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CHORDアンプテクノロジーを凝縮、“卓上の小さな巨人”「ANNI」の実力を聴く

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岩井 喬

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2021年10月19日

より省スペースな再生環境を想定し、ノートPCに替えてソニーのハイレゾ対応ウォークマン「NW-WM1Z」をQutestと接続してみた。ノートPCの時より一際音場の透明度が向上し、落ち着きとスムーズさが増す傾向となり、高S/Nなサウンドへと進化。中低域の密度は濃いが音像のフォーカスは引き締まり、リズム隊のアタックもキレ味が増す。

ハイレゾ音源の持つレンジの広さに加え、Qutest&ANNIペアによるアナログライクな伸び良く空間性豊かなサウンドが高次元で融合し、重厚ながらも躍動感に富み、立ち上がりの素早い楽器の微細なニュアンスまでも的確に描き出してくれた。

駆動力が必要となるタングステンコーティング58mm大口径ドライバーを積むオーディオテクニカ「ATH-ADX5000」との組み合わせでも試してみる。HD800 Sよりもさらに解像度の高い表現性へとシフト。音像の輪郭をカリッと描きつつも芯は細くならず、密度のある低重心なサウンドとなっている。

中低域は立ち上がり・立下りの早い弾力のある描写であり、オーケストラはキレ良く鮮やかな旋律と余韻の華やさが際立つ。清廉とした爽やかなハーモニーも魅力的だ。ローエンドの伸びも深くゆったりと聴かせるがレスポンスも早く、明晰で抑揚豊か。ホーンセクションはシャープなタッチでまとめ、ピアノのアタックも軽快で分離良い。

ボーカルはボディの引き締まったクールな描写で、キリッとした気高い芯の強さと質感の滑らかさを両立している。ロック音源は軽快で締まり良くきめ細やかな展開であり、幾分ドライな雰囲気も漂う。個々の楽器の描写は緻密であり、余韻のニュアンスまで丁寧に拾い上げてくれた。

コンパクトなスピーカー環境にマッチする駆動力/空間表現力

そしてANNIのもう一つの特徴であるスピーカー再生であるが、Charioのコンパクト2ウェイスピーカー「Lynx」を用意。ニアフィールド環境で聴いてみた。ゲインはローに設定してみたが、音圧の高いポピュラー系音源では時計の9時方向くらいで十分な音量は取れる印象である。

Charioのスピーカー「Lynx」を組み合わせ、ニアフィールドで試聴

ただクラシックやジャズなど、アコースティックな楽器を使ったダイナミックレンジの広いソースでは今少し音量が欲しいところだ。そうした場合はゲインをハイへと切り替えれば良く、クラシック音源では時計の2時方向くらいまで実用域といった印象で、より抑揚良く豊かなサウンドを楽しむことができた。

デスクトップ環境を想定したセッティングも試聴

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