Reed(リトアニア)、ブランド初の光カートリッジ&フォノイコライザー。カートリッジはDSオーディオ以外で初
アイレックスは、同社が取り扱うリトアニアのReedブランドより、光カートリッジ「Reed SF」、光カートリッジ対応のフォノイコライザー「Reed EQ・Reed PS」を発売する。価格は「Reed SF」が2,200,000円(税込)、「Reed EQ・Reed PS」が7,150,000円(税込)。
ミュンヘン・ハイエンドにてグローバルにお披露目されたモデルが、国内でも正式に展開がスタートする。
光カートリッジは、DSオーディオが現代に復活させたアナログカートリッジで、MM/MCカートリッジとは異なる動作原理を持っている。針先の振動を、遮光板の動きによって生じる光の明暗によって検出、その変化を電圧変化としてフォノイコライザーに送るものとなる。磁気抵抗がなく、可動質量が非常に小さいため、より滑らかかつ正確な動作が実現できるとしている。再生には、光カートリッジ専用のフォノイコライザーが必要となる。
これまで、フォノイコライザーについてはDSオーディオ以外の各社から登場していたが、光カートリッジがDSオーディオ以外から登場するのは今回が初となる。
Reed SFのケーシングはアルミ削り出しで、光カートリッジの心臓部を取り付けているボディ部分はHDフェノール樹脂を採用している。アルミに比べ音の減衰速度が約9倍も速いHDフェノールを採用することにより、「音楽にまとわりつく付帯音を極限まで排除」すると説明。カンチレバーはサファイアを使用する。
フォノイコライザーについては、本体の「Reed EQ」と専用の電源「Reed PS」の2筐体にて構成。オペアンプはディスクリートとなっており、部品間のサーマルカプリングを最小限に抑え、歪みが少なく安定して高音質なA級出力段を実現している。さらに、パッシブイコライジング回路には高品質のインダクタを使用することで、安定性、一貫性、より直線的な位相応答、そして損失の低減を実現すると謳う。
Reed SFのLEDへ電源を供給する部分は完全バッテリー方式となっており、その他の回路と完全分離することにより、ノイズレベルを下げるように設計されている。入力はRCA 1系統で、出力はRCAとXLRを各1系統ずつ装備する。またヘッドホンアンプも搭載しており、6.3mm端子によるヘッドホン再生にも使用できる。
「Reed SF」並びに「Reed EQ・Reed PS」は、10月17日(金)より有楽町の国際フォーラムにて開催される東京インターナショナルオーディオショウにて初披露される。
Reed SFの質量は9.8g、出力信号レベルは70mV、チャンネルセパレーションは27dB以上(1kHz)。針圧は2.0-2.2g(2.1gを推奨)、針先はマイクロリッジとなる。
Reed EQのサイズは330W×80H×330Dmm、質量は5.3kg。出力電圧は600mV@1kHz(Reed SF接続時)、ハイパスフィルタは30Hzまたは50Hz。Reed PSのサイズは330W×110H×330Dmm、質量は10.7kgとなっている。仕上げはシーシェルホワイトとブラックの2色から選択できる。
































