ドイツのブラック・フォレスト社が開発

合わせて使うと効果倍増。ティグロンのターンテーブルシート&スタビライザーをレビュー

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福田雅光/鈴木 裕

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2021年06月14日
ティグロンよりレコードスタビライザーとターンテーブルシートが発売された。ドイツのブラック・フォレスト社が開発した製品で、軽量でプレーヤーやスピンドルに負担をかけないアイテムとなっている。福田雅光氏と鈴木 裕氏がその効果を体験する。

TIGLONのレコードスタビライザー「BFA-CLAMP」(左/49,500円/税込)とターンテーブルシート(右/19,800円/税込)

■軽量で盤面の完全密着を実現するレコードスタビライザー(福田)

ティグロンより画期的なアナログ用アクセサリーが2種類登場した。もともとはドイツのブラック・フォレスト・オーディオ社の代表、フォルカー・キーン氏がレコード再生の理想を研究した結果として誕生した製品である。

ティグロンと10年来のサウンドパートナーであるドイツ ブラック・フォレスト社のフォルカー・キーン氏

レコードスタビライザー「BFA-CLAMP」は軽量でありながらレコード盤をターンテーブルに密着させる製品だ。盤を密着させるためには、バキューム式等これまでに各種の製品が登場したが、同アイテムはいたってシンプルなメカニズムである。

2mmか3mmのソフトワッシャーの上に盤をセット。その上からカーボンフリースワッシャーをセットした上で、スピンドルにクランプを装着。上部のつまみはターンテーブルのスピンドルを固定するためのもので、下の大きなノブはレーベル部分の外周部に力を加え押し下げるためのもの。レコード面が水平になるように適度に設定する。

使用方法は、センタースピンドルの長さに合わせ、2mmかまたは3mmのソフトワッシャー(左)の上に盤をセットし、その上からカーボンフリースワッシャー(右)、最後に「BFA-CLAMP」を装着する

実際に試すとレコード盤全体がターンテーブルに吸いつくような密着性の高さだ。確かにこの効果は大きい。使用すると低域、中低域はもとより、全体に音の緩みが減少して輪郭は明確に、低音は引き締まり、分解力が向上する。また、中音、高音は混濁が排除され、くもりがなく、繊細な倍音成分も冴えていっそう切れ味がよくなる。

■ターンテーブルシートは解像度のはっきりした正統的な再生が得られる

一方の同社のターンテーブルシート「BFA-MAT」は5mm厚294mφ。意外に軽量である。カーボンファイバー素材を活用して、内部に発泡状の素材で、硬さのあるシートでサンドイッチした複合構造とわかる。

「BFA-MAT」の内部は細かい発泡構造になっていて、余分なエネルギーをマット内部で熱に変換する

試すと音の輪郭を明確に描き、解像度が高い。中高音の濁りも減少する。ダイナミックな表現力と中低域の力強さ。さらに中高音は鮮明な切れ味があり、レスポンスに優れている。くもりやあいまいなふくらみがなく、この性能であれば解像度のしっかりした正統的な再生が得られるはずだ。筆者の印象としては合格製品である。レコード再生を追求するマニアに薦められる。

鈴木 裕氏も両アイテムをチェック!

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