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【特別企画】使い勝手も音質も間違いのない完成度

ワイヤレスイヤホンの超有力選択肢! GLIDiCの完全ワイヤレス「TW-7000」/ネックバンド型「WS-5100」レビュー

公開日 2018/12/21 06:30 高橋 敦
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ネックバンド型イヤホンの強みを最大限活かした「WS-5100」

一方「WS-5100」は、ネックバンド型ワイヤレスイヤホンというスタイルを「音をまとう。時を楽しむ。」をコンセプトとして、見つめ直し、磨き上げたアイテム。完全ワイヤレスとも左右ワイヤー接続タイプとも違う、「ネックバンドスタイルならではの使いやすさを改めて突き詰めたモデル」だ。

「WS-5100」(ホワイト)

ネックバンドならではの使いやすさとして特に大きなポイントといえば、音楽を聴いていないときにケースに入れてカバンにしまったりしなくても、「首にかけたままにしておきやすい」ということだろう。

「WS-5100」はブラックとホワイトの2色展開

このモデルでは、「フラットかつ超柔軟で、つけっぱなしでも邪魔になりにくいネックバンド」「首から下げていてもイヤホン本体が暴れないように、左右のイヤホンの背面同士がマグネットでくっつく仕組み」といった工夫によって、首にかけている状態での使いやすさをぐっと向上させている。

左右のハウジングがマグネットでまとまるため邪魔になりにくい

もちろん装着感のよいネックバンドは音楽再生時にも嬉しいポイント。さらに、「マグネットでくっつけると電源自動オフ」という便利機能まで搭載し、電源をオフにし忘れることも防止。またバンドの柔軟性とマグネットでのまとめやすさは、ネックバンド式の弱点もカバーしてくれる。「ネックバンド式だけど収納性にも優れる」のだ。ネックバンドならではの快適さと、ネックバンドでありながら高い収納性を兼ね備えることに成功している。

XS/S/M/Lサイズのイヤーピースのほか、S/M/Lサイズのイヤーフィン「FREEBIT(R)」も同梱する

ケーブルには柔軟性のある素材を採用し、さらにマグネットによりぴたりとくっつくためコンパクトにまとめられる

イヤホン本体は、十分な口径を確保したダイナミック型ドライバーと、GLIDiCの象徴ともいえる金管楽器モチーフのアルミ筐体のコンビネーション。バッテリー周りも連続再生12時間、10分の充電で約5.5時間の再生が可能なFast Chargeと超余裕のスペック。フル充電にも27分しかかからないので、朝起きてから家を出るまでにだってフル充電できてしまいそうだ。BluetoothのコーデックはSBC、AAC、aptXに対応する。

高いフィット感と快適な装着性で長時間の使用でもストレスがない

音の印象としては、こちらももう普通に満足するしかないハイレベルさ。前述の通りイヤホン本体はGLIDiCの基本形ともいうべきものでその完成度は折り紙つきであり、そしておそらく、それをベースにこのモデルのワイヤレス回路などに合わせた最適化チューニングもされているはずだ。こちらとしては安心感しかないし、実際それに応えてくれるサウンドに仕上がっている。

GLIDiCの音作りはこれまでも、「中高域は硬すぎず柔らかすぎず、素直な感触でクリア。低域は量感的には普通からやや控えめで、高域の落ち着きによくフィット。全体に派手さに走らず、聴き続けたときの心地よさ重視」といった印象だ。

WS-5100もしっかりとその音に合わせられている。自然なボーカル、明瞭感のあるギターやシンセ、それらの下にすっと入り込む絶妙なポジショニングのベース。そういったバランスのおかげで、どんな音楽を聴いても違和感がない。

加えて「Bass Sound Mode」を搭載しており、オンにすると迫力重視の重低音強調サウンドも楽しめる。スマホを取り出してアプリを起動して……といった手順は不要で、本体マルチボタンの長押しでさっとオン/オフできるので、場面に応じて活用してほしい。

ネックバンド部に搭載するボタンから各種操作も可能

というように、WS-5100は完全ワイヤレス普及期にあえて「ネックバンド型ならでは」に着目し、その強みを生かした製品として注目に値するアイテムだ。



GLIDiCは現在のモバイルに最も通じているオーディオブランドのひとつだ。その彼らがいま提案するワイヤレスイヤホンは、なるほどと頷かされる方向性と、さすがの完成度を兼ね備えている。

2モデルとも間違いのないクオリティであり、だからこそ悩んでしまうものだが、どちらを手にとっても、後悔をすることだけはないはずだ。

(特別企画 協力:GLIDiC)

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