防水で普段使いからスポーツまでカバー

竹ハウジングでオンリーワンの個性を放つ、House of Marley 完全ワイヤレスイヤホン「LIBERATE AIR」レビュー

土方久明

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2019年07月19日
2016年にヘッドホンジャックを省略した「iPhone 7」が登場したこともひとつの契機となり、Bluetoothヘッドホン・イヤホン市場は爆発的に拡大し、今もそれは続いている。音質を第一と考える筆者も、ケーブルレスの完全ワイヤレスイヤホンは開放感が段違いで、その使い勝手の良さには惹かれるのも事実。しかも最近は、各社が力を入れている分野ということもあり、その欠点とされてきた“音切れ”の問題も解消しつつある。

こうした背景の中、現在様々なブランドから完全ワイヤレスイヤホンが発売されている。市場に多数の製品が溢れ、どれを購入して良いか迷っている方も多いだろう。そんな人に注目してほしい1機種、House of Marley(ハウス・オブ・マーリー)の「LIBERATE AIR」をご紹介したい。

House of Marley「LIBERATE AIR」¥15,930(税込)

House of Marleyはこれまで、Bluetoothスピーカーやヘッドホン・イヤホン、アナログプレーヤーなど数多くの製品を展開しているが、いずれもウッド素材や再生プラスチックを多用するという「地球環境に配慮したデザイン・アイデンティティ」が特徴だ。

筆者は以前、同ブランドのBluetoothスピーカー「NO BOUNDS」をレビューしたが、コルクや再生プラスチックなど独特の質感を持つ素材を活かしたスタイリッシュなボディと、予想を上回る音質に好感を持った。

今回ご紹介する「LIBERATE AIR」は、同社ならではのデザイン・アイデンティティを受け継ぎながら開発された、ブランド初の完全ワイヤレスイヤホンである。

まずハウジングを構成する素材だが、これがいかにもHouse of Marleyらしさに溢れている。完全ワイヤレスイヤホンとしてはまず前例はないであろう、天然木の竹、アルミニウム、おがくずから作られた天然木繊維複合材と、ペットボトルから作られた「REWINDファブリック」がハウジングに複合的に使用されているのだ。特にシェルの部分は竹素材が露出しており、オンリーワンの雰囲気を出している。

天然木繊維複合材などエコ素材を用いて構成。ハウジング外側に採用された天然竹は、LIBERATE AIRならではの魅力だ

背面部。イヤーチップと、耳へのフィット感を高めるカバーが装備される

ドライバーは5.6mmのダイナミック型を搭載。Bluetooth規格はSBC/AACに加えて、高音質コーデックの「aptX」、低レイテンシーを実現する「aptX LL(aptX Low Latency)」にも対応する。さらにストロングポイントとして、BluetoothチップにはQualcommの最新チップ「QCC3020」が搭載されている。バッテリーライフも長く、連続再生時は最大9時間、付属の充電ケースと併用すると約32時間もの再生が可能だ。

5.6mmのダイナミックドライバーを搭載。イヤーチップはS/M/L各サイズを同梱、カバー部分は1サイズのみ

ハウジング側面に採用されたセンサーによりタッチコントロールが可能で、音楽再生、停止、曲送り戻し等が行える。さらにSiriやGoogle Assistantなどのボイスコントロール機能にも対応。本体は汗に強いIPX4防水性能も備えるなど、ここまで見る限り、完全ワイヤレスイヤホンに必要な機能をそつなく備えている印象だ。

まず製品を一目見て、美しい外観に感心する。ハウジングサイズは比較的小型で片側14gと軽量で、マッドブラックを基調としたサイドパネルに、天然の竹素材が見えるデザインがユニークかつ非常に美しい。他にはないこのデザインは、本機の大きな魅力だ。

手にすると非常に小型で軽量なのがわかる。側面には電源/ペアリング状態を表すLEDライトが備えられる

キャリングケースのデザインも凝っている。フタの上部はファブリックで覆われ、中央部にはレザー風の素材があしらわれている。そしてブランドロゴが刻まれた金属プレートが中央に配置。ケースを開けると、充電のクレードル部を竹素材のプレートが囲んでいる。ハウジング、ケースとも抜かりのない拘りのデザインだ。

ケースには充電の残量表示のLEDを装備。全体のデザインもスタイリッシュに仕上げられている

フタを開けると、イヤホン収納部の表面にも竹素材を採用。独特の雰囲気を醸し出している

迫力の低域と透明感ある中高域を両立。音切れも無く快適な使い心地

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