「DENON HOME」はレコードも音楽配信も高音質!デノン渾身の新コンセプトスピーカー、その魅力を味わい尽くす
その中でDENON HOME 400は価格もサイズもラインナップの真ん中のモデルで、寸法は300W×219H×150Dmm。電源ケーブルの取り回しも含めて、ノートPCを置ける程度のスペースがあれば設置できるだろう。
中低域用の114mm径、高域用の19mmソフトドーム、天面設置の25mmハイトスピーカーと、左右各3基で合計6基のドライバーを搭載。左右の広がりも空間の高さも再現できるこのドライバー構成が、本機の空間オーディオ再生の土台となっている。
DENON HOME 400 音質レビュー(1):音楽配信でのサウンド傾向は?
まずはストリーミング再生にてDENON HOME 400のサウンド傾向を確認。
一般的なステレオ配信の楽曲を音響処理を一切行わないサウンドモード[Pure]で聴くと、その印象は「一体型スピーカーとして普通にハイクオリティ」だ。
帯域バランスはおおよそフラットで音色もナチュラル。音場も本体を中心に左右に素直に広がる。空間の広さは左右に振られたギターが本体の両脇に浮かぶ程度だが、一体型オーディオとしては上々と言える。
そこからサウンドモードを本機標準の[Auto]にして空間オーディオを有効にするとその効果は期待以上。
本体よりも後方から音が左右にも上にも放射状に広がるようなイメージだ。本体の上にボーカルが、左右のギターは本体の中心から左右に各1.5mほど離れて浮かび上がる。別体スピーカーを左右3mも離して設置したのに近いほどの広がりというわけだ。
ボーカルについては高さ表現の補強により、本体の位置に歌い手が立っているかのような、背の高さを得ているのもポイント。左右の広がりよりもこちら「ボーカルの立ち姿」の方が、音楽ファンにとっては感動が深いかもしれない。
なお本機の空間オーディオ化機能は、少なめに厳選した音をここぞというポイントにビシッと配置しているような楽曲との相性が特に良さそうだった。
例えばTM NETWORK「BEYOND THE TIME」の空間表現の解釈は驚くほど自然。もしもこの楽曲が空間オーディオで制作されていたらこうだったのかもとさえ思わされた。
そしてAmazon Music UnlimitedでDolby Atmos配信されている楽曲、つまりそもそも空間オーディオとして設計されている音源においては、さらに安定した空間表現を得られる。制作者の意図をそのまま受け取っての再現となるので、当然そのようになるわけだ。
DENON HOME 400 音質レビュー(2):レコードを空間オーディオ再生
ではいよいよDENON HOME 400にDP-500BTをBluetoothワイヤレス接続しての、アナログレコードの空間オーディオ再生について。

ジェフ・ベックさんの「Wired」、Earth, Wind&Fire「All 'N All」といった1970年代の名盤でその威力を試したところ……
これは、よい!

