ヘッドホンファンに使ってほしい!小型ストリーマーBluesound「NODE(N132)」の実力を徹底チェック
入門機でも、各モデルが持つ素性を巧みに引き出した
まず、NODE(N132)と同じく白い筐体のスピーカーの、オーディオテクニカ「AT-SP3X」を接続する。
SP3Xは、横幅125mmの小型設計でデスクトップにも起きやすいサイズ感だ。レコード再生用カートリッジの開発からスタートした同社のアナログ・レコードプレーヤーに最適化したというモデルだけあって、ややゆったりしたマイルドな音色と、迫力あるサウンドが快い。日常使いのイージーなリスニングにはぴったりな音調だ。
次に、コストパフォーマンスの高いアクティブ・スピーカー開発で定評あるEDIFIERの人気モデル「MR3」を選択。横幅100mmとこちらもとてもコンパクトだ。
サウンドはメリハリの効いたスピーカーの特長を巧く引き出す方向で、単独でBluetooth接続して聴くよりも、掘りの深く躍動的なサウンドを聴かせてくれる。
ただ、これら2モデルは、単独でも使えるくらいの多機能性を持ったスピーカーたちである。せっかくNODE(N132)と組み合わせるなら、価格のすべてをアコースティック機能に振り切ったアクティブスピーカーだとなおよい。
その点では、プロ機で絶大な信頼を得るGENELECのエントリーモデルとも言える「G One」は、少々値段は張るものの、その価格通りの性能を十全に発揮する好相性を見せた。さすがに全帯域にわたって音の密度やレスポンスが良質かつ均質で、端正なサウンドを聴かせる。
結果として、3モデル、どのスピーカーとの組み合わせでも、スピーカー再生ならではの魅力を十分に楽しませてくれた。
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耳の直近で音をダイレクトに味わうヘッドホン再生は、極めて没入度の高いリスニングを体験させてくれる。しかしながら、耳を塞がず、空間自体に音を響かせて楽しむスピーカー再生は、開放的かつストレスのない音楽体験を提供してくれる。真剣に音楽と対峙することも、日常空間に音楽を解き放っての高音質な「ながら聴き」にも対応できる。
スピーカー再生というと、スペース的にも予算的にも、なかなかハードルが高いことも事実だ。しかしながらNODE(N132)なら、ヘッドホン再生からスピーカー再生まで、最低限のスペースと現実的な予算投資で実現してくれるのである。NODE(N132)は、ヘッドホンからスピーカー再生まで高品位に、かつ高い利便性を、コストを抑えて実現してくれる頼もしい存在だ。
さらにBluOSの操作性がストレスフリーであることも重要なポイントだ。タブレットやスマホ上にジェケット写真がシームレスに表示され、リスニングに集中できる、当たり前のことだが、ここは本体の性能とソフトウェアの出来に左右される。メーカーのこだわりポイントである。
ベテランのオーディオファンはもちろんのこと、これから高音質な音楽再生を存分に楽しみたいヘッドホンユーザーまで、NODE(N132)はあなたの音楽の聴き方をこれまで以上に豊かにしてくれるに違いない。
SPEC

ストリーマー
Bluesound「NODE(N132)」
¥OPEN(実勢価格:¥110,000前後)
●オペレーティングシステム:BluOS ●対応サービス:Amazon Music、TIDAL、Spotify、Qobuz、Roon Ready ほか ●DAC:ESS ES9039Q2M ●対応フォーマット:PCM最大192kHz/24bit、DSD最大11.2MHz ●ヘッドホン出力:150mW/16Ω ●入出力端子:HDMI eARC、光デジタル/アナログ兼用入力、同軸デジタル出力、光デジタル出力、RCAアナログ出力、サブウーファー出力、6.3mmヘッドホン出力 ●通信方式:Wi-Fi(2.4/5GHz)、Ethernet、Bluetooth、AirPlay 2 ●外形寸法:220W×46H×146Dmm ●質量:約1.09kg
(提供:PDN)
