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音良し・機能良しの一体型オーディオ! テクニクス「SA-C600」で最高の音楽生活をスタートしよう

2022/02/18 生形三郎
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パナソニックが展開するハイファイオーディオブランド「Technics(テクニクス)」より、 CD/ネットワークプレーヤー、DAC、アンプと様々な機能をコンパクトな筐体に備えた一体型のネットワークCDレシーバー「SA-C600」が登場した。

ストリーミングからCD再生、そして、スピーカーを駆動するアンプまでと、あらゆる機能を一台に集約させつつ、税込11万円という価格を実現した大注目モデルである。これさえ導入すれば、あとはスピーカーを用意するだけで、さまざまな音楽ソースを高音質なテクニクスクオリティで楽しめてしまう。

ここでは早速、そんなSA-C600を、CDからハイレゾ、ストリーミングからレコードまで、様々なソースで試聴するとともに、小型のブックシェルフスピーカーから本格派の大型スピーカーまでを使ってその実力をチェックしてみた。結論から先に言ってしまうと、予想を遥かに裏切られる驚愕のポテンシャルを持っていた。


まさに全方位対応、至れり尽くせりのオールインワンモデル

本機は、あらゆる音楽ソースに全方位から対応するオールインワンのネットワークCDレシーバーと言えるが、なんと言っても、まずはその佇まいが印象的である。質感豊かなヘアライン仕上げのアルミニウム材を採用したトップパネルの筐体は、薄型かつコンパクトでありつつ、テクニクス製オーディオコンポーネントのデザインを踏襲したスタイリッシュな存在感を放つ。

「SA-C600」

剛性と制振性を高めるために3mm厚のアルミ材を用いたトップパネルには、マニュアルスライド式のドアが設けられているほか、内部にはLEDライトが配されているため、演奏中のCDが美しく浮かび上がるという、音楽再生を視覚的にも楽しめる素敵な仕様となっている。洗練された外観は、設置空間をシャープに演出してくれるだろう。

CDは天面のスライド式ドアを開閉してセットする

機能面では、先述のCDプレーヤー機能は勿論のこと、ストリーミング再生やネットワークプレーヤー機能、USB DAC機能やUSBメモリーからのファイル再生、FMチューナーや光および同軸デジタル入力、アナログ入力、さらにはMM型カートリッジ用のフォノイコライザーアンプ入力までにも対応。MQA音源のフルデコードをサポートし、MQA-CDも再生可能だ。光デジタル入力は、テレビの電源オンに連動してSAーC600の電源が自動でオンになる電源連動機能も備えているので、リビングシステムとも親和性が高く、まさに全方位に対応する懐の広さを持つ。

背面部にはアナログ/デジタル/MM対応フォノ入力など多彩な端子を搭載している

ストリーミング再生に関しては、 amazon music、Spotify Connect、Deezerに対応するほか、Chromecast built-inも搭載するので、スマートデバイスからChromecastアプリを使って、さまざまなストリーミングサービスが再生できる嬉しい仕様だ。加えて、Wi-Fi接続や AirPlay 2を利用したネットワーク再生、そして、AACとSBCコーデックに対応したBluetooth機能も搭載し、ワイヤレスでも存分に楽しむことができる。

さらに、スピーカーの設置場所に合わせて最適な音質に調整する、同社おなじみの「Space Tune」機能も、もちろん搭載されている。本体のみでの調整のほか、iOSデバイスで専用アプリ「Technics Audio Center」を使えば、より精密な周波数特性の測定・補正も可能となっている。

スピーカーの設置位置に応じた調整が行える「Space Tune」機能にも対応

スピーカーを駆動する肝心のアンプ部分だが、こちらには、テクニクスの上位クラスのプリメインアンプでも採用されているフルデジタルアンプ技術を投入した。ジッターによる時間精度の劣化や、信号変換時の誤差による音の歪みを起因とする音質劣化の排除を追求する「JENO Engine」 による、フルデジタルでの信号増幅回路を贅沢にも搭載している。

フルデジタルアンプ「JENO Engine」を搭載

また、同社リファレンスクラスのターンテーブル「SL-1000R」に採用のノイズ抑制技術や、アンプ専用電源を独立搭載するなど、同社がハイファイオーディオ分野で培ってきた本格的な高音質技術がふんだんに盛り込まれている。まさに、11万円とは思えない、至れり尽くせりの内容となっているのである。

アンプ専用電源を独立搭載する 「Twin Power Supply Circuit System」など高音質技術を余すところなく投入している

唖然とするほどの再現能力、ソースの違いを的確に描き分ける

それでは、いよいよ本機の音質インプレッションに入っていこう。サウンドテストは、本機の実力を試すために、あえて、本格的なオーディオ製品試聴のリファレンスとしても用いられるB&W「803 D3」から接続した。手始めに、CD再生から試聴してみる。流石に定価で400万円弱のハイエンドスピーカーは荷が重いと思いきや、バランスよい充実した音を聴かせてくれ、呆気にとられてしまった……。

実にフラットで癖のない音色は、テクニクスならでは。どのような音楽ソースを聴いても、スムーズで聴き心地が良い。ハイエンドの製品は、ともすると積極的な情報量の押し出しによって聴き疲れてしまう場合もあるが、 SA-C600の駆動では決して鋭角的な音にならずに高い一体感で音楽を描き出してくれる。

次ページサイズを問わずスピーカーの個性を引き出す

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