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PR装着感や音質を多角的にチェック

ビクターが「耳をふさがないイヤホン」参戦! “nearphones”「HA-NP35T」の魅力を徹底検証!

2022/06/20 工藤寛顕(だいせんせい)
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注目高まる「耳をふさがないイヤホン」。ビクター参戦第1弾を試す!



ビクターの「耳をふさがないイヤホン」を試す

イヤホンといえば、耳の穴に装着して音楽を再生するもの。……しかしここ数年で、そんな常識とは真逆をいく「耳をふさがないイヤホン」というジャンルが急激に注目されつつあるのだが、その背景にワイヤレスイヤホンの普及が関わっていることは間違いないだろう。

「耳をふさがない」という点だけで見ても多種多様なアプローチが考案されているが、いずれもケーブルが無いストレスフリーなワイヤレスとの相性は抜群。イヤホンを着けたまま会話ができる、音楽を再生しながらでも周りの音が聞こえるなど、従来のイヤホンには無かった利便性をもって人気を博しているのだ。

そんな流行りのジャンルに、あのJVC……ではなく、なんとVictor(ビクター)が参戦すると誰が予想しただろうか。2017年に“時代をつくるブランド”として復活したビクターは、イヤホンにおいても「HA-FW10000」などのフラグシップモデルを生み出してきた。先日には1万円切りの安価な完全ワイヤレスイヤホンを発売したことでも大きな話題となったばかりだが、この度、新たに耳をふさがない完全ワイヤレスイヤホン“nearphones”「HA-NP35T」が登場した。

“nearphones”「HA-NP35T」

耳をふさがないイヤホンは各社から発売され始めているが、ジャンルとしてはまだまだ発展途上。そんな中で、JVCケンウッドの歴史と誇りを懸けるVictorブランドが、このジャンルに対して現段階で出してきた”答え”がどれほどのものなのか。さっそくその詳細をチェックしていきたい。

日常のさまざまなシーンで活躍してくれる性能



まずは改めて製品の概要をご紹介しよう。本製品はビクターブランドによる「耳をふさがない」完全ワイヤレスイヤホンだ。

本体内側の構造

イヤーフックによって耳の外側に浮いているような形で固定されるイヤホン本体には、内側に向けてドライバーユニットが配置されており、耳をふさがなくても音楽再生や音声通話を楽しむことができる。

次ページバツグンの装着感。メガネやマスクとも干渉ほぼナシ

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