【特別企画】カジュアルに4K大画面を実現

14万円切り! いま最も手頃な4K/HDRプロジェクター、ViewSonic「PX727-4K」レビュー

山本 敦

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2018年12月14日


本体にはモノラルスピーカーも内蔵する。映像と音が1台で手軽に楽しめるので、テレビ番組やゲームを気軽に楽しみたい時などに重宝する。音量は0から10まで、1ステップ刻みで変更できる。背面にオーディオ出力も搭載しているので、音楽ライブ系のコンテンツをより良い音で楽しみたい場合には、外部スピーカーなどを拡張するのが良いと思う。

標準の状態でも視聴中に冷却ファンの音が騒々しく感じることはなかったが、静音性能をさらに高めるモードも搭載する。標準運転時の33dBに対して、「Ecoモード」は29dBまで、さらに静かな「サイレンスモード」は27dBまで騒音レベルを下げられる。ただしサイレンスモードを選択すると、同時に4K表示のコアであるXPRテクノロジーがオフになり、フルHD表示に切り替わることも覚えておきたい。なお非HDRの映像信号が入力されると自動的にSDR表示に切り替わる。

サイレンスモードではXPRをオフにする代わりに、駆動音をより小さくできる

また、静音レベルは標準と同等の33dBながら、輝度を少し落とすことでランプの平均寿命を約15,000時間に延長する「SuperEcoモード」も搭載。こちらはサイレンスモードと違い4K表示のままなので、自身の環境で試して問題ないようなら、積極的に選ぶことでより長くプロジェクターを使っていける。

自然な描写で明るさも十分、日中でも問題なく楽しめる

それではPX727-4Kの映像を視聴してみよう。視聴環境だが、夕暮れ時の薄暗いリビングルームで使うことを想定して、部屋の照明を少し残しながら暗くしている。本体に付属するリモコンはLEDバックライトを内蔵しているので、暗い場所でもボタンが光って迷わずに操作できる。

リモコンはボタンを押すと一定時間光る仕組みで、照明を落とした状態でも操作しやすい

映像モードは日中の標準の環境向けの「Standard」、やや照明を落とした暗めの部屋向けの「Movie」、輝度を最大限明るくした「Bright」がプリセットとして用意されているが、照明を明るくした場合でも映像鑑賞には「Movie」をベースとするのがオススメだ。

Ultra HD Blu-rayの映画は、全体を自然に上品なバランスに落とし込んでいる印象。『インターステラー』のチャプター10では、異星に降り立った宇宙船の翼に差し込む陽射しのきらめきを飽和させず、金属の質感を上手く残している。

UHD BDで映画鑑賞

人物の肌の色合いが少し浅いようにも感じるが、そのぶん自然な透明感が描けているところは本機の持ち味と解釈してよいだろう。肌の赤味は健康的で違和感がない。映像設定から明暗のバランスを調整すると、少し平坦に感じられる舞台背景の奥行き感も引き立ってきた。

アニメは『君の名は。』を確認した。映像モードは「Movie」をベースにしながら、やや色合いが大人しい印象を受けたので、映像モードのMovie Proに入って「カラーエンハンス」を少しだけ強調した。そうすると『カタワレドキ』の空の色に深みが増して、奥行きにぐんと立体感が生まれた。色のグラデーションが自然に移ろいゆく様子が楽しめる。

アニメ作品の鑑賞はPX727-4Kと相性が良い

Amazon Fire TV Stickを接続してテレビドラマ『電影少女』もチェックしてみた。4Kアップスケーリングの機能は搭載していないので、やはり解像度は物足りないところもあるが、肌の質感は無理なく自然に描かれる。この映像の明るさは、日中の大画面スポーツ観戦やテレビ番組の視聴にも十分な性能を備えていると思う。

VODサービスを利用すれば様々なコンテンツを気軽に大画面鑑賞できる

ViewSonic「PX727-4K」は、設置もシンプルで映像の追い込みもできる、4K/HDRプロジェクターのエントリー機として納得できる性能を持っていた。本機を導入することで手軽に実現できる4K大画面が、家族で過ごす時間を華やかに彩ってくれるだろう。

(特別企画 協力:ビューソニックジャパン株式会社)

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