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日本での発売も近い?

AirPods Proも油断できない完成度! Amazonノイキャン完全ワイヤレス「Echo Buds」レビュー

2019/11/16 編集部:風間雄介
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アップルが「AirPods Pro」を発売したことで、にわかに話題となっている、ノイズキャンセリング機能を搭載した完全ワイヤレスイヤホン。実は少し前に、Amazonが同種の製品「Echo Buds」をアメリカで発売していたことはご存じだろうか。

Amazon「Echo Buds」。アメリカでの販売価格は129.99ドル

最近試したノイキャン完全ワイヤレスイヤホンの中では、総合的な完成度はAirPods Proが最も高いと感じていた。だが今回Echo Budsを使ってみたら、その仕上がりの良さに驚いた。

Echo Budsのアメリカでの販売価格は129.99ドル、対するAirPods Proは249.00ドルだ。半分近い価格でここまでの実力を備えているとなると、Echo Budsを選択する方もかなり多いだろうと感じた。その特徴、どんなところが優れているのか、またもう少し頑張って欲しい点も含め、AirPods Proとの比較も交えて紹介していこう。

AirPods Pro(奥)と比較した

デザインは良い意味で「普通」。悪目立ちしない

デザインは、いわゆる普通の完全ワイヤレスイヤホン、という印象。うどん型ではなく、耳のなかに収めるタイプだ。小型モデルが増えてきた現在の基準で言うとコンパクトとは言えないが、これだけの機能をこのサイズに収める技術力は大したものだ。

装着感はというと、これも一般的な完全ワイヤレスイヤホンと同等と考えてもらえばよいだろう。少なくとも私の耳にはぴったりフィットした。装着しづらい、脱落しやすい、着けていてストレスを感じるといった不満はない。

また本機には、3サイズのイヤーチップのほか、本体に装着するウイングチップも3サイズが同梱される。着けてみるとさらにフィット感が高まり、スポーツ時などにも安心して使えそうだ。ちなみに本機はIPX4の防沫性能も備えている。

3サイズのウイングチップも付属する

本体にウイングチップを装着したところ

充電ケースは、AirPods Proのそれに比べると一回り、二回り大きいが、それでも「大きくて使いづらい」と感じることは少ないはず。軽量なプラスチックが使われており、軽さにもこだわっているようだが、それほど安っぽさがない、巧みな仕上げだ。表面に指紋が付きづらいのも好印象。なお、ケース自体の充電はUSB microB端子で行う。

充電ケースを比較。右がEcho Buds、左がAirPods Pro

Echo Budsを設定するには?

設定していこう。マニュアルを見ると、スマホでAmazon Alexaアプリを起ち上げ、本体のケースを開くと、画面上にEcho Budsが検出されると書かれている。だがこの自動検出は、今回のテストではうまくいかなかった。まだ日本で発売されていないからかもしれない。

充電ケースの裏にある強制ペアリングボタンを押すと、アプリ上にEcho Budsが見つかった旨が表示され、言われたとおり手順を進めると、無事接続が完了。以降はほかのEchoやFireTVなどと同じく、Alexaデバイスの一つとしてアプリから管理できる。

アプリでEcho Budsを検出するとこのように表示される

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