FMアコースティックス、プリアンプ「FM 256-RC」。独自の強化クラスA回路設計で約1,300万円
アクシス(株)は、同社が取り扱うスイス・FM ACOUSTICS(FMアコースティックス)社より、プリアンプ「FM 256-RC」を発売する。価格は13,970,000円(税込)。
FMアコースティックスの主力プリアンプである“FM 255シリーズ”の系譜を継ぐもので、「FM 255 MkIIR」の後継機となる。バランス入力2系統と、アンバランス入力3系統を搭載、独自の強化クラスA回路設計となっている。
入力ステージには、オペアンプやICを一切使用せず、完全ディスクリート構成の新HRモジュールを搭載。完全な対称性を持つバランス入力とスーパー・カップルド・バランス出力回路で、CMRR(コモンモード・リジェクション・レシオ)については一般的な機器の100倍以上を達成、精度の高いバランス増幅を実現したとしている。
また独自の音響共鳴補正システムARC(アコースティック・レゾナンス・コレクション)によって、リスニングルームに特有の定在波によって引き起こされる共鳴のピークを排除。デジタル処理を一切通さず、純粋なアナログ回路で行われるtお説明している。
内部にはトータルゲインを標準の20dbもしくは10dBに調整するレベルスイッチを装備。どのようなシステムでも最適なゲイン設定を行えるとしている。フロントパネルには位相反転スイッチを搭載する。
内蔵の高精度電源回路により、プロ機を上回るノイズ特性、歪み率を実現。また配線材をいっさい使用しないことで、ユニットによる性能のばらつきもないとしている。
外形寸法は446W×105H×380Dmm、質量は5kg。周波数特性は20Hz - 20kHz(±0.03dB)、高調波歪率は全再生帯域において0.003%以下(3V出力にて)。レベル調整とミュート機能だけの専用リモコンが付属する。
なお、FMアコースティックス製品のレゾリューション・シリーズについて、7月25日よりの価格改定が実施される。スイス本国での販売価格と輸出価格の改定に伴うものとなっている。新価格の詳細はアクシスのサイトを確認のこと。































