公開日 2008/12/10 09:55

オヤイデ、定番スピーカーケーブルのバナナプラグバージョン「OR-800-B」を発売

オリジナルの新バナナプラグを採用
(株)小柳出電気商会は、定番ロングセラースピーカーケーブル、「OR-800」を現代版として蘇らせた高性能スピーカーケーブル「OR-800 ADVANCE (OR-800 A)」に、最新のオリジナルのバナナプラグを装着したバージョン「OR-800 B」を12月10日より新発売する。


OR-800 B
概要は以下の通り。

OR-800B
・1.5mペア ¥42,000(税込)
・2.0mペア ¥48,300(税込)
・2.5mペア ¥54,600(税込)
・3.0mペア ¥60,900(税込)
※特注長さ対応は、50cm増す毎に¥6,300(税込)プラス

オヤイデ電気の「OR-800 ADVANCE (OR-800 A)」の元となっているのは、前世代のスピーカーケーブル「OR-800」。高純度銅のリッツ線、スターカッド構造などは、贅を尽くしたハイエンドスピーカーケーブルの先駆け的存在であり、四半世紀にわたって広くオーディオファンの心を掴んできた。

これを元にリメイクしたスピーカーケーブル「OR-800 ADVANCE (OR-800 A)」は2004年に発売。リッツ線・ロープ撚り素線・綿糸巻き・カッド撚りといったオリジナルの基本的な構造・製法を変えず、最新のマテリアルと高品質の導体を用い、より洗練された高品質の音を実現させている。

今回発売となったのは、「OR-800 A」の端末がYラグであったのに対して、バナナプラグ装着バージョンの要望が多く寄せられたことから、オリジナルの高音質のオリジナルバナナプラグを装着した「OR-800 B」。


OR-800 Bのバナナプラグ端末部分
そのバナナプラグにも、オヤイデ電気ならではの音質へのこだわりが数多く込められている。Yラグの方は、2mm厚の無酸素銅の板材より、形状を打ち抜き加工し表面平滑処理を行った後、厚肉の銀メッキをかけ、さらにはパラジウムメッキを施すという手の込んだ作りとなっているのに対し、バナナプラグの方は、単売バナナプラグとしてすでに高評価を得ている「SRBN」を極太導体に対応させた特製モデル。そのバナナプラグの内容を以下、ご紹介する。

素材は、SRBNと同じく、バネ性に優れたリン青銅を使用。8mmのリン青銅丸棒を高度にプログラムされたCNCマシニングによって、高い精度で切削加工。そして、削り出しによる本体は、機械的にバレル研磨された後、人間の手により1つ1つバフ研磨。さらに、鏡面仕上げされた本体は、ダイレクトに厚肉銀メッキをしたのち、ロジウムメッキによって仕上げられている。

センターピンには、最大限の接触面積を確保するため、極めて厳密な寸法精度のクロススリットを刻み込んでいる。センターピンの先端径は、高品位スピーカーターミナルのグローバルスタンダードであるWBT社製のスピーカーターミナルに完全に合致するように試行錯誤を繰り返し、最も"スムーズ・アンド・タイト"と言えるサイズと形状を選定している。もちろん、これはWBT社製以外のスピーカーターミナルについても検証を重ねてあり、どのようなターミナルにも適応するということだ。

また、バナナプラグを覆うアウターシェルには、「SRBN」と同様に、カメラレンズを彷彿とさせるローレット模様を、精密な切削加工によって刻み込んでいる。このローレット模様は、スピーカーターミナルへの挿入時の滑り止めの役割を果たすだけでなく、バナナプラグ自体のとケーブルとしての外観に美しさを加味している。

単売されているオリジナルバナナプラグSRBN(\7,140、4個セット、税込)


なお、このモデルの試聴レポート記事が『季刊・オーディオアクセサリー131号』(11月21日発売)に掲載されているのでご参考にしていただきたい。

【問い合わせ先】
(株)小柳出電気商会
TEL/03-5684-2151

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製品スペックを見る
  • ジャンルスピーカーケーブル
  • ブランドOYAIDE
  • 型番OR-800 B
  • 発売日2008年12月10日
  • 価格¥42,000(1.5mペア、税込)
●線材:Class1 1種無酸素銅線 ●構造:スターカッド撚り構造 ●絶縁体:2重綿糸(内部)+照射架橋ポリエチレン(外部) ●シース:ポリオレフィン ●外径:15mm ●端末:バナナプラグ(弊社SRBNをOR-800B用にモディファイした特製品) ●プレーティング:銀+ロジウム
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