• ブランド
    特設サイト
公開日 2011/11/03 18:26

<TIAS>新製品盛り沢山のユキムブース − オルフェウス192/24DAC搭載CDPなど4製品/ELAC「FS 509 VX-JET」試聴

Aura「vivid」「vita」にも注目
ファイル・ウェブ編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
ユキムブースには、これから登場予定の新製品が多数披露され、音を聴くことができる。

まず目を引くのが、11月より発売予定の、ELAC新スピーカー「FS 509 VX-JET」。4ウェイ・バスレフ型のフロアスタンディングスピーカーだ。同軸型ユニット「X-JET COAX」を基礎に、ドライバーのポジションを調節可能にするなどの改良を行った「VX-JET COAX」を搭載しているのが大きな特徴。スピーカーのリア側の調整ノブによって、ドライバーをバッフルの外側/内側へそれぞれ8mm動かせるようにし、中域と高域の指向性パターンを調整できるようになっている。

「FS 509 VX-JET」にオルフェウスの新製品を組み合わせ

「FS 509 VX-JET」と組み合わせているのがオルフェウスの新製品。高さ45mmの、1Uサイズを採用した“CLASSIC LINE”のリニューアルモデルだ。CDプレーヤー「ZERO P Version 2 + RC」(126万円/税込)、DAコンバーター「ONE SE MK2」(115万5千円/税込)、プリアンプ「TWO Version 2」(105万円/税込)、そして展示はされていなかったがモノラルパワーアンプ「THREE M Version 2」(78万7,500円/税込)が用意されており、いずれも12月頃の発売を予定しているとのこと。

オルフェウス新製品。上から「ZERO P Version 2 + RC」、「ONE SE MK2」、「TWO Version 2」

「ZERO P Version 2 + RC」はウォルフソンの192kHz/24bit DAC「WM8740」を搭載したCDプレーヤー。ドライブはトップローディングタイプで、オルフェウスがレーザーアンプ以降の全てをオリジナルパーツにアップグレートしたフィリップス製のCDM-PROドライブを採用している。こちらをシャーシと分離されたアルミニウムドライブキャリアにマウントしている。また、最短のシグナルパスでレイアウトされたシンクロナイザー出力によりジッターを低減しているという。

「ONE SE MK2」は非同期192kHz/24bitサンプリングDSPモジュールを搭載。こちらは量子力学に基づいた最新バージョンのアルゴリズムを採用しているとのことで、隣接した信号の値に基づく新しい中間値を書き入れる複合的な関係係数から正確なアナログ信号を生成することができるという。

USB端子も備えており、USB-DACとしての使用も可能だ。285のオペアンプによるアウトプット回路や、基板にレッドボードを採用するなどこだわりが詰め込まれている。

「TWO Version 2」は「TWO」のグレードアップモデルで、先代同様、完全バランス設計で構成されている。伝達経路はオプトカプラー(光接続)で、各パーツは最短のシグナルパスで結ばれている。またリレーやスイッチを使用せず、入力ごとにレベルコントロール可能なアンプを搭載している。

簡単な設定でマルチチャンネルプリアンプとして使用できる機能も備えており、シングル・マルチモードでは6ch×1と2ch×5に、デュアル・マルチモードでは6ch×2と2ch×2に切り替えることができる。

「THREE M Version 2」は、ヒートシンクのサイズを変更し、30Wの出力向上を実現した完全バランス設計のモノラルパワーアンプ。テンションアンプ(電圧)とカレントアンプのメリットを併せ持った「Power Loop」を2台搭載しているのが特徴。「バーチャル・エレクトリカル・アウトプット・トランスフォーマー」理論を用い、電気的にアウトプットトランスを生成することができ、カレントアンプとテンションアンプのデメリットを解決することができるのだという。

また、オルフェウスのオリジナル技術「キャパシタンス・マルチプレイヤー・サーキット」により、48,400μFのコンデンサー容量を、トランジスタの増幅特性を利用して電気的に2,000万μFまで引き上げているという。


ほかに注目なのは、AuraブランドのCDプレーヤー「vivid」とプリメインアンプ「vita」だ。ともに来年の発売を予定している。価格は「vivid」「vita」ともに126,000円(税込)。同社説明員は「この2台を持っていれば、今ある音源を全て聴くことができる」と胸を張っていた。

AuraブランドのCDプレーヤー「vivid」、プリメインアンプ「vita」

こちらは好評発売中の製品。時計回りに「note premier」、「groove Integrated」、「neo CD Player」

CDプレーヤー「vivid」は、三洋製のCDメカに、東芝製のドライブチップセットを採用。電源部は余裕を持ったスペースにレイアウトして、シグナルサーキットとの干渉を防ぐ構造とした。DAコンバーターはブランドの上級モデルである「neo」と同じシーラス・ロジック製「CS4398」を、DIR(Digital Input Receiver)にも同じシーラス・ロジック製「CS8416」を採用し、ハイレゾファイルの再生もサポートする。今後別売オプションとして、iPodデジタル接続に対応するドックと、USBの入力信号を光出力できるDDC「D-SPRINT」を発売予定とのことだ。

プリメインアンプ「vita」は、パワートランジスタに日立製 MOS FETをシングル・プッシュプルにレイアウト。LR信号経路をシンメトリーに配置したオーディオボードは、最短のシグナルパスにレイアウトされ、省スペース化を図っている。出力は50W×2(8Ω)だが、大型トロイダルトランスを搭載した電源部により、パワフルで躍動感のあるサウンドを実現したという。ボリュームはシーラス・ロジック製「CS3310」。USB入力端子を備え、本体にはUSB-DAC機能も内蔵する。DACチップはバーブラウン製の「PCM2704」。48kHz/16bitまでのファイルがUSB経由で再生できる。

スイスHOLBORNE社のプリメインアンプ「CA 270」(84万円/税込)にも注目だ。こちらは真空管とFETのハイブリッドアンプで、シンプルなデザインが特徴。フォノMC入力からスピーカーまではわずか2つのアンプステージで構成されている。出力は70W+70W(8Ω)で、MCフォノ入力、RCA4系統、REC OUT、PRE OUT端子を備えている。

HOLBORNE社のプリメインアンプ「CA 270」

こちらは8月から発売中のオラクルのアナログ・ターンテーブル「Paris T」、9月発売のフォノイコ「Paris PH200」、鮮やかなオレンジが可愛い“Carot One”のプリメイン「ERNESTOLO」(8月発売)

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 『ゴジラ-1.0』だけじゃない! GWに観たい「最近サブスク解禁された話題作」まとめ
2 レコード再生のワンモア・ステップ(6):MC型カートリッジ選びの楽しみ
3 Apple Musicも聴ける高コスパ ネットワークプレーヤーeversolo「DMP-A8」。音質と使いこなしを徹底検証
4 Amazon、最大85%オフの電子書籍セール中/最大30%オフのマンガ全巻まとめ買いセールも
5 ディズニープラスを楽しむGW、家族・親子で楽しめるおすすめ映画5選
6 吸音材に反射材…オーディオ用ルームチューニング材の効果・選び方を解説!
7 Netflixで「ご利用世帯の登録」画面が表示された場合の対処法は?
8 夢の環境を作り上げろ!「マイクスタンド」で作る、僕の考えた最強のオーディオ設置システム
9 「スター・ウォーズ」初心者必見!2024年はシリーズデビューするチャンス
10 英・コード製プリメインアンプの実力恐るべし!「Ultima Integrated」をB&W「800 D4シリーズ」で徹底検証
5/7 10:53 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー192号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.192
オーディオアクセサリー大全2024~2025
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2024~2025
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.21 2023 WINTER
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.21
プレミアムヘッドホンガイド Vol.31 2024 SPRING
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.31(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2023受賞製品お買い物ガイド(2023年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2023年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX