ヘッドホンファンに使ってほしい!小型ストリーマーBluesound「NODE(N132)」の実力を徹底チェック
ヘッドホンリスニングの音は明瞭かつ躍動感がある
■ソニー「MDR-M1」との組み合わせ
「温かみのある躍動的なサウンド」
まず昨年登場したソニーの新たなモニターヘッドホン「MDR-M1」 を組み合わせてみると、その素性のよさが十分に理解できる。モニターヘッドホンならではの充実した音色バランスやM1で新たに獲得した立体的な音楽再現、そして、豊かな低域再現を十分に引き出すことができている。
しかしながら、高域方向は適度な穏やかさがあり、耳に厳しい硬さがない。明快、明瞭でありながらも、聴き疲れを抑えた、温かみと躍動感ある音楽表現が大変好印象だと感じる。この絶妙なバランスこそが、NODE(N132)ならでは、Bluesoundならではの特長だと以前から筆者は認識している。
■GRADO「RS2x」との組み合わせ
「抜けのよさが好相性」
続いて、個性的なサウンドで高い人気のGRADOの定番モデル「RS2x」を接続してみても、ヘッドホンが持つ音のキャラクターを巧く底上げしてくれる印象がある。
オープンエアー型らしい開放感溢れる表現を着実に表現し、先述したNODE(N132)らしい躍動的な表現とGRADOの軽妙かつ抜けのよい高解像度サウンドと実にうまくマッチ。機嫌よく音楽を楽しませてくれた。
■オーディオテクニカ「ATH-ADX7000」との組み合わせ
「7000らしい音楽的な描写を感じる」
最後に、実力を推し量るために、高い駆動力が求められる490Ωというハイインピーダンスなオーディオテクニカ「ATH-ADX7000」を組み合わせてみた。
さすがにADX7000が持つ圧倒的な解像力や立体的描写力を余すことなく引き出し切るとまでは行かないものの、先に接続した2つのヘッドホン同様に、的確かつ明瞭な音楽描写と、耳馴染みのよい音質が実現されている。
小型で高音質を実現するストリーマーに搭載されるヘッドホンアンプの性能として、十二分に高いパフォーマンスを発揮していると感じた。
スピーカーリスニングによる高品位な「ながら聴き」に最適
ヘッドホンリスニングだけなら、利用方法に制限があるとはいえ、ポータブルオーディオプレーヤーでも音楽を楽しむという目的を果たすことができる。
しかしながら、スピーカーリスニングとなると話は別だ。やはり、運用的には据え置きとなるため、電源の接続であったり、ヘッドホンとスピーカーとで接続を切り替えたりと、操作面も含めて実用的ではない。
その点、スピーカーリスニングを前提としたプリアウト機能が搭載されているストリーマーは理想的だ。プリアウト機能があるメリットのひとつに、音声出力のレベルを可変できる点がある。これによって、ボリュームを持たないパワーアンプや、アクティブスピーカーに直接接続して、実に手軽にスピーカー再生を楽しむことができるのだ。
では、具体的には、どのようなモデルを追加すればいいのだろうか。NODE(N132)がHi-Fiオーディオグレードの性能を持つがゆえ、Hi-Fiスピーカーを組み合わせたくなるが、ここでは、価格も手頃な実売2万円台のアクティブスピーカーを組み合わせてみよう。
