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【特別企画】イヤホン単体で8時間のスタミナも実現

満を持して登場! オーディオテクニカの完全ワイヤレスイヤホン「ATH-CKS7TW」を聴く

2018/07/11 折原一也
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イヤホン単体で8時間、充電ケースと組み合わせて20時間の圧倒的バッテリー性能

完全ワイヤレスイヤホンとして圧倒的なアドバンテージとなるのが、本体のみで最大約8時間の再生が行えるバッテリー性能だ。充電ケースはフル充電状態で1.5回分のイヤホン充電(12時間相当)が行えるため、充電ケースを併用することで最大20時間のリスニングが行える。他社製品と比較しても突出したスタミナ性能だ。

イヤホン単体で8時間、充電ケースを含めて20時間というバッテリー性能を実現した

イヤホンのみで最大8時間という再生時間は、左右イヤホンにそれぞれ内蔵されているDC3.7Vリチウムポリマー電池、そして低消費電力によって実現されたもの。バッテリーの持ちの短さと充電の手間は完全ワイヤレスイヤホンの弱点だったが、ATH-CKS7TWはそれを見事に克服したわけだ。

こちらはシャンパンゴールド色の充電ケース

連続8時間駆動となれば、飛行機の長距離フライトのようなシーンでも安心して音楽が聴ける。充電ケースも質量75gと一般的なサイズに収まっており携帯性も文句なし。合計20時間のリスニングできるなら、使い方によっては1週間以上充電なしでも大丈夫だろう。完全ワイヤレスイヤホンの便利さと引き替えに充電の手間を被ることがなくなるのは何よりうれしい。

BluetoothはVer.5.0に準拠しており、左右のイヤホン接続にもBluetoothが用いられるプロファイルはA2DP、AVRCP、HFP、HSPをサポート。コーデックはSBCに加えて、iPhoneとの組み合わせで高品位な再生が行えるAACにも対応する。

快適かつ外れにくい装着性も実現

前述したようにサイズは完全ワイヤレス機の中で大型の部類に入るが、実際に手にとると想像したより軽く、質量は片側8g(左右共通)。装着してみると見た目以上にフィット感が高く、耳への収まりも良い。この装着性の良さは、耳の形状を考慮してノズル部が適度な長さを確保していることに加え、装着時に耳の外側に位置する“電気エリア”も重量バランスが考慮されているのだろう。

ATH-CKS7TW(ブラック)を装着したところ

こちらはシャンパンゴールド色を装着したところ

なお、装着すると “重さ” はほとんど感じない。4サイズ用意されているイヤーピースを自分に合ったサイズへと交換するだけで、頭を振るように動かしてみてもズレたりすることはなかった。

また、“電気エリア”が耳の外側に露出するようなかたちになるわけだが、冒頭で述べたデザイン性の高さがここで活きる。その丸みを帯びたデザインは、適度に存在感を発揮しつつ、ファッションとも上手く調和してくれる。例えば今回筆者がチョイスしたレッドだと、ワンポイントで上手くアクセントにもなる。ブラックやシャンパンゴールドならシックな服装とも上手く調和するはずだ。ファッションアイテム的に積極的に取り入れられるところも、SOLID BASSのモデルならではと言える。

コーデックの変更も行える設定アプリを用意

ATH-CKS7TWの設定変更などが行えるスマートフォン向けアプリ「Connect」も、本機の発売と同時にリリースされる予定だ。このアプリからは、ATH-CKS7TWがどのコーデックで接続されているかを確認したり、電池残量を表示したりすることができる。

「Connect」アプリのホーム画面(画面は開発中のもの)

コーデックやボタンのアサインなどをカスタマイズする画面(画面は開発中のもの)

また、アプリからATH-CKS7TW本体の各操作ボタンへの機能の割り当てを変更することも可能。コーデックの切り替えがアプリから行えるのもうれしい。

イヤホンを紛失した際に、最後に接続した場所を表示することもできる(画面は開発中のもの)

初心者向けの各種ガイドや、よくある質問が参照できるFAQもアプリから確認できる。さらには、製品を紛失した際に最後に接続していた場所を地図上で表示することも可能だ。

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