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AVIOT「TE-BD21f」は“前人未到”、完全ワイヤレスイヤホン屈指のサウンドを聴く

レビュー:野村ケンジ/海上忍/折原一也

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2019年10月18日
日本人による日本人のためのサウンドとユーザビリティを追求する “AVIOT” から、完全ワイヤレスイヤホンでは初となるハイブリッド・トリプルドライバー搭載モデル「TE-BD21f」が登場した。発売直後に即完売するほど高い人気を誇り、VGP 2019 SUMMERではライフスタイル大賞にも選ばれるなどプロからも評価されている。そんな完全ワイヤレス市場の最注目モデルといえる「TE-BD21f」を、オーディオ評論家3名が試聴レビュー!ハイブリッドドライバーならではの音質の魅力を中心に紹介する。

完全ワイヤレス市場の最注目モデル!AVIOT「TE-BD21f」レビューをお届け

完全ワイヤレスで世界初!ハイブリッド・トリプルドライバー搭載の旗艦イヤホン(文:野村ケンジ)

“完全ワイヤレスイヤホンだからといって妥協しない上質なサウンド”を目指したというTE-BD21fは、なかなかに個性的なモデルだ。最大の特徴は、完全ワイヤレスイヤホンとして初めて「ハイブリッド・トリプルドライバー」を採用した点。BA型2基/ダイナミック型1基という、高級イヤホンばりの多ドライバー構成が搭載されているのだ。これだけでも貴重と言えるが、加えて2万円を下回る価格も実現しているのだから恐れ入る。

しかも、TE-BD21fはAVIOT製の完全ワイヤレスイヤホンの中でも、フラグシップに位置するモデル。そのため音質だけではなく、機能面でもいっさいの抜かりはない。

イヤホン本体はアルミをメインに、ローレット加工が施された無垢ジュラルミンを組み合わせ、3基のドライバーを搭載しつつもコンパクトなサイズ感を実現。質量5.4gという軽量設計で、良好な装着感を確保している。さらにIPX5の防滴性能を持ち、日常的な使用はもちろん、スポーツユースにも対応している。

3基のドライバーを搭載しながらもコンパクトなサイズを実現

クアルコム製の最新SoC「QCC3020」の採用と低消費電力設計により、最大7時間の連続再生を実現しているのも注目ポイントだ。音質重視の3ドライバー構成でこの長時間を確保するのは、かなりの作り込みが必要だったことだろう。また専用ケースからの充電も合わせると、最大28時間の連続再生が可能。まずバッテリー切れに悩まされることはない。

ケース充電と合わせて最大28時間も使える

充電端子は側面にUSB-Cを装備

さらにアンテナを新設計して、安定した接続性を確保。TWS Plus(TrueWireless Stereo Plus)にも対応しており、同じくTWS Plus対応のスマートフォンと組み合わせることで、より高い安定性/低消費電力を実現できるようになっている。ほかにも日本語音声ガイドの採用など、細部まで十分配慮された製品作りが行われている。

ちなみに、ほぼ同時発売されたスペシャルバージョン「TE-BD21f-pnk」にも注目したい。こちらはロックバンド・凛として時雨のドラマー、ピエール中野氏が監修したモデルで、本体デザインはもとよりサウンドも自ら調整を行っているのが嬉しい。音声ガイドにはアニメ『PSYCHO-PASS サイコパス』の常守朱(CV:花澤香菜)のボイスが採用されるなど、ただのコラボモデルとは一線を画すこだわりのある作り込みも特徴だ。


野村ケンジ氏の試聴レビュー「パワフルかつ繊細、巧みなチューニング」

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