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【特別企画】将来も安心な理由とは

CDも高音質、UHD BD再生にも対応! いま外付けドライブを選ぶならパイオニア「BDR-XD07J-UHD」

2018/06/22 山之内 正
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最近のノートPCは携帯性を重視し、光ディスクドライブを省略するケースが増えているが、CDリッピングなどの用途でドライブを使うこともあるので、やはり手元に1台は置いておきたいという人が多いと思う。外出先で使う予定があるときも、軽くスリムなポータブル型ドライブなら邪魔にならず、手軽に持ち歩ける。

ドライブの性能はどれも同じと考えがちだが、実はこの分野でも技術革新が進んでいて、製品による性能や機能の違いは小さくない。どうせ買うなら付加価値の高いドライブを選びたいという人のために、最先端技術を投入した注目モデルを紹介しよう。

パイオニアの「BDR-XD07J-UHD」(公式サイト)は、光ディスクドライブの豊富な開発経験を持つ同社の技術をふんだんに投入した、スリムなポータブル型BD/DVD/CDドライブだ。

パイオニア「BDR-XD07J-UHD」

このドライブは、ピックアップからパイオニアが独自に設計・製造している。またドライブのサイズはCDジャケットサイズを実現しており、これもパイオニア製ならではのことだ。

他社製ドライブはPCに内蔵することを前提にしているので、内部インターフェースがUSBではなく、変換アダプターが必要になる。このため、ジャケットサイズぴったりには作れない。一方のBDR-XD07J-UHDは外付けドライブ向けに、インタフェースがUSBとなっており、アダプターを内蔵する必要が無い。このためCDジャケットサイズが実現するというわけだ。

CDケースサイズを実現できたのもパイオニア製ドライブならでは

そのほかにも数多くの特徴があるが、CDリッピング用にドライブを探している音楽ファンなら、独自技術「PureRead」の存在が気になるはずだ。改良を重ねながら世代を重ねて最新バージョンはPureRead3+に進化。もちろん本機もそれに対応している。

また、Android端末から専用アプリで本機を操作し、PCレスでCDをリッピングする機能も利用できる。さらに、バンドルされた再生ソフトを用いてUltra HD Blu-ray(UHD BD)も再生できるので、PCの高精細モニターで4Kコンテンツを楽しみたい映画ファンにもおすすめだ。

接続端子にも触れておこう。本機はUSB Type-Cに対応している。USB Type-Aのケーブルに加え、USB Type-Cの変換ケーブルを付属しているのだ。最近ではMacをはじめ、WindowsでもUSB Type-Cを搭載したPCが増えているが、買ってすぐにそれらと接続できるのは嬉しい。

USB Type-C端子にも対応している

パイオニア製ドライブといえば「PureRead」。その音質を探る

まずはオーディオファンにとっての目玉機能である「PureRead」に注目しよう。動作原理を簡単に説明すると、CDリッピング中にエラーを検出したとき、データ補間を行う前に再読み取りを実行する機能である。リトライによって正しいデータを読み込めた場合は、エラー訂正による補間が招く音質劣化を未然に防ぐことができ、原音に忠実なリッピングが可能になる。

「PureRead」のイメージ

マスターとパーフェクト2つのモードが用意され、ユーティリティソフトの設定メニューから選ぶことができる。後者は一定回数のリトライを行ってもデータを読み込めなかった場合にリッピングを中止するモードで、データの完全性を重視する人向けの設定だ。

本ドライブは最新のPureRead3+に対応しており、読み取りできない場合に新アルゴリズムによる再読み取りを行って、読み取り精度をさらに向上させるなど、着実な進化を遂げている。

PureReadのマスターモードをオンにした状態で、iTunesを使ってCDをリッピングし、実際に音を聴いてみた。

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