公開日 2011/11/21 16:12
プライマーCEO ラース・ペデルセン氏に聞く、 「I32」にはじまる今後の製品ロードマップ
初のBDプレーヤーなどをナスペックブースに出展
11月初旬に開催された「2011 東京インターナショナルオーディオショウ」。ナスペックのブースに、スウェーデンのオーディオブランド「PRIMARE(プライマー)」が出展された。イベントのため来日したプライマーのCEO、ラース・ペデルセン氏に、クラスDアンプを搭載したプリメインアンプ新製品「I32」に採用された独自技術や今後の新製品展開などを尋ねた。
− 現在、プライマーはどういった環境で製品を開発していますか。
ペデルセン氏:当社の拠点はスウェーデンにあり、エンジニアチームもそこで開発を行っています。今回、新製品のプリメインアンプ「I32」に搭載したクラスDアンプやスイッチング電源もスウェーデンで開発されました。現在はヨーロッパ、日本、北米やオセアニアなど世界40ヶ国に輸出を行っています。
ー 独自のクラスDアンプはいつ頃から製品への搭載が始まったのでしょうか。
ペデルセン氏:製品に採用されたのは、プリメインアンプの「I32」が最初です。クラスDアンプの開発は7年以上前からスタートしていました。スピード感やディティールの表現には当時から魅力があったのですが、サウンドはどこか不自然で、痩せて平面的なところがありました。また当時のコンポーネントに搭載してみたところ、歪みがとても耳障りに聴こえてしまうという課題がありました。
現在ではコンデンサーや抵抗などコンポーネントが進化してきました。出力段のコイルになかなか良いものができなかったのですが、真空管アンプに搭載された出力トランスの技術を応用して、良質なコイルを開発しました。これらを「I32」に搭載したことで、スムーズな音楽再生を実現しています。
本機に採用されたクラスDアンプに搭載されている技術は、A級やAB級アンプと同じアナログモジュレーションによるアンプ増幅技術です。入力/出力は全てアナログです。現在ではクラスDアンプのイメージは昔と変わりつつあり、各メーカーが興味を示しているのではないでしょうか。当社も純粋に音の良さから、クラスDアンプを採用しています。
初期の頃のクラスD技術には限界がありましたが、今では歪みやノイズの少なさ、スピーカーのドライブ性能の良さや、音の立ち上がりのスピード感、チャンネルセパレーションの面など、様々なメリットがあります。ただし、クラスDアンプの技術を上手に使いこなすためには、的確な電源供給が求められてきます。当社では独自にスイッチング電源の技術も合わせて開発し、搭載したことでピュアな音質を実現しています。
クラスDアンプには、製品のつくりやすさ、故障の少なさといった面でもメリットがあり、将来性を感じています。クラスDでなければならないと固執するつもりはありませんが、しばらくは当社のハイクラスオーディオ製品のメイン技術になるだろうと考えています。
ー 直近での新製品の計画を聞かせてください。
ペデルセン氏:「I32」対応のアップグレードモジュールシステム「Media i/o Module」を近く発売します。こちらのモジュールをプリメインアンプ本体のバックパネル側に取り付けることで、同軸、光デジタル入力やUSB-DAC機能が追加できます。またLAN端子も用意され、ネットワーク上のファイルもストリーミング再生できるようになる予定です。
追加モジュール方式にしたのは、将来的に新しいコンセプトのオーディオ再生が登場した際にも、モジュールをアップグレードすれば長く「I32」をお使いいただけるようにしたかったからです。プレーヤーではなく、アンプへの追加モジュールとしたのは、アンプなら再生ソースの流行に左右されず将来的に対応しやすいからです。
また「I32」をお持ちでなくても、モジュールの機能を色々な機器と組み合わせて使っていただけるよう、モジュールを筐体に入れた単体USB-DACも商品化を予定しています。
さらに、iPhoneリモコンアプリなども現在開発中を進めています。
− インターナショナルオーディオショウのナスペックブースには、プライマーのBDプレーヤーも参考展示されていました。こちらはどんな製品なのでしょうか。
ペデルセン氏:「BD32」はSACDの再生も行えるBDユニバーサルプレーヤーです。プライマーでは「DVD30」というユニバーサルプレーヤーを2年ほど前まで販売していましたが、本機はそのリプレースモデルになります。本機では映像の黒再現を高めるため、リニア電源を採用しました。音質にもこだわっていますので、ハイエンドSACDプレーヤーとしてもお使いいただける製品だと思います。
ー 今後、オーディオのセパレートアンプを商品化する計画はありますか。
ペデルセン氏:近々、プリアンプとパワーアンプを発表する予定です。プリアンプにはアップグレードモジュールシステム「Media i/o Module」の装着ができるスロットを設けます。パワーアンプは150W×2chのステレオ仕様のものになりますが、モノブリッジ接続にも対応してよりハイパワーな音楽再生をお楽しみいただけます。
筐体のサイズは「I32」ぐらいのコンパクトなものにしたいと思っています。ルックスはシンプルに、ミニマルなデザインを追求しています。プライマーはサウンドだけでなく、プロダクトデザインにおいても余計な要素を徹底的に取り除いた、シンプルでミニマルなものをつくることをポリシーにしています。おかげさまで、「CD32」「I32」のサウンドとデザインは、ヨーロッパのEISAアワード2011-2012の2chシステムにて賞を受賞しています。
ちなみにこのパワーアンプにも、先ほどご説明しました当社独自のクラスDアンプを中心とした技術を搭載する予定です。ぜひご期待いただければと思います。
− ありがとうございました。
− 現在、プライマーはどういった環境で製品を開発していますか。
ペデルセン氏:当社の拠点はスウェーデンにあり、エンジニアチームもそこで開発を行っています。今回、新製品のプリメインアンプ「I32」に搭載したクラスDアンプやスイッチング電源もスウェーデンで開発されました。現在はヨーロッパ、日本、北米やオセアニアなど世界40ヶ国に輸出を行っています。
ー 独自のクラスDアンプはいつ頃から製品への搭載が始まったのでしょうか。
ペデルセン氏:製品に採用されたのは、プリメインアンプの「I32」が最初です。クラスDアンプの開発は7年以上前からスタートしていました。スピード感やディティールの表現には当時から魅力があったのですが、サウンドはどこか不自然で、痩せて平面的なところがありました。また当時のコンポーネントに搭載してみたところ、歪みがとても耳障りに聴こえてしまうという課題がありました。
現在ではコンデンサーや抵抗などコンポーネントが進化してきました。出力段のコイルになかなか良いものができなかったのですが、真空管アンプに搭載された出力トランスの技術を応用して、良質なコイルを開発しました。これらを「I32」に搭載したことで、スムーズな音楽再生を実現しています。
本機に採用されたクラスDアンプに搭載されている技術は、A級やAB級アンプと同じアナログモジュレーションによるアンプ増幅技術です。入力/出力は全てアナログです。現在ではクラスDアンプのイメージは昔と変わりつつあり、各メーカーが興味を示しているのではないでしょうか。当社も純粋に音の良さから、クラスDアンプを採用しています。
初期の頃のクラスD技術には限界がありましたが、今では歪みやノイズの少なさ、スピーカーのドライブ性能の良さや、音の立ち上がりのスピード感、チャンネルセパレーションの面など、様々なメリットがあります。ただし、クラスDアンプの技術を上手に使いこなすためには、的確な電源供給が求められてきます。当社では独自にスイッチング電源の技術も合わせて開発し、搭載したことでピュアな音質を実現しています。
クラスDアンプには、製品のつくりやすさ、故障の少なさといった面でもメリットがあり、将来性を感じています。クラスDでなければならないと固執するつもりはありませんが、しばらくは当社のハイクラスオーディオ製品のメイン技術になるだろうと考えています。
ー 直近での新製品の計画を聞かせてください。
ペデルセン氏:「I32」対応のアップグレードモジュールシステム「Media i/o Module」を近く発売します。こちらのモジュールをプリメインアンプ本体のバックパネル側に取り付けることで、同軸、光デジタル入力やUSB-DAC機能が追加できます。またLAN端子も用意され、ネットワーク上のファイルもストリーミング再生できるようになる予定です。
追加モジュール方式にしたのは、将来的に新しいコンセプトのオーディオ再生が登場した際にも、モジュールをアップグレードすれば長く「I32」をお使いいただけるようにしたかったからです。プレーヤーではなく、アンプへの追加モジュールとしたのは、アンプなら再生ソースの流行に左右されず将来的に対応しやすいからです。
また「I32」をお持ちでなくても、モジュールの機能を色々な機器と組み合わせて使っていただけるよう、モジュールを筐体に入れた単体USB-DACも商品化を予定しています。
さらに、iPhoneリモコンアプリなども現在開発中を進めています。
− インターナショナルオーディオショウのナスペックブースには、プライマーのBDプレーヤーも参考展示されていました。こちらはどんな製品なのでしょうか。
ペデルセン氏:「BD32」はSACDの再生も行えるBDユニバーサルプレーヤーです。プライマーでは「DVD30」というユニバーサルプレーヤーを2年ほど前まで販売していましたが、本機はそのリプレースモデルになります。本機では映像の黒再現を高めるため、リニア電源を採用しました。音質にもこだわっていますので、ハイエンドSACDプレーヤーとしてもお使いいただける製品だと思います。
ー 今後、オーディオのセパレートアンプを商品化する計画はありますか。
ペデルセン氏:近々、プリアンプとパワーアンプを発表する予定です。プリアンプにはアップグレードモジュールシステム「Media i/o Module」の装着ができるスロットを設けます。パワーアンプは150W×2chのステレオ仕様のものになりますが、モノブリッジ接続にも対応してよりハイパワーな音楽再生をお楽しみいただけます。
筐体のサイズは「I32」ぐらいのコンパクトなものにしたいと思っています。ルックスはシンプルに、ミニマルなデザインを追求しています。プライマーはサウンドだけでなく、プロダクトデザインにおいても余計な要素を徹底的に取り除いた、シンプルでミニマルなものをつくることをポリシーにしています。おかげさまで、「CD32」「I32」のサウンドとデザインは、ヨーロッパのEISAアワード2011-2012の2chシステムにて賞を受賞しています。
ちなみにこのパワーアンプにも、先ほどご説明しました当社独自のクラスDアンプを中心とした技術を搭載する予定です。ぜひご期待いただければと思います。
− ありがとうございました。
関連リンク
-
TCL「SQD-Mini LED」VGP審査員特別賞受賞記念座談会。審査員が語り尽くす「液晶テレビの進化」と、X11L/C8L/C7Lの実力 -
ゼンハイザー「ACCENTUM Clip」は『らしさ』全開の実力機!同社初イヤーカフ型イヤホンを徹底レビュー -
“Music First”のスピリッツ息づく。イギリス名門・ARCAMの最新プリメインが秘めるスマートな音楽性を聴く -
iBassoからリミテッドDAP「DX340MAX」登場!通常ラインナップ3モデルとあわせて一斉試聴 -
“脱・NAS初心者”を実感!UGREEN「NASync DXP4800 GT」で叶えるストレスフリーなクリエイティブ環境【割引クーポン有】 -
シアターハウスのスクリーン「WCB2214WEM」で100型&高画質をリビングに! 壁投写との画質比較も -
デノンAVアンプの次世代サウンドを牽引するミドルクラス『AVR-X3900H』堂々登場!その真価を徹底レビュー -
「次世代Mini LED」の大本命!TCL『C8L』、VGP2026 SUMMER審査員特別賞を受賞したSQD-Mini LEDを岩井喬がチェック -
手元に1台ほしくなる小回りの効くHi-Fi音質! USB-C/Bluetooth対応のクリエイティブ「XF1」アクティブスピーカーをチェック -
ゲーマー以外にもオススメ!他と一線を画す座り心地と使い勝手のゲーミングチェア、Boulies「Master Rex/Neo」レビュー -
AR/XRグラスはホームシアターの夢を見るか?VITUREの「Beast」「Luma Ultra」をオーディオビジュアル評論家がチェック! -
Edifierのおすすめ3機種を厳選レビュー!音質と使い心地をVGP審査員が実機検証 -
【評論家レビュー有】オーテクのおしゃれノイキャンイヤホンがAmazonで超お得!「ATH-SQ1TW2NC」の魅力を徹底解説! -
【期間限定クーポン情報も】日常からスポーツまで! タフで多機能な「Amazfit Active Max」をレビュー -
コンパクトサイズに大画面&高画質をオールインワン! ETOEモバイルプロジェクター「Dolphin 2」を検証 -
プロも高評価。EarFun「Clip2」全方位レビュー!【割引クーポン情報あり】 -
音楽ストリーミングを信頼のヤマハサウンドで鳴らす!ワイヤレスHiFiスピーカー「NX-70A」を聴く -
サウンドバー「Sonos Arc Ultra」が叶える大画面に没入させる本格サラウンド -
映画に没入させる映像美。AWOLのフラグシップ「Valerion Max」を徹底検証 -
オーディオを高く売るなら信頼と実績のオーディオランド!下取よりも買取がお得です◎
クローズアップCLOSEUP
-
TCL「SQD-Mini LED」VGP審査員特別賞受賞記念座談会。審査員が語り尽くす「液晶テレビの進化」と、X11L/C8L/C7Lの実力 -
ゼンハイザー「ACCENTUM Clip」は『らしさ』全開の実力機!同社初イヤーカフ型イヤホンを徹底レビュー -
“Music First”のスピリッツ息づく。イギリス名門・ARCAMの最新プリメインが秘めるスマートな音楽性を聴く -
iBassoからリミテッドDAP「DX340MAX」登場!通常ラインナップ3モデルとあわせて一斉試聴 -
“脱・NAS初心者”を実感!UGREEN「NASync DXP4800 GT」で叶えるストレスフリーなクリエイティブ環境【割引クーポン有】 -
シアターハウスのスクリーン「WCB2214WEM」で100型&高画質をリビングに! 壁投写との画質比較も -
デノンAVアンプの次世代サウンドを牽引するミドルクラス『AVR-X3900H』堂々登場!その真価を徹底レビュー -
「次世代Mini LED」の大本命!TCL『C8L』、VGP2026 SUMMER審査員特別賞を受賞したSQD-Mini LEDを岩井喬がチェック -
手元に1台ほしくなる小回りの効くHi-Fi音質! USB-C/Bluetooth対応のクリエイティブ「XF1」アクティブスピーカーをチェック -
ゲーマー以外にもオススメ!他と一線を画す座り心地と使い勝手のゲーミングチェア、Boulies「Master Rex/Neo」レビュー -
AR/XRグラスはホームシアターの夢を見るか?VITUREの「Beast」「Luma Ultra」をオーディオビジュアル評論家がチェック! -
Edifierのおすすめ3機種を厳選レビュー!音質と使い心地をVGP審査員が実機検証 -
【評論家レビュー有】オーテクのおしゃれノイキャンイヤホンがAmazonで超お得!「ATH-SQ1TW2NC」の魅力を徹底解説! -
【期間限定クーポン情報も】日常からスポーツまで! タフで多機能な「Amazfit Active Max」をレビュー -
コンパクトサイズに大画面&高画質をオールインワン! ETOEモバイルプロジェクター「Dolphin 2」を検証 -
プロも高評価。EarFun「Clip2」全方位レビュー!【割引クーポン情報あり】 -
音楽ストリーミングを信頼のヤマハサウンドで鳴らす!ワイヤレスHiFiスピーカー「NX-70A」を聴く -
サウンドバー「Sonos Arc Ultra」が叶える大画面に没入させる本格サラウンド -
映画に没入させる映像美。AWOLのフラグシップ「Valerion Max」を徹底検証 -
オープンイヤーへの理解度が半端ない!音も快適さもパワーアップしたShokz「OpenDots 2」レビュー -
パナソニック旗艦4Kテレビ「Z95C」視聴レビュー! 評論家が「傑作」と高評価する理由とは? -
大注目のレグザ “ながら聴き”「RB-A1S」を音楽、動画、テレビで全方面レビュー! -
この高画質、まさに「レグザクオリティ」。“映える”小型4Kプロジェクター「RLC-V5R-S」徹底レビュー -
アナログレコードの音を良くしたい! 2,000円から手に入る、買うべきケーブル2選 -
ハイセンスの最上位4Kテレビ「RGB UXS」は音質も最高峰!デビアレスピーカーで屈指のサウンド -
フルデジタルアンプからゲーム、カラオケまで。ソフトウェアで「いい音」を支えるCRI・ミドルウェアの技術をOTOTENで体験しよう! -
RGB Mini LEDをリードするハイセンスのフラグシップ4Kテレビ「RGB UXS」の画質真価に迫る -
オーディオテクニカ「AT-MCD1」を聴く。スタイラスチップ一体型ダイヤモンドカンチレバー採用カートリッジの実力に迫る! -
オーディオを高く売るなら信頼と実績のオーディオランド!下取よりも買取がお得です◎
アクセスランキング
RANKING
8/4 12:31 更新























