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低価格帯から充実したラインナップ

国産ケーブルブランドに“強力な選択肢”が誕生。新星「M&Mデザイン」の高品質ケーブルを試す

2020/11/10 福田雅光
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トライオードがケーブルブランド、M&Mデザインの取り扱いを開始した。高知県高知市に拠点を置くカーオーディオのプロショップ「ガレージ・ショウエイ」の主宰者である吉岡正浩氏が立ち上げたオリジナルブランドで、満を持してホームオーディオの分野に参入したのだ。周知の通り、国内外の数あるケーブルブランドの中で、どのような魅力を備えているのか? 福田雅光氏によるデビュー記事をお届けしよう。


4つのジャンルから展開開始。ラインナップの豊富さも魅力

オーディオケーブルを発売するブランドは、すでに多くのメーカーが競い合っており、海外メーカーも含めれば激戦の世界だ。この状況のなかで、新たな純国産のケーブルブランドが参入した。2010年に創業した高知県のM&Mデザインである。

カーオーディオのプロショップ「ガレージ・ショウエイ」のオーナーであり、インストーラーでもある吉岡正浩氏によって立ち上げられたオリジナル・ブランドで、まずは同分野で高い評価を得てきた。そして、その実績を携え、今年からトライオードの取り扱いによりホームオーディオの世界に本格参入を果たすことになった。

今回ピュアオーディオ用としてデビューを飾るそのラインナップは、RCAインターコネクトケーブルとスピーカーケーブルのほかに、オーディオ専用に開発した75Ω同軸デジタルケーブル、USB2.0ケーブルの4ジャンル。それぞれが高級グレードから手頃な価格の製品まで揃えられた、そのラインナップの豊富さにも注目したい。

RCAインターコネクトケーブルは、プラグを完全自社開発している点に注目したい。上級モデルはロジウムメッキ仕様のものを搭載している。そのラインナップは三菱マテリアルの7N DUCC導体を採用した1mペアで160,000円(税抜、以下同)の最高峰モデル「7N-MA9000CORSA」と、1mペア100,000円の「7N-MA7000II」。これに続いて “SN-MAシリーズ” が4モデル揃っている。

一方のスピーカーケーブルは “SN-MSシリーズ” として、1mあたり6,800円の「SN-MS7500III」から680円の「SN-MS1200」までの5モデルがラインナップされている。

そのなかから今回は、RCAインターコネクトケーブルより最高峰の「7N-MA9000CORSA」と、1mペアで27,000円の「SN-MA3000III」、13,000円の「SN-MA2200II」。スピーカーケーブルは最上位の「SN-MS7500III」と1mあたり1,200円の「SN-MS1800」を選出。その音質的魅力を探ってみた。

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