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公開日 2011/01/10 09:00

【CES】富士フイルム、新モデル16機種を投入 − 裏面照射型CMOS採用の「F550EXR」など

レトロデザインデジカメ「X100」も実機が登場
会田 肇
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富士フイルムは、CES2011の開催に合わせて全16機種という怒濤の新製品投入を発表した。

富士フイルムのブースはかなり控えめに展開されていたため、16機種もの新機種が登場していることに気づかない人も多いようだ

EXR-CMOSを採用したFinePix HS20EXRを筆頭に、EVF搭載30倍ズーム機能付きのFinePix S4000/S3200/S2950、10倍ズーム機能付きの新シリーズFinePix T300/200、タッチパネル機能搭載の薄型コンパクト機であるFinePix Z90、エントリー機となるFinePix JX350/300、JV300、AX300、AV200。そして、注目なのがGPS機能付きのモデルとして、防水機能付きのFinePix XP30、光学15倍ズーム機能付きのF550EXR。両者はGPS非搭載のXP20と、F500EXRもラインナップする。

まずF550EXR/F500EXRは両機種とも裏面照射型CMOSを採用し、ズームを光学15倍としたモデル。F550EXRのみGPS機能を搭載し、カメラスペックも若干異なっている。GPS機能は、撮影した画像にジオタグを添付することができ、位置情報からの絞り込み再生をはじめ、撮影地点までの方角と距離を表示する「フォトナビゲーション」機能などが利用可能。PCで使えるGPSトラックデータの記録も行え、Googleマップとの連携などに利用できる。また、再生時にはグローバルで地図データを提供しているNAVTEQによる位置情報を使い(日本国内はゼンリンが担当)、モニター上にテキストベースで地名を表示できる。

FinePix F550EXR

デザインも従来とは異なった新鮮さがあり、モード切替ダイヤルを斜めに取り付けるなど、操作系への配慮も見える。


GPSアンテナは天面中央に配置されたため、受信感度は期待できそうだ。

F550EXRのカタログには、地図データの利用を示す「NAVTEQ」「zenrin」のロゴマークが記されていた
両機種とも撮像素子は1/2型有効1600万画素の裏面照射型CMOSセンサーを採用。RAW記録にも対応している。光学15倍ズームレンズは24-360mm相当。手ブレ補正はセンサーシフト方式を採用する。F550EXRはフル画素で最大8コマ/秒(F500EXRは3コマ/秒)を記録でき、360度にまたがるパノラマ撮影も可能としている。モニターは3型46万ドットで、動画撮影機能は1,920×1,080/30pに対応し、HDMIミニ端子も装備。音声はステレオ記録となる。価格はF550EXRが$349.95、F500EXRが$329.95。米国での発売は3月中旬としている。

一方のWP30/XP20は、これまでも防水機能付きのコンデジとして根強い支持を受けていたXP10の後継機。ボディカラーは、オレンジ、グリーン、ブルー、ブラック、シルバーの5種類。価格はP30が$239.95、P20が$199.95で、3月後半に米国内で発売される。

FinePix XP30。基本デザインはXP10を踏襲。このスタイルで光学5倍ズームを備えている上、GPS機能まで入った。価格も手頃で魅力は十分だ

FinePix XP30の背面部

WP30にのみ搭載されたGPS機能はF550EXRとほぼ同等。PCとの連携や再生時の地名表示なども行える。搭載した撮像素子は1,420万画素の1/2.33型CCDで、焦点距離28-140mm相当の光学5倍ズームレンズを搭載するなど、画質の向上と広角端を広げたことによる使い勝手を高めた設計としている。液晶モニターは2.7型。5m防水機能を備え、1.5mの高さから落下しても大丈夫な耐衝撃設計、-10度の耐寒設計も有している。また、1280×720/30pのHD動画記録も備える。

この他、富士フイルムのブースでは、発表だけで長いこと実物を見る機会がなかったX100(関連ニュース)の専用コーナーが設けられ、実際に操作できる機会が与えられた。そのレトロなデザインに感心したり、操作方法がわからずどうやって使うのかと尋ねたりと、他の製品と比べて圧倒的滞在時間が長かったのが印象的だった。

レトロデザインと新開発「ハイブリッドビューファインダー」を搭載したのが特徴の「X100」。ようやく実機をさわることができた

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