HOME > レビュー > “ジャパンチューン”で8,250円! AVIOT「TE-D01a」はガチでハイコスパな完全ワイヤレスイヤホンだった

【特別企画】より安価なTE-D01cとも聴き比べ

“ジャパンチューン”で8,250円! AVIOT「TE-D01a」はガチでハイコスパな完全ワイヤレスイヤホンだった

2018/10/12 折原一也
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
日本人による、日本人のためのイヤホンとして、バリュートレードが展開するAVIOTブランドの完全ワイヤレスイヤホン「TE-D01a」。8,250円(税別)という価格で発売された。

「TE-D01a」

アンダー1万円が主戦場となり始めた完全ワイヤレスイヤホン市場の激化には驚かされるが、AVファンにとっては値段ばかりではなく、モノとしての作り込み、そして音質が重要なのは言うまでもないこと。

では、ずばりアンダー1万円のTE-D01aの実力はどうなのか? AVIOTから同時に発表されたネット専売6,980円(税込)という「TE-D01C」(レビュー記事はこちら)との違いも合わせて、本機をチェックしていこう。

フィット感を高めて作り込まれた「TE-D01a」専用筐体

TE-D01aは、クアルコムのチップセット「QCC3001」を搭載した完全ワイヤレスイヤホン。Bluetoothのバージョン5.0で、コーデックはSBCとAACに対応する。

実際にケースから取り出し手に取ってみると、耳の内側の形に密着してフィットする作り込まれたデザインで、ハウジングの外見もマットな質感。本体に搭載の操作ボタンはタッチ式ではなく、ポチッと押し込めるタイプだ。

付属アクセサリも豊富で、装着性を高めるイヤーウィングがブラックとグレーの2色に対してS/Lの2サイズと合計4つが付属。実際に装着してみると、耳へのフィット感、そして遮音性を重視したモデルであることが分かる。IPX4の防滴にも対応と、低価格完全ワイヤレスとしての作り込みは異例。TE-D01cとは、まず外見の形状からまったく別モノなのだ。

「TE-D01a」(左)と「TE-D01c」(右)。本体と充電ケースともにデザインが異なっている

充電ケースのデザインもまったく異なっており、TE-D01aはイヤホン筐体と同じくマットなブラックで、86×45×26mmの薄型で幅広なタイプ。バッテリーケースの質量は42.4gで、持ち運びやすさは文句ナシ。音楽再生時のバッテリー性能はイヤホン単体で最大4.5時間、バッテリー内蔵の専用充電ケースとの組み合わせで最大16時間をサポートしている。

イヤーフィンをS/Lの2サイズ付属

フィット感、装着感ともに良好

実際にスマホとペアリングしようと充電ケースから取り出すと、 “電源オン” と日本語の女性ボイスでガイドしてくれる。女性ボイスによる日本語ガイダンスという点はTE-D01cも同じだが、ボイスを担当している声優さんが異なり、TE-D01aはいわゆる “アニメ声” の可愛らしいボイスを聞かせてくれる。 “ペアリングしています” “接続しました” も、ほかのイヤホンではあまり聞けないほど、声優さんの感情が伝わってくる。

なお、ボイスを担当されている声優さんは明かされていないが、発売元のバリュートレードによると『アズールレーン』などでボイスを担当している声優さんであるとのことだ。

カラーバリエーションはブラック/ブルー/レッドの3色展開

イヤホン本体によるボタン操作は、ペアリングがケースからL側を取り出して7秒間の長押し。そしてL側が再生系の操作、R側が1回押しで音量ダウン、2回押しで音量アップだ。説明書を見なくとも、すぐに使いこなせるようになるだろう。

本体に操作ボタンを搭載

大真面目にフラットを追求した「Japan Tuned」サウンド

それではTE-D01aのサウンドをチェックしていこう。なお、試聴曲はTE-D01cと揃えているので、音質差が気になる人は合わせてTE-D01cのレビューも参照してほしい。

次ページより安価な「TE-D01c」との違いは?

1 2 次へ

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック: