公開日 2017/05/18 14:47

PS Audio、新シリーズ“Stellar”のDAコンバーター「Gain Cell DAC」。17万円で6月発売

上位機の思想を受け継ぎつつリーズナブルに
編集部:小野佳希
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完実電気は、同社が取り扱うPS Audioより新モデルラインアップ「Stellarシリーズ」を発売すると発表。D/A コンバーター「Gain Cell DAC」、ステレオ・パワーアンプ「S300」、モノラル・パワーアンプ「M700」の3製品を6月に発売する。本稿では「Gain Cell DAC」について紹介する。ブラックとシルバーの2色を用意し、価格は17万円(税抜)。

Gain Cell DAC(ブラック)

Stellarシリーズは、ハイエンドモデルのBHKシリーズや、DMP/DSDAC で培った技術を手の届きやすい価格帯に展開する一方で、2000年代に開発したGain Cell/Analog Cell technology のアップデートを図り、さらに、最新のClass D technologyを搭載するなど、新旧のテクノロジーをスリムな筐体に収めた新シリーズだとのこと。

Gain Cell DAC(シルバー)

なおシリーズ名のStellarという言葉には、元来「星に届くほどの素晴らしい性能」といった意味があり、「cool」「非常によい」といったスラングとして使われる単語だという。そうした背景に相応しい製品パフォーマンスを目指して命名したとしている。

「Gain Cell DAC」は、「NuWave DSD」の後継モデル。先ごろ開催されたOTOTEN2017で参考出展されていたモデル(関連ニュース)が正式に発表された格好。

新たに最新型のDegital Lensを搭載し、さらに、アナログ出力回路を強化。2000年代にPS Audioのポール・マクゴヴァン会長が開発した「Gain Cell technology」をアップデートし、出力回路に採用している。加えて、ゲインによるボリュームコントロールにより、よりシンプルな回路設計を実現し、アナログプリアンプとしての機能を充実させたという。

Degital Lensはジッターやノイズといったデジタルオーディオにまつわる問題点の解決を図った独自技術。これまでも同社製品に投入されてきたが、8年間におよぶ調査と2年の開発をかけて、最新世代へ進化させた。

新Degital Lensでは、FPGAを中心に、RAM、セミコンダクターと微小なデーターマークを呼び出すことができる近視野光出力回路を組み合わせることにより、高速度の信号処理を実現。デジタル信号を分析、再構成し、ジッター、ノイズ、時間軸上のゆらぎ、そして派生するエラーからの解放を図っている。

また、Digital Lensの動作は、DSDACにも採用されている固定式スーパーロージッタークロックによりコントロールされる。

全てのデジタル信号は、Digital Lens内にある「Native Mode」を経由してDigital Lens へ入力。サンプリングレートコンバーターをスキップすることにより、「音質の純度や鮮度に一層の効果が表れる」という。

PS Audioでは、「サンプリングレートコンバーターはジッターの低減等の機能的な貢献は大きいが、音質面でのデメリットが大きい」と説明。「Gain Cell DACでは、Native Mode を採用し、純度、鮮度に優れた音楽信号をFPGAへと送り込み、Digital Lensでジッターの低減を図っている」とした。

なお、同社では「ゲインによるボリュームレベルの可変は、スタジオのコンソールミキサー等で採用されている手法であり、ゲインを可変させることにより、回路上にボリューム専用の回路を置く必要がなくなり、回路の短縮化を実現。これによって音質の劣化等の懸念が最小限となるため、普及価格帯の製品であるGain Cell DACであっても、ハイエンドクラスのプリアンプ製品と双璧をなすスペックと音質を実現することが可能になった」としている。

また、入力回路もアナログタイプを使い高音質化を実現。Gain Cell Technologyを中心とした出力段回路の強化により、プリアンプやパワーアンプの入力ターミナルまで、アナログ信号を最高のコンディションで到達させることが可能だとしている。

そのほか、接続する機器やスピーカー、設置している部屋にあわせて、最適な音場を提供する3種類のデジタルフィルターも搭載。また、出力段にはパッシブタイプのアナログフィルターを採用。一般的に広く使われているアクティブフィルターに対し、パッシブタイプは電位差を受けにくいため、情感豊かで、拡がりのある音場を構築することができるとしている。加えてUSBはアシンクロナスにも対応している。

SPDIF 2系統、TOS 1系統、USB 1系統、I2S 1系統のデジタル入力のほか、アナログ入力(RCA:アンバランス) 3系統、バランス入力 1系統を搭載。出力はアナログアンバランス(RCA)、バランス(XLR)ともに1系統、ヘッドホンターミナルも標準搭載する。

また、本機用にオーディオパーツを新たに選定。電源供給回路も強化している。加えてボリュームも音質を重視した高精度ボリュームを採用している。

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製品スペックを見る
  • ジャンルD/Aコンバーター
  • ブランドPS AUDIO
  • 型番Gain Cell DAC
  • 発売日2017年6月
  • 価格¥170,000(税抜)
【SPEC】●電圧:100V、50 /60Hz ●消費電力:20W ●アナログ入力:RCA×3、XLR×1 ●デジタル入力:I2S×1、SPDIF×2、Optical×1、USB×1 ●アナログ出力RCA×1、XLR×1 ●外形寸法:438W×76H×310Do ●質量:6.2kg
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