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fidataが高音質プロトコル「Diretta」でさらに飛躍! その大きな音質メリットを検証

2019/12/27 逆木 一
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Diretta対応機器が広がれば、さらに多くのシステムで音は良くなる

fidataの製品は発売当初、純粋な「サーバー」として始まった。その後、アップデートにより発売からあまり間を置かずして「プレーヤー」の機能を獲得し、USB DACとの接続を可能にした。

さらに、純正コントロールアプリ「fidata Music App」がリリースされたことで、fidataはネットワークオーディオの三要素(サーバー/プレーヤー/コントロール)を極めて高いレベルで提供するブランドに成長を遂げた。

fidata Music Appのアプリ画面。プレーヤーとして曲の再生ができるだけでなく、再生先の設定などのコントロールも行える

そして今回のDiretta対応である。これによって、fidataはさらなる高音質で再生できるポテンシャルを獲得したのだ。またfidataと同等の機能を実現しながらも、驚くべき低価格でネットワークオーディオの裾野を広げた、Soundgenicの存在も忘れてはならない。

アイ・オー・データ機器でfidataの開発を担当する北村氏いわく、以前からLAN DAC的な活用方法に関心は抱いていたとのこと。そこでRavennaなど、様々なプロトコルを検討していたタイミングで、Direttaが登場した。当初Direttaはスフォルツァート専用かと思ったものの、そうではないとわかり、さらに「最初からオーディオ用に作られたプロトコル」という点にも共感を抱いたという。

アイ・オー・データ機器 事業戦略本部 企画開発部 企画開発3課 主事 企画担当 北村泰紀氏

こうして、fidata Music Appをリリースした次の展開としてタイミングが良かったこともあり、まずはSoundgenicでテストが行われ、fidataへと開発が続いていった。現状に安住することなく、より良い製品を目指して進化を続けるfidataの姿勢は、筆者もいちユーザーとして実に頼もしい。

これまでDirettaは、専用ドライバーに対応したWindowsPCとの接続の場合のみ再生が可能だったが、fidataとSoundgenicがDirettaに対応してくれたことで、少なくとも「出力」の問題は払拭されたといえる。

現状ではDirettaに対応する製品が依然として少ないという問題はあるものの、とても大きな音質的メリットを感じるので、今後様々なメーカーからDirettaに対応するLAN DAC/DDCが登場することを期待したい。

(協力:株式会社アイ・オー・データ機器)

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