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評論家が“椅子から転げ落ちそうになる"音質! 4K/ハイレゾ配信「Live Extreme」の魅力

2021/07/12 土方久明
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開発は同社の大石耕史氏が担当。大石氏は、DSDファイルも取り扱える先進的な音楽管理ソフト「AudioGate」や同社のDSDマスターレコーダーの開発などを手がけ、「Nu I」、「DS-DAC-10R」などD/Aコンバーター製品の礎を築いた、DSD関連製品のトップエンジニアである。

コルグ 大石氏

下記【表2】のシステム概略図左側が配信の機材構成だが、Live ExtremeのエンコーダーはASIOをサポートする外部オーディオインターフェイスに対応するので、「DS-DAC-10R」や「Nu I」などの同社製品や、品質の良いオーディオインターフェイスを利用できる。

システム概略図

またエンコーダーは、現在のデジタルオーディオでキモと言われるクロック周りにも手が入れられており、映像を扱う機器では避けづらいビデオ用クロックの安易な流用を避け、オーディオ・クロックを軸とするソフトウェア設計が施されているなど、「オーディオ・ファースト」の設計思想が貫かれている。入り口から内部プロセスまで音質にこだわった設計により、入力デバイスのサンプルレートを保ったまま、FLACやALACへのロスレス圧縮を行い、配信サーバーへの転送を可能としているのだ。

4つ目のポイントは、Live Extremeによって、受け手(視聴者側)だけでなく、アーティスト/配信側も、既存の配信システムにはなかった恩恵が受けられるということだ。

まず、本ソリューションはソフトウェアベースで動作するので、プラットフォーム側が全く新規で用意しなくてはいけないものといえば、収録用機材一式と配信設備(これは当然必要)を除けば、エンコード用ソフトをインストールするWindowsパソコンが1台あれば良い。【表2】の配信機材構成を見ると、大変シンプルなことがわかる。とにかく導入が楽なのだ。また、ソフトウェアとパソコンを合計した金額は現在流通しているシステムの半額以下なので、導入コストも低い。

さらに、ブラウザがプレーヤーとなるということは、ウェブサイトやSNSからの導線に優れ、コンテンツの告知から再生までをブラウザのみで完結できるし、当然ながらプレーヤー(動画の画面)をウェブページ内に埋め込むことも可能である。

■試聴:「椅子から転げ落ちそうになるほどの衝撃」

本記事執筆に先立ち、東京・稲城市にあるコルグ本社へお伺いして、Live Extremeが誕生した開発環境を見学したのだが、斬新なアイデアが多く搭載された様々な開発用機材に目を奪われた。

デコーダーから再生までの一連のシステムや、DAPにテスト信号を流し、その音声をオーディオインターフェイスに入力して波形を確認することで、最終的にハイレゾ(192kHzのナイキスト周波数96kHz)が出ているのかを目視で確認できる測定装置。さらに「Nu I」を複数台使用したDSD5.6MHzのサラウンド再生の設備など、大変興味深い環境が構築されていた。開発環境については、今後別記事でしっかりと解説したいと思っている。

一般的な配信システムに比べてコンパクトな機材システムで配信を行えるのもLive Extremeの特長のひとつ

同社の視聴室での先進的な体験に感銘を受けた筆者は、続いて、Live Extremeを採用した動画配信サービス「Thumva」にて、7月11日に配信開始された藤田恵美のライブ配信を自宅で体験してみることにした。

Live Extremeのシステムを使用して動画配信サービス『Thumva』にて4K/ハイレゾ配信された藤田恵美『Headphone Concert 2021』を先行体験。なお同コンテンツは7月24日(土)18時までアーカイブ(見逃し)配信も実施している

次ページ今後のさらなる展開拡大にも注目

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