• ブランド
    特設サイト
公開日 2010/01/08 09:55

【CES】パナソニック、大坪社長が3D展開を強力アピール − 3D対応PDP&BDプレーヤーが発表

プレスカンファレンスレポート
AV REVIEW編集部・小澤
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
パナソニックは2010 International CESのプレスカンファレンスにて、3D対応プラズマディスプレイやBDプレーヤー、業務用3Dビデオカメラを発表した。なお同社は日本の尼崎工場でも3D関連製品についての発表会を開催した(関連ニュース)。


会場の全景。今回発表された3D対応プラズマTVであるVT25シリーズの4モデルが展示された

今回のCESでは特に3Dが注目されるだけに、カンファレンスには多くのプレス関係者が詰めかけた
■パナソニックが「エンド・ツー・エンド」で3Dを担う

カンファレンス冒頭では、国際中継にて大阪からパナソニック(株)社長の大坪文雄氏が挨拶を行った。今回発表となった3Dビデオカメラを自ら手に持って紹介し、パナソニックが3Dにおけるエンド・ツー・エンドを担っていく上での意気込みを語った。


パナソニック(株)の大坪社長は大阪よりリアルタイム通信で会見を行った。自ら3Dビデオカメラを手に取り、3Dへの熱意を語った

世界初となる一体型の2眼識フルHD 3Dカメラコーダーが、まず冒頭で発表された
製品紹介に先駆け、パナソニックCEOの山田氏は、同社もスポンサードを行った『アバター』をはじめ、2009年における映画産業での3D映画の成功をアピール。さらに2009年12月にBDにおけるフルHD 3Dの規格「Blu-ray 3D」が最終決定したことを改めて報告し、同社が2010年において3D製品を展開していくことを発表した。

また、世界で最も人気の高いテレビサービスのひとつであるDIRECTVと、3D分野において全米での放送に向けた市場の戦略的関係を構築したことを発表した(CES速報)。2010年6月から、DIRECTVのHDチャンネル視聴者には、3D番組を受信するために必要なセットトッップボックスへのアップグレードが無償提供されるとのこと。また、パナソニックはDIRECTVが新たに創設するHD 3Dチャンネルの独占的スポンサーになるという。会見に登場したDIRECTV 取締役副社長のエリック・シャンクス氏は、「パナソニックと提携することで、2つの業界の先駆者同士が協力して、現在利用可能なもっとも先進的なテレビ技術を提供する」と述べた。


DIRECTVの取締役副社長エリック・シャンクス氏

『アバター』のプロデューサー、ジョン・ランデゥ氏もパナソニックの3Dにエールを送った
3D対応プラズマテレビを発表


会場に展示されたフルHD 3DプラズマTV、TC-P65VT25。3Dコンテンツの再生も行われた
速報でもお伝えしている通り、3D対応のフルHDプラズマテレビの製品発表も行われた。3D対応となるのは「VIERA Plasma V Series」で、50型、54型、58型、65型の4製品をラインナップする。製品型番はそれぞれ、TC-P50VT25/TC-P54VT25/TC-P58 VT25/TC-P65VT25である。本機は新PDPパネルを搭載、「Infinite Black Pro」と呼ばれるフィルター技術を搭載し、5,00万対1のコントラスト比を実現した。4モデル全てがTHXの認定も受けている。600Hzサブフィールド駆動による動画解像度のさらなる向上も果たしている。

ビエラキャストやSKYPE対応など機能面のトピックも満載


VIERA CASTはamazon videoやYoutubeなどの動画サイトに加え、SKYPEやツィッターなどのウェブサービスにも対応
これらの3D対応プラズマテレビでは、テレビ本体にUSB端子を装備し、外付けによる無線LANにも対応。キーボード、USBメモリーなども接続可能となっている。同社独自のIPテレビ機能「VIERA CAST」も搭載、インターネット経由で楽しめるコンテンツの幅や利便性はさらに高まる。SKYPEやツィッターなどにアクセスすることも可能だ。

3D対応のBDプレーヤーも発表


今回発表された各製品も展示された。下から2番目が3D対応のBDプレーヤー「DMP-BDT350」
3D対応プラズマテレビに合わせて、Full HD 3D対応のBDプレーヤー「DMP-BDT350」も発表された。本機は無線LANやVIERA CASTにも対応することのこと。さらに、同社の3D対応プラズマテレビとの組み合わせを想定したワイヤレスホームシアターシステムである「SC-ZT2」も発表、会場に展示されていた。

他にも多数の新製品が発表

3D関連製品以外でも、多数の製品がカンファレンスにて発表された。3D非対応ながら無線LANによるVIERA CAST対応やInfinite Blakc Pro技術を搭載したプラズマテレビ「VIERA Plasma G series」、超薄型を実現したデジタルカメラのLumix「DMC-FP3」、AVCHDビデオカメラの「HDC-TM55」、VIERA CAST対応のポータブルBDプレーヤー「DMP-B15」などが、お披露目された。

なお、各製品の価格や詳細な発売時期は、現在のところ公表されていない。

これら製品は現地時間の7日よりラスベガス・コンベンション・センターにて展示・デモが行われるとのことで、3D関連の製品・技術と合わせ、続報をご期待いただきたい。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 女子プロゴルフ「パナソニックオープンレディースゴルフトーナメント」、4/26からの放送・配信予定
2 売価アップも品薄も問題にしないアキュフェーズの強さに感服 <販売店の声・売れ筋ランキング3月>
3 ソナスの新製品スピーカー「Lumina II Amator」が鋭い立ち上がり <ハイファイオーディオ売れ筋ランキング3月>
4 Prime Video、『ゴジラ-1.0』ほかゴジラ邦画実写全30作品や、Prime独占EP配信の『岸辺露伴は動かない』第4期など5月配信
5 ゲオ、43V型で4万円を切る狭額縁デザインの4K液晶テレビ
6 Anker、最大半額セールを楽天で実施中。完全ワイヤレスイヤホンは割引でさらにポイントアップも
7 『鬼滅テレビ -柱稽古編放送直前SP-』5/4 13時25分から無料配信。公開生放送の観覧受付開始
8 KEF、「LS60 Wireless」など一部スピーカー製品を値下げ。4月25日より
9 スカパー!、スティック型ストリーミング端末「スカパー!+(プラス)ネットスティック」を新開発
10 Netflixで「ご利用世帯の登録」画面が表示された場合の対処法は?
4/26 10:36 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー192号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.192
オーディオアクセサリー大全2024~2025
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2024~2025
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.21 2023 WINTER
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.21
プレミアムヘッドホンガイド Vol.31 2024 SPRING
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.31(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2023受賞製品お買い物ガイド(2023年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2023年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX