【香港ショウ】エディスクリエーション、リニア電源「FIREBIRD LPS」発表/インクレケーブルの開発担当者直撃!
エディスクリエーションのリニア電源&フットに注目
香港に拠点を置くオーディオブランドとして、日本でいま大きなヒットを巻き起こしているediscreation(エディスクリエーション)。エンジニアのエディソン・ウォンさんが主催する、ネットワークオーディオに特に強みを持つブランドだ。
今年の香港ショウでは、新しいリニアパワーサプライ「FIREBIRD LPS」を発表した。これまでの真四角の箱ではなく、四方に足のついたよりスタイリッシュなデザインとなっている。
内部回路も刷新しており、すべてエディソンさん独自のディスクリートにて構成。カスタムメイドのアイソレーショントランスに加え、PCB基板の「素材」にもこだわり、より低ノイズな設計を追求しているという。
もうひとつエディソンさんのこだわりが「足」。「Ripple Base 035 Damping Factor」という名前で、同社のハブや光絶縁ツールの「Japan Exclusive Model」などでもすでに採用されているものだそうだ。
高精度のCNC削り出しのステンレスの内部に、「Ripple Wave Damping Technology」と呼ばれる特許技術を搭載。セラミックボールとダンピングオイルが封入されており、効果的に振動を除去することができるというものだ。
「FIREBIRD LPS」にももちろん搭載されているが、単品での日本発売も検討中。日本国内の特許取得に向けて動いており、確認が取れ次第、正式な発売を予定しているという。
さらに、10月の東京インターナショナルオーディオショウに向けて、ある「秘密兵器」を用意しているそうだ。秘密兵器の中身については教えてくれなかったが、「日本のみなさまにびっくりしていただけるものと思います」とエディソンさんも自信たっぷりな笑顔を見せてくれた。
Grand Asia HiFi(盛亞音響)のデモルームにて、Roonサーバーの「Bach」やネットワークハブ「SILENET SWITCH OCXOII」などを展示。スピーカーはEgglestonWorks、アンプ類にはBoulderを使用し、デジタル再生を中心に再生を行っていた。
インクレケーブルの開発担当、ダイソンさんのこだわりアクセサリー
もう一社、昨今注目の高いアメリカのアクセサリーブランドのINCRECABLE(インクレケーブル)。見た目もキュートな「iEARTH」というノイズ対策アイテムが日本でもファンを増やしている。同社の開発担当のダイソンさんも会場入りしており、iEARTHを筆頭に同社のさまざまなアクセサリーの効果をデモしていた。
ダイソンさん自身も子供の頃からオーディオが大好きで、自作の真空管アンプを作ったことがオーディオの原点だと教えてくれた。日本には導入されていないが、「iAMP」という真空管アンプのシリーズも展開している。デモンストレーションルームでは、iAMPにスピーカーにはイギリスのKerr Acousticを活用し、アクセサリーのありなしの比較試聴なども行っていた。
展示されていた中で気になったのは「iBOARD」というオーディオボード。「iEARTH」の特徴として、接続する端子(HDMIやLAN、スピーカーなど)に合わせて6種類をラインナップしているが、この製品ではメインとなるボードに、各種専用端子用の「ミニボード」を組み合わせて使う仕様となっている。ミニボードを交換することで、ほかの場所にも使用できるようになるそうだ。
さらに、「iBLOCK」というインシュレーターを組み合わせることも可能。「iBLOCK」はボードの「筋」に沿ってどこに配置することもできるので、例えばトランスの直下に置いてみるなど、効果が得られる場所を自分で探ることもできる。こちらも日本展開を検討中とのことで、楽しみに待ちたい。






























