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CHORDアンプテクノロジーを凝縮、“卓上の小さな巨人”「ANNI」の実力を聴く

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岩井 喬

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2021年10月19日
CHORD最小のデスクトップシステム “Qutestレンジ” に、ヘッドホンアンプ/プリメインアンプ「ANNI」が新たに加わった。

CHORD「ANNI」¥OPEN(予想実売価格:税込253,000円前後)

筐体サイズはUSB-DAC「Qutest」と同じであるが、スピーカー駆動が可能な2段階ゲイン切り替え機能付き10W×2のアナログアンプを備えていることが特徴だ。デスクトップを中心にしながら、幅広いリスニングスタイルを楽しむことができるのである。早速、その実力を確かめていきたい。

最上位アンプの技術を卓上サイズに凝縮した “小さな巨人”

ANNIの注目点は、最上位アンプ “ULTIMAシリーズ” に搭載された「ULTIMAアンプテクノロジー」を取り入れたこと。ULTIMAアンプテクノロジーは、後段で起こり得る歪み成分をあらかじめ予測し補正を行う「デュアルフィードフォワードテクノロジー」をベースとしたAB級アナログアンプ技術だ。

USB-DAC「Qutest」等と同じ“Qutestレンジ”に属するアナログアンプ。その内部には、最上位アンプ“ULTIMAシリーズ”のテクノロジーを搭載し、ヘッドホン/スピーカー両出力で機能する

このデュアルフィードフォワードテクノロジーは、スピーカー/ヘッドホン問わず、負荷を駆動している状態でエラーを監視し、素早く訂正を行うことで正しい増幅に導くというものである。上位シリーズは筐体サイズにも余裕があるが、ANNIはD級アンプかと思わせるほど圧倒的なコンパクトボディに収めており、まさに “小さな巨人” といえる構成となっているのだ。

ヘッドホンアンプにもこのULTIMAアンプテクノロジーが反映されていることがポイントであり、Qutestとのペア運用では価格としてはより上位となるヘッドホンアンプ内蔵USB-DAC「Hugo TT2」にも匹敵するクオリティを獲得している。

同サイズの「Qutest」とペアで、より上位のモデルに匹敵するポテンシャルを発揮する

回路としてはアンバランス構成(シングルエンド)となるが、これだけ小さな筐体ではバランス構成とするのは困難であり、CHORDとして理想とするサウンドはそこにはないということであろう。Qutestのベースとなっているポータブル機「Hugo2」なども含め、CHORDのヘッドホンアンプはアンバランス構成に徹している。逆にアンバランス構成だからこそ、駆動力の高さと緻密な回路構成を生かした濃密なサウンドを実現できるのだ。

3.5mm出力の周囲は一段深く彫り込まれている

筐体は航空レベルアルミブロックCNC精密削り出し仕様で、前面や上・側面には通気孔を設けるほか、内部に超小型の低ノイズ冷却ファンを装備。電源を入れてしばらくすると本体は結構熱くなってくる。

Qutestレンジのシステムをスタックできるアルミ製ラックスタンド「Qutest System Stand」にも対応している。天面に発光するガラスレンズを備えるQutestを上段に置くのが基本のようだが、ANNIの冷却のことを踏まえると風通しの良い場所を選ぶことが肝要といえよう。

“Qutestレンジ”専用スタンド「Qutest System Stand」(予想実売価格:税込38,500円前後)を装着することで、シリーズ同士積み重ねることができる


構造上、「Qutest System Stand」は順番を問わず積み重ねることができる

まずはヘッドホンでの試聴からスタート

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