANサービス「au Wi-Fi SPOT」を6月末にスタートすることを説明。同氏は「一気に国内最大級にしたい」と意気込みを語り、来年3月までに約10万スポットを目指す考えを明らかにした。


約10万スポットを目指す
ユーザーの使い勝手を考慮したシステムを予定しており、端末のウィジェットをタップするだけでWi-Fi設定や3G回線との切り替えが行えたり、電波の強さに応じて3GとWi-Fiの自動切換が行える。ISフラットプランの利用者には無料で提供される。田中氏によれば「現在、気合いを入れてウィジェットを開発している」とのこと。

ウィジェットをタップするだけでWi-Fi設定が完了

電波の強さに応じて3GとWi-Fiを自動切換

次ページ「最後にとびっきりのニュース」を発表 − KDDIが展開する2つの新コンテンツ

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