公開日 2005/09/04 19:51

<山之内正のIFA2005レポート>パイオニアの新SP「EXシリーズ」ファーストインプレッション

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S-1EX

S-1EX、S-2EXに加えて、開発中のセンタースピーカーとサブウーファーも含めたフルシステムで音を体験するこ
パイオニアがハイエンドオーディオの世界に新風を送り込もうとしている。日本で昨日発表されたEXシリーズのスピーカーが、IFAの同社ブースで一足先にお目見えし、同社の意気込みの強さを印象付けたのである。
 
同シリーズにはフラグシップ機TAD-M1で完成させた技術が盛り込まれているが、特にデザインの着想はまったく新しいもので、優美かつ力強い外見がそれを物語っている。


欧州では幾つかの異なるカラーバリエーションモデルも展開されるようだ
デザインを担当したスティーブ・セネスカット氏が「性能と形は不可分」と語るように、まず目を引く曲面を描いたバッフル板は、各ユニットと耳を等距離に揃えるユニット配置を実現する。設計者が「スプーンカット」と呼ぶこの形状は、スピーカーの長い歴史のなかでもほとんど例が見当たらないが、それは加工の難しさにも関連がある。日本、フランス、米国混成チームの設計陣は、製品化にいたるプロセスで多くの苦労を重ねたに違いない。

会場の試聴室ではDV-AX5AVi、VSA-AX10Aiを組み合わせてステレオとマルチチャンネルのソースを聴くことができた。

まず、低音から高音まで全帯域の音の純度の高さに耳を奪われる。余計な響きや演出を付け加えず、それでいて無機質なタッチとは正反対の、しっかりした主張を感じさせる。これは、これまでの日本製スピーカーとは根本的に違うところだ。立ち上がりから余韻が消えるまでの応答性の高さは既存スピーカーのなかでも最良に位置付けられ、リズムの切れの良さと爽快なテンポ感がある。

映画やライブ演奏のDVDでは、芯のある力強いサウンドがストレートに放射されてくる醍醐味を味わった。TAD-M1の良さを確実に受け継ぎながら、聴き手の集中力を自然に高めるような密度の高い音には、新しい可能性も感じさせた。

(山之内正)
[IFA2005REPORT]

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