世界初、ズーム全域で開放F値1.7を実現!

従来の常識を覆す新世代のズームレンズ。パナソニック「LEICA DG VARIO-SUMMILUX 10-25mm / F1.7 ASPH.」レビュー

桃井一至

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2020年03月27日
パナソニック「LUMIX」のレンズ交換式デジタルカメラは、マイクロフォーサーズシステム規格に準拠した「Gシリーズ」と、ライカLマウントを採用したフルサイズセンサー搭載の「Sシリーズ」で展開されている。

Sシリーズの開発発表が行われたのは2018年秋、ドイツで開催された映像用品ショー「フォトキナ」だ。メディアの注目は、当然のごとくセンサーサイズが大きく、新システムでもあるSシリーズに集まったが、そこでSシリーズと同時にマイクロフォーサーズ用レンズとして開発発表されたのが、今回取り上げる「LEICA DG VARIO-SUMMILUX 10-25mm / F1.7 ASPH.」である。

PANASONIC「LEICA DG VARIO-SUMMILUX 10-25mm / F1.7 ASPH.」

SPEC ●焦点距離:10mm〜25mm(35mm判換算20mm〜50mm) ●絞り値:F/1.7 ●最短撮影距離:0.28m ●フィルター径:φ77mm ●外形寸法:φ87.6mm×約128mm ●質量:約690g(フード、キャップ、リアキャップ含まず) ●対応センサーサイズ:マイクロフォーサーズ ●対応マウント:マイクロフォーサーズ

かくいう私も、会場でプレゼンテーションを聞き、Sシリーズの登場に沸いた一人だが、本レンズの開発発表については、単なる標準ズームレンズの追加ではなく、世界に先駆けてミラーレスカメラを世に送り出したパナソニックが、フルサイズ機の投入後も、マイクロフォーサーズ機との両輪で進んでいくという、大きな決意表明の現れだと読んでいた。 


フォトキナ2018開催前日のプレスカンファレンスで開発が発表された 「LEICA DG VARIO-SUMMILUX 10-25mm / F1.7 ASPH.」。Sシリーズと同時のお披露目だったこともあり、当時はあまり注目されなかったが、思い返せば新世代Gシリーズの幕はここから上がったといえるだろう。

言うまでもなく、画質とボケ量を最優先すれば、センサーサイズの大きなフルサイズ機が優位だが、裏返せば、それを回避できればマイクロフォーサーズ機との差は縮み、両者の一長一短を理解して使えば世界は広がる。あとはユーザーが使い方などで選べば良いだけのこと。「大きいことは良いこと」だけで済まないのがカメラの面白いところだ。

1本で単焦点レンズ5本分の画角と画質をカバー

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