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大画面テレビに最適!“高さ方向の表現力”が凄い! ソニーの最新サウンドバー「HT-G700」実力徹底チェック

公開日 2020/06/12 06:30 折原一也
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劇場映画では「ドルビーアトモス」「DTS:X」といった“高さ”方向の表現を伴う三次元立体音響が採用されるようになり、今やそれらがUltraHD Blu-ray(UHD BD)のパッケージや、映像配信のNetflixなどでも提供されているのはご存知の通り。そうしたUHD BDや映像配信の立体音響を楽しめるサウンドバーも増えてきている。

このように、サウンドバーを始めとする家庭用音響機器の立体音響技術への対応は、まず劇場映画の再現を目的に始まったが、近年特にそれ以外のメリットも大きくなっている。

テレビとの組み合わせイメージ

テレビは55インチ、65インチ以上も珍しくなくなり大型化が進んでいるが、その内蔵スピーカーはほとんどが下向き配置されている。そのため音声も下に偏りがちだった。サウンドバーのバーチャルサラウンド機能を利用すれば、それが一変するのだ。

テレビ画面と干渉しないよう配慮してバースピーカー部の高さも抑えらている

■2つの独自技術の進化とセンタースピーカー搭載で音場が拡大

ソニーが「HT-G700」で高さ方向の表現に用いるのは、「Vertical Surround Engine(バーティカル サラウンド エンジン)」と「S-Force PROフロントサラウンド」という2つの独自技術。

前者は立体音響信号をイネーブルドスピーカーなしで再現できるようにしたり地デジ番組などの2ch音声でも高さ方向の音場を楽しめるようにするもので、今回アルゴリズムを進化させ、スイートスポットの拡大を果たしている。

そして後者はデジタル音場処理技術によって広がりあるサラウンド音場を実現するというもの。同技術では今回、テレビの大画面化に合わせて高さ方向にも音場を拡大した。

横方向に加えて高さ方向の音場がさらに拡大

バースピーカー部にセンタースピーカーを搭載した3.1ch構成となったこともポイント。スピーカーユニットは3chとも45×100mmのユニットで、ソニーのデジタルアンプ「S-Master」を用いた100W+100W+100W駆動。サブウーファーは160mm口径のユニットを内蔵したワイヤレスタイプで、バースピーカー部とは出荷時からペアリング設定済み。簡単設置で使い始められる。

サウンドバーなどとテレビとの接続は、ARC対応のHDMI接続が最もシンプルで簡単。なかでも「HT-G700」ではテレビのHDMI端子が外部機器の音声ハブになる最新のeARCにも対応しているので全く手間がない。もちろん、テレビ番組の音声もサウンドバーからそのまま出力できる。外部入力のHDMI経由も18Gbps対応で4K/60p 4:4:4対応、HDR規格もドルビービジョンやHLGまでカバーするフルスペックだ。さらに、光デジタル入力も備えるほか、Bluetoothにも対応しスマートフォンからの音楽をワイヤレス再生することなどもできる。

背面端子部

また、OLEDディスプレイも搭載。音量、選択中の入力ソースやサウンドモードもはっきりと確認できる。

有機ELディスプレイを搭載し、接続先の機器や音声モード、音量などの各種情報を確認可能

■地デジの2ch音声からUHD BDの立体音響まで。“高さ方向”の表現力が凄い

それでは実際に「HT-G700」のサウンドをチェックしていこう。まずは何気なくテレビ番組のニュースを見てみると、即座に気づくほどに音がいい。

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