Playback Designs、フラグシップDAC「MPD-8AI」。新たにアナログ入力機能も装備

ナスペックは、同社が取り扱うPlayback Designsブランドより、トップエンドである “Dreamシリーズ” の新たなフラグシップDAC「MPD-8AI」を10月1日に発売する。価格は6,050,000円(税込)。
2018年から展開している「MPD-8」と同一の回路を搭載しつつ、新たにアナログ入力機能を加えた上位モデル。アナログ信号はデジタル変換を経由せず専用のアナログボリュームコントロールを通じて、直接アナログ出力ステージへと伝送する。これにより、デジタル再生だけでなく、アナログソースとの組み合わせでも使用できるようになった。
独自開発のデジタルアルゴリズムとデュアル・ディファレンシャル構成のディスクリート・アナログ出力ステージを採用。左右チャンネルごとに完全に独立した回路基板とリニア電源を搭載しており、これによってチャンネル間の干渉を排除している。
アナログ入力端子には、バランス(XLR)とアンバランス(RCA)を各1系統装備。アナログ出力もバランス(XLR)とアンバランス(RCA)を備え、固定出力(+3dB / +6dB)に加えてアナログ・ボリュームコントロールによる可変出力にも対応している。
アナログ・ボリュームコントロールは、各チャンネルに独立して動作する超ハイエンド・アナログボリュームコントロール回路を内蔵しているとのこと。純粋なアナログ信号のまま音量を調整できるようにすることで、信号劣化を最小限に抑えたままシステム構成が可能だという。
デジタル入力はUSB、AES/EBU、Coaxial(同軸)、TosLink(光)と、独自の光ファイバーリンク「PLINK」端子を装備。デジタル入力信号はすべて、独自のアルゴリズムでフィルタリング・クリーン化・処理し、DAC部への悪影響を未然に防ぐとのこと。また、クロックジェネレーターにも細心の注意が払い、外部からのノイズや干渉の影響を受けない設計にしているという。

そのうえ、PLINKを用いた同社製トランスポート「MPT-8」との接続においては、完全なガルバニック絶縁(電気的遮断)を実現していると同社は説明。これによってDACのアナログ回路をデジタルノイズから保護している。
PLINKおよびUSB接続時は最大でPCM 384kHz、DSD 11.2MHzまでの再生に対応。AES/EBUとCoaxial再生時はPCM 192kHz/DSD(DoP)、TosLink再生時はPCM 96kHzまでの再生となる。
付属品は赤外線リモコンなどを用意。ほか、将来的にはネットワーク経由でのアプリ操作にも対応する予定だという。































