公開日 2005/08/26 18:55

マランツ、立体音響再生技術“OPSODIS”を搭載したサラウンドシステムを発売

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ES-150
(株)マランツコンシューマーマーケティングは、立体音響再生技術“OPSODIS”テクノロジーを採用したサラウンドシステム「ES-150」を10月より発売する。価格は367,500円(税込)。単品売りは以下の通り。

 プリメインアンプ「ES-150A」210,000円(税込)
 スピーカーセット「ES-150S」157,500円(税込)

本システムは、OPSODISプロセッサー搭載のプリメインアンプと3BOX構成のスピーカーからなるフロントサラウンドシステム。

“OPSODIS”は、鹿島建設(株)及び英国サウサンプトン大学音響技術研究所(ISVR)が開発した立体音響技術で、前方に設置したスピーカーのみでサラウンド再生を実現する技術。本システムでは、高域を再生するトゥイーター・中域を再生するスコーカー・低域を再生するウーファーを中央から左右対称に、水平方向の同一軸上に広げて設置する。部屋の壁からの反射音を利用しないため、設置環境にサウンドが左右されないという特長を持っている。


ES-150A付属のリモコン
ES-150Aは、信号処理回路にシーラスロジック社製DSPを採用したほか、OPSODIS処理専用にTI社製ハイパフォーマンスオーディオDSPを2つ搭載し、トリプルDSP構成を採用。またパワーアンプ部にはD2オーディオ社製のデジタルアンプを搭載した。

また本機はドルビーデジタル、DTSに加えデジタル放送で採用されているAACのデコードにも対応している。サラウンド再生時の仮想フロントスピーカー、仮想リアスピーカーは設定により、高さや間隔、位置などを細かく設定が可能だ。

本体背面には2系統のスピーカー出力を利用しており、OPSODIS専用スピーカーES-150Sと今まで使っていたスピーカーシステムとを使い分けることが可能となっている。

ES-150Sは、OPSODISの効果を最大限に高める設計の3BOX構成。中高音の再生を担当するHF-C は音のつながりを重視したドームトゥイーターコーンミッドレンジを採用しつつ、バッフル面の影響を低減するため、左右のウーハーユニットよりも高さを低く設計。また、低音を受け持つLF-L・LF-R はスタガードドライブのダブルウーファー構成とし、サブウーファー無しでも十分な低域再現能力を獲得しているという。トゥイーター・スコーカー・ウーハーそれぞれに安定した特性を持つユニットを採用した。

エンクロージャーには多層塗装によるピアノフィニッシュを採用。グランドピアノを模し定在波の低減を実現したデザインとした。

【問い合わせ先】
マランツコンシューマーマーケティング
TEL/03-6731-5590

(Phile-web編集部)

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製品スペックを見る
  • ブランドMARANTZ
  • 型番ES-150
  • 発売日2005年10月
  • 価格367,500円(税込)
【ES-150A SPEC】
●定格出力(20Hz〜20kHz両ch同時駆動6Ω負荷):80W×2 ●実用最大出力(JEITA):100W×2 ●全高調波歪率(20Hz〜20kHz両ch同時駆動6Ω負荷):0.05% ●出力帯域幅(6Ω負荷、0.05%):20Hz〜20kHz ●周波数特性(1W、6Ω負荷):20Hz〜20kHz±3dB ●入力端子:同軸デジタル×2、光デジタル×2、音声LR×3、マルチチャンネル×1 ●出力端子:プリアウト×1、サブウーファー×1、ヘッドホン×1 スピーカー出力:2系統 ●消費電力:82W ●外形寸法:440W×123H×434Dmm ●質量:15.0kg

【ES-150S SPEC】
<総合>
●方式:3.5ウェイ4スピーカー3ボックス ●公称インピーダンス:6Ω ●再生周波数帯域:40-20,000Hz ●出力音圧レベル:88dB/W/m ●最大入力:100W ●クロスオーバー周波数:180Hz/1.8kHz/5.6kHz
<HP-C>
●方式:中高音用密閉型スピーカーシステム ●使用ユニット:1.9mmドーム型トゥイーター、8cmコーン型スコーカー ●外形寸法:710W×165H×165.7Dmm(脚含まず) ●質量:6.5kg
<LF-L/LF-R>
●方式:中低音用バスレフ型スピーカーシステム ●使用ユニット:16cmコーン型ウーファー×2 ●外形寸法:600W×205H×263.2Dmm(脚含まず) ●質量:6.5kg
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