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PR装着感や音質を多角的にチェック

ビクターが「耳をふさがないイヤホン」参戦! “nearphones”「HA-NP35T」の魅力を徹底検証!

公開日 2022/06/20 06:30 工藤寛顕(だいせんせい)
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装着したまま仰向けに寝転がってみたり、頭を振り回してみたり、なんならエクササイズ系のゲームで小一時間遊んでみても外れそうな気配はなかった。もちろん耳の大きさや形状によって個人差はあるかもしれないが、基本的には着けたままの運動も全く問題無さそうだ。

ケースを手に持ったところ

耳をふさがないイヤホンは、当然ながら耳穴を使ったフィッティングができないため、どのように快適に耳に固定するかが大きな課題となる。本製品はイヤーフックという比較的ベターなスタイルでありながら、考え抜かれた完成度の高い仕上がりになっている。こうしたところからも、ビクターブランドならではの”本気”の作り込みを感じた。

ちなみに、装着した際の外観としては、耳がふさがっていないことがひと目でわかる程度には耳穴が露出している。たとえば着けたままレジで買い物などをする際に、これが耳をふさがないイヤホンであることは伝わらなくとも、「ああ、耳からイヤホンを外してるんだな」ということはなんとなく伝わるはず。こうした視覚的なわかりやすさは、日常生活で使うにあたっては意外と重要ではないかと思う。

音質は? 音漏れ具合は?



それではサウンド周りをレビューしていこう。本製品は16mm径の大型ドライバーユニットを搭載し、バスレフ構造により低域も強化されている。ダクトは蛇行するような形状になっているため、ダクトからの音漏れを防いでいるという点もよく考えられている。もちろん音量を極端に上げすぎてしまえば多少は周りにも聴こえてしまうかもしれないが、iPhoneでいえば真ん中くらいの音量で聴いている分には、よほど静かな室内などでなければ大きな問題にはならないはずだ。

肝心の音質について、今回はiPhone 12 Pro Maxとの組み合わせでテストしてみた。まずはApple Musicでfhána「愛のシュプリーム!」を再生してみると、やはり(一般的なイヤホンと比較しての)低域の物足りなさは否めないものの、中域〜中低域にかけてのリッチさはなかなかのもの。

イントロの背景の話し声もさほど潰れておらず、華やかなブラスセクションの質感やクラップの粒立ちなど、音自体のディテール感は意外なほどカッチリしている。量感よりも質重視といった感じで、全部の帯域を無理やり聴かせよう! というよりは、届く帯域の音をしっかり描いているという印象だ。

米津玄師「M八七」では、ストリングスの美しい旋律による壮大なスケール感を独特のサウンドで鳴らしてくれる。頭内定位的でありつつも、描写としてのサウンドステージが広いというよりは自然に周囲から音が聴こえてくるような、耳をふさがない構造ゆえの特有の開放感がある。

このように、細かいところまで聴き込める作り込まれた音質と、抜けるように広がっていくストレスフリーな再生感がちょうどよいバランスで非常に聴きやすい。これもまた、長時間の使用に適したポイントのひとつだろう。

最後に、YouTubeやHulu、Tverなどでの動画視聴もチェックしてみた。流石に迫力あるアクション映画などの再生にはあまり向いていないが、声の帯域が聞き取りやすく、トークが中心のコンテンツはいずれも快適に再生を楽しむことができた。ランニング中にラジオを聴いて楽しむ、といった使い方にも良いかもしれない。

ストレスフリーな体験が欲しいなら要チェック!



耳をふさがない完全ワイヤレスイヤホンという最先端の製品でありつつも、決して奇をてらいすぎるようなアプローチには走らず、堅実な製品づくりの姿勢が結実したHA-NP35Tは、まだまだ発展途上なジャンルにおけるひとつの定番となりそうなポテンシャルを感じるとともに、改めてビクターのブランドコンセプトをハッキリと認識できるような仕上がりになっていた。

このストレスフリーな体験に少しでも興味があるのなら、ぜひ手に取って試してみてほしい。

(提供:JVCケンウッド)

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