HOME > レビュー > 5千円台で買える!「普通に推したい」安心便利なエントリー完全ワイヤレスイヤホン3選

[連載]高橋敦のオーディオ絶対領域【第251回】

5千円台で買える!「普通に推したい」安心便利なエントリー完全ワイヤレスイヤホン3選

2020/07/13 高橋 敦
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
もはや「あえて」ではない! 『普通に推せる』5,000円台完全ワイヤレス

先日は「あえて推したい! 1000円台からの “強くて安い” エントリークラス有線イヤホン3選」という記事をお届けさせていただいた。しかしそれ、逆に言えば「いまや『あえて』でなければ普通に完全ワイヤレスイヤホンを選ぶよね」ということだ。

5,000円前後や5,000円未満の完全ワイヤレスイヤホンも登場している現在。そのあたりの価格なら「完全ワイヤレスイヤホンとしてのエントリークラス」なだけではなく「イヤホン全体としてのエントリークラス」でもある。完全に「普通の選択肢」だ。

ならば今回はそちらに注目! エントリークラス完全ワイヤレスイヤホンの “安くて安心” なおすすめモデルをピックアップして紹介しよう。

完全ワイヤレスイヤホンも基本技術は成熟してきたようで、接続安定性が極端に悪くて使い物にならないような製品は減ってはいる。しかし、このあたりの価格帯には使い勝手や音質も含めて玉石混合な状況がまだ残っており、何を買っても安心とまでは言えない。

そこで今回は、5,000円から6,000円程度の価格帯の製品から「これなら安心!」とおすすめできる3モデルを選抜してみた!

写真左からAIR by MPOW「X6.2」→JVC「HA-A10T」→final「TWS03R」

AIR by MPOW「X6.2J」!
JVC「HA-A10T」!
ag「TWS03R」!

どれも税込実売で5,500円から6,000円ほどで購入可能だ。いずれもスペックだけを眺めてみても、突出して優れた要素があるわけではない。ノイキャンなんてもちろん無いし、外音取り込みも無し。防水防塵がやたらエクストリームだったりもしない。

しかし細かな説明まで確認し、実際の製品を手にしてみれば、エントリーモデルらしく「完全ワイヤレスの基本性能」の完成度を十分に高め、その上で「細かな作り込み」で使い心地をアップさせた、エントリーモデルのお手本のような作りになっていることがわかる。

とはいえ基本スペックも実用性に関わるので、まずはそこを含めた各モデルの特徴を一覧表で確認。例えば「とにかくバッテリー駆動時間!」「軽さ(物理)こそ我が望み!」などスペック面に明確な要望がある場合は、まずはそこをチェックだ。



この表の内容も踏まえてもらった上で、ここからは、各モデルごとのポイント、それぞれの持ち味を紹介させていただこう。

次ページ基本性能が高い「X6.2J」とタフ&フレンドリーな「HA-A10T」

1 2 3 4 5 次へ

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE