【連載】ガジェットTIPS

知ってた?「FeliCa」のこんな使いみち

海上忍
2020年09月15日
FeliCa(フェリカ)といえば、SuicaやPASMOなどの交通系ICカード、電子マネー対応のスマートフォンに欠かせない技術。国際的な近距離無線通信規格のNFC(Near Field Communication)をベースにSONYが開発、その高速性と安全性を生かした領域で普及してきました。

しかし、FeliCaのユースケースは自動改札機や店頭の支払い端末だけではありません。かざすだけで認証とデータ転送が一瞬かつ安全に完了する利便性は、出退勤管理や出欠確認などの目的で社員証や学生証に利用されているほか、多くの製品/サービスに広がりを見せています。

「FeliCa」ロゴ

たとえば、ヘルスケア製品。テルモの「HRジョイント」シリーズでは、対応製品をFeliCaリーダーに近づけるだけで、血圧や体温、体重や体脂肪といったデータをパソコンなどに取り込むことができます。他の企業でも、歩数計やリストバンドからデータを取り込む手段として、FeliCaの技術が採用されています。

公共サービスでも採用事例が増えています。FeliCa対応ICカードやスマートフォンで貸出管理を行う公立図書館は増加中で、登録さえ済ませてしまえば利用者カードを持ち歩く必要はなくなります。

FeliCaには「FeliCa Lite-S」という廉価版ICカードも用意されており、それほど厳格なセキュリティを求められない場面で活用されています。ファンクラブ会員証はその一例で、会員限定のイベントを実施するときの入場管理やグッズ購入時の認証など、かざすだけでOKなFeliCaの技術が重宝されています。

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