HOME > レビュー > 【ミニレビュー】オーディオルーターも席巻中、トップウイングのLANケーブル「Ultra Slim Link」

<連載>オーディオアクセサリーひとくちレビュー

【ミニレビュー】オーディオルーターも席巻中、トップウイングのLANケーブル「Ultra Slim Link」

公開日 2025/06/16 06:35 園田洋世
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

今話題のアクセサリーを毎週ピックアップして、音質改善のポイントをコンパクトにご紹介する「オーディオアクセサリーひとくちレビュー」。今回は、“オーディオ専用ルーター”や光アイソレーターも大ヒット中、ネットワークアクセサリー界に新風を巻き起こすTOPWING(トップウイング)のLANケーブル「Ultra Slim Link」をチェック!

TOPWING LANケーブル「Ultra Slim Link」(価格:8,800円/1.0m、9,900円/2.0m その他長さも特注で受け付ける ※いずれも税込)

 

エネルギー感が増し確かな実在感が伴う

TOPWINGのLANケーブル「Ultra Slim Link」はその名の通り非常に細いLANケーブルである。LAN信号は高周波なので、表皮効果(導体に高周波の交流電流を流すと電流は表面に集中すること)に鑑みて導体に極細銀メッキ銅単線を採用している。

Wattson Audioのネットワークトランスポート「Emerson DIGITAL」に接続してテスト

細い見た目とは逆に、ハイ・ファイ・セット「卒業写真」は山本潤子のヴォーカル音像が厚みと密度感、そしてエネルギー感が増す。さらにヴォーカルと伴奏、コーラスとの分離が明瞭になる。

「Hoist The Colours-Bass Singers Version」もやはり男性ヴォーカルに分厚さと高い密度感が加わる。ヴォーカル音像にまとわりついていた雑味が減少し、背景の風音との分離もクッキリ。そしてバスドラムの音像が濁らない。

サラ・バレリス「Love On The Rocks」(ライブ録音)はヴォーカルの音抜けがとても良い。ヴォーカル、伴奏のピアノ、聴衆の歓声と拍手の各音像に確かな実在感が伴う。

音はしっかりしているがケーブルは細く、取り回しは良いが、取り扱いには十分注意したい。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク